今日は桃の節句、ひな祭り、後期高齢者の夫婦二人だけで形だけのお祝いをした。
腰の痛みを警戒して二人とも二階の屋根裏に収納してあるひな人形を下ろす元気
がない。そこで老妻が数年前、廃材を利用して彫った「碑文谷彫り」のひな人形の
板をバックに、買ってきた”桜餅”と"ひなあられ”を供えて昔を偲んだ。(写真)
”灯りをつけましょうぼんぼりを”-で始まる童謡「うれしいひな祭り」(山野三郎作詞
河村光陽作曲 昭和11年)のような、あでやかな感じのする「ひな祭り」は、もう都会
では少なくなってきた。集合住宅では昔のような三段も五段もあるひな人形を飾るス
ペースがないのである。
テレビを見ていたら、あまりなじみのない”つるしびな”が流行しているみたいだ。カラフ
ルな、いろんな形の人形を上から吊るし、親子が手をあわせて何か願いことをしている。
"テルテル坊主”への願い事と同じ。昔の「ひな祭り」では、見られなかった風景である。
お内裏さまも三人官女も五人ばやしのない。金の屏風もぼんぼりの灯りもない。白酒も
三色の菱餅も金華糖の鯛のお飾りも供えていない。昭和の「ひな祭り」も遠くなってきた
ものだ。”つるしひな”流行の裏に”まさか”お内裏さま”や”三人官女”に対する変な偏
見があるとは思いたくはないが、昔から伝統の”ひな祭り」の行事が消えて行くのは寂
しい。
腰の痛みを警戒して二人とも二階の屋根裏に収納してあるひな人形を下ろす元気
がない。そこで老妻が数年前、廃材を利用して彫った「碑文谷彫り」のひな人形の
板をバックに、買ってきた”桜餅”と"ひなあられ”を供えて昔を偲んだ。(写真)
”灯りをつけましょうぼんぼりを”-で始まる童謡「うれしいひな祭り」(山野三郎作詞
河村光陽作曲 昭和11年)のような、あでやかな感じのする「ひな祭り」は、もう都会
では少なくなってきた。集合住宅では昔のような三段も五段もあるひな人形を飾るス
ペースがないのである。
テレビを見ていたら、あまりなじみのない”つるしびな”が流行しているみたいだ。カラフ
ルな、いろんな形の人形を上から吊るし、親子が手をあわせて何か願いことをしている。
"テルテル坊主”への願い事と同じ。昔の「ひな祭り」では、見られなかった風景である。
お内裏さまも三人官女も五人ばやしのない。金の屏風もぼんぼりの灯りもない。白酒も
三色の菱餅も金華糖の鯛のお飾りも供えていない。昭和の「ひな祭り」も遠くなってきた
ものだ。”つるしひな”流行の裏に”まさか”お内裏さま”や”三人官女”に対する変な偏
見があるとは思いたくはないが、昔から伝統の”ひな祭り」の行事が消えて行くのは寂
しい。