「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

           学習院の"学級崩壊”

2010-03-06 05:54:52 | Weblog
学習院初等科2年に在学中の皇太子殿下ご夫妻の長女、愛子さまが今週初めから
登校時に腹痛や強い不安を訴えほとんど登校していないとのこと。そしてその背後
には同学年の複数の男子生徒の乱暴の行動があるようだ、と宮内庁の野村一成東
宮大夫が定例の記者会見で明らかにした。これを受けて学習院の東園基政常務理
事も記者会見して、かって一部生徒に乱暴行為があったが、今はないと否定した。

愛子さまのご病気は心配だが、この年頃にはありがちなこと。僕は野村東宮大夫がわ
ざわざ記者会見で発表すべき問題ではない。学習院に直接、事情を聴き対策をとるべ
きではなかったかと思う。このような問題は、公にすれば格好の週刊誌の材料である。後
で調べて判ったのだが、学習院の"暴力”は、すでに昨年11月「サンデー毎」が”愛子さん
が危ない、学習院の学級崩壊”と報道されていた。

学習院の東園理事の話では、男の子の乱暴行為とは教室でカバンを投あったり、廊下を
猛スピードで走ったり大声をあげたりすること。「サンデー毎日」による暴力行為は、女の子
の首に席の後から鉛筆で突ついたり、縄跳びの繩を振りまわす行為だ。僕が戦前、小学生
であった頃は、日常みられた風景だ。先生も注意しても聞かない生徒があれば、バケツに
水を入れ、廊下の隅に立たせたりした。学級崩壊など起きなかった。

あんまり大騒ぎすることはない。愛子さまの周囲も”帝王学”の一環だ。世の中にはいろんな
人間がいることを愛子さんにお説きすれば、お解かりなることだ。まだ小学校の低学年である。
学校もあまり神経質になる必要はない。ただし規律はきちんと厳しくしつけるべきである。