「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

        与謝野馨氏の新党への布石

2010-04-07 06:45:36 | Weblog
与謝野馨・平沢赳夫"連立党”が10日にも旗上げとのこと。これに先だってその
準備会合が石原慎太郎・東京都知事をまじえて東京・渋谷のイタリアン・レストラ
ンであった。赤坂の料亭ではなくて、イタメシ屋とは一見目新しいが、集まった面
々は、アラセブン(70代)ばかりで、新味を感じさせない。

永田町きっての碁打ちだという与謝野氏のことだから囲碁での布石の大切さは十
分ご承知のことと思う。布石は野球に例えれば、プレイボールから3回までのよう
なもの。その後の勝負に大きく影響してくる。与謝野氏が師と仰いでいた故藤沢秀
行名人は"序盤50手までなら日本一”といわれていたが与謝野氏の布石はどうか。

新聞報道によると、氏がかって秘書をしていた中曽根康弘・元総理(92)や渡邉恒
雄読売新聞グループ本社会長・主筆(84)それに石原慎太郎都知事(76)に挨拶し
青木幹雄・自民党・元参院議員会長(75)と連絡をとっているようだが、先に離党した
鳩山邦夫氏は避けて通った。

後期高齢者の僕にとっては、新党の面々は世代が近く、民主党の鳩山総理などに比
べれば親しみがあり、日本の将来を託せる面々と思うが、若い世代はどうなのだろう
か。それに僕がみても新味がないし、魅力がない。また外見が病身にみえる。

与謝野氏が中盤から終盤にかけていかに寄せて行くか期待しているが、心配なのは
自民党である。僕個人としては、新党を結成するエネルーがあるのならば、自民党に
残り一致団結して、今の破局状態の政治の解決に当たって貰いたかったのだが。