安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ウルップソウに出会えた硫黄岳(2,760m)登山(前編)【桜平~夏沢峠~山頂】

2023-06-20 19:30:00 | 登山・ハイキング

6月18日(日)に花を観にAさんと硫黄岳に登りました。梅雨の時期ですが、好天に恵まれ、眺望もよく、また、花の方も、ウルップソウやキバナシャクナゲに出会えて、良いタイミングでした。

硫黄岳山荘を過ぎて、横岳方面に散策をし、それらも含めて面白い山歩きでした。写真を撮ったり、眺めを楽しんだりのゆるゆるペースで、歩行時間は、約7時間でした。

【行 程】

桜平登山口 5:20 → オーレン小屋 6:37-50 → 夏沢峠 7:16-20 → 山頂 8:18 → 硫黄岳山荘 8:48 -9:46(休憩、高山植物園鑑賞) → 横岳までの途中 10:14-25  

硫黄岳山荘 11:11-35 → 硫黄岳山頂 11:59 → 夏沢峠 12:50-13:01 → オーレン小屋 13:28-13:33 → 登山口 14:33

(桜平登山口~夏沢峠)

登山口。5時20分と早いスタートです。車は、一番奥の駐車場に入れられました。

夏沢鉱泉。ここで登山届提出。

多分、キバナノコマノツメ。夏沢鉱泉~オーレン小屋の間も花がたくさん観られました。

多分、ツバメオモト。→ 間違いで正しくは、オサバグサです。きまぐれ親父さんから教えていただきました。(追記)

登山道は沢に沿っています。

橋の上から沢の上流を撮影。この地点は、いかにも八ヶ岳という眺めで、足が止まります。

アップ。

コイワカガミは、あちらこちらに。

オーレン小屋に到着。

Aさんにいただいた、栄養補給ドリンク。

しばし、休憩後、夏沢峠に向かいます。

登山道は、よく整備されています。

登山道上には、蛇篭が目立ちます。崩落を防ぐと同時に、降雨時の水量増に備えてでしょうか。

夏沢峠到着。ここまでくると、硫黄岳が良く見えます。

(夏沢峠~硫黄岳山頂)

歩き出してしばらくは、樹林帯の中です。

コミヤマカタバミ?。花の色がカラフルで、撮影。

下の方は、ジグザグに登って行きます。

最初のケルンに到達。

振り返ってみると、真ん中あたりに高校生の集団登山の一行がいます。下の方で、先に行かせていただきました。

右斜面のハイマツ帯にキバナシャクナゲがありました。八重咲のキバナシャクナゲは珍しく、八ヶ岳のものは国の天然記念物に指定されています。この先にもキバナシャクナゲはたくさんありましたが、ヤエキバナシャクナゲは、注意していなかったので、今回見ていないと思います。

キバナシャクナゲの群落。

頂上手前のケルン。

もうじき山頂です。

山頂到着。さすがに好天の日曜日で、撮影待ちの行列ができていました。

後編に続きます。後編では、ウルップソウ、硫黄岳山荘での休憩、横岳の手前、下山の様子などを記します。引き続きご覧いただければ幸いです。


外山安樹子(p)トリオ・ライブ (6月17日  蓼科山麓「ピラタス2」)

2023-06-19 19:30:00 | ジャズライブ

6月17日(土)に、蓼科山麓の「ピラタス2」で、外山安樹子トリオのCD「Moving Again '19→'23」の発売記念ライブが開催されたので、聴いてきました。

外山安樹子トリオの演奏写真。

(メンバー)

ピアノ:外山安樹子
ベース:関口宗之
ドラムス:秋葉正樹

(曲 目)

1  まっすぐに (外山安樹子)
2  Back and Forth (外山安樹子)
3  ATB (外山安樹子)
4  Here's to Life (Artie Butler)
5  It Don't Mean a Thing (Duke Ellington) ~ Night and Day (Cole Porter)~ Sing, Sing, Sing (Louis Prima)

〈休憩〉

1  (不明)
2  This Must Be the Place (外山安樹子)
3  Pure Imagination (Anthony Newley)
4  The Girl From Ipanema (Antonio Carlos Jobim)
5  Blues Discovery (外山安樹子)
6  Our Love is Here to Stay (George Gershwin) 【アンコール曲】

(感想など)

作曲を多く行っているジャズ・ピアニスト、外山安樹子さんのライブを聴きました。今回は、ピアノトリオ結成15周年記念で出したCD「Moving Again '19→'23」のレコ発ライブなので、演奏はその中の曲が中心でした。

トリオの3人は、15年も一緒にやっていて、息があい、ベースやドラムスのソロなどは、各人に任せているそうです。外山さん作曲のものでは、「Back and Forth」が、ミディアムテンポの寛いだナンバーで、関口さんのベースサポート、秋葉さんのブラシ演奏も心地よく、気に入りました。

スタンダード曲もいくつか演奏され、アンコールでやった「Our Love is Here to Stay」がちょっとグルーヴィーで、記憶に残りました。今回発売されたCDではありませんが、スタンダード曲の演奏が良かったので、同曲や「Yardbird Suite」、「Love Letters」が収録されたCD「Letters」を会場で購入しました。

(演奏写真)

外山安樹子(p)
ホームページ:外山安樹子official - 【公式】JAZZ PIANIST AKIKO TOYAMA 外山安樹子 (jimdofree.com)

   

メンバー紹介や曲の説明を行っているところです。

   

関口宗之(b)
ホームページ:Home - Bass Player 関口宗之 (jimdofree.com)

秋葉正樹(ds)
ホームページ:秋葉正樹オフィシャルホームページ (tumblr.com)

(今回発売されたCD)

 

(当日会場で購入したCD)

  

 

【ピラタス2】

住所:長野県茅野市北山4035-2148 蓼科高原ピラタスの丘
電話:0266-67-4150
ホームページ:天空のライブハウス「ピラタス2」蓼科高原ピラタスの丘 素泊りの宿 (p-pilatus.jp)


アラン・スキドモア「TCB」、久しぶりの「パウゼ安曇野」。

2023-06-18 20:26:55 | テナー・サックス

久しぶりに、ジャズが流れる喫茶店「パウゼ安曇野」に寄りました。オーディオ装置に変化はなく、真空管アンプがなかなか良い感じとのことで、ゆったりと音楽が流れていました。ゆったりと聴いたアルバム。

ALAN SKIDMORE (アラン・スキドモア)
TCB (PHILIPS 1970年録音)

   

イギリスのアラン・スキドモア(ts, 1942年生)は、ジョン・コルトレーンの影響を受けたテナー・サックス奏者で、活動期間が長く、アルバムも多数発表していますが、トニー・レヴィン(ds)が加わった本作が好きで、たまに聴いています。

メンバーは、アラン・スキドモア(ts)、マルコム・グリフィス(tb)、ジョン・テイラー(p, elp)、クリス・ローレンス(b)、トニー・レヴィン(ds)。曲目No5~7に、ジョン・サーマン(ss)、マイク・オズボーン(as)が加わっています。

曲目は次のとおり。

1  Jack Knife (John Serman)
2  Lantern Wood (Warren)
3  One On One Off (Warren)
4  T. C. B. (Alan Skidmore)
5  Walk in and Dance Out (Mike Osborne)
6  A. J. (John Serman)
7  And Think (John Taylor)
参加メンバーのアラン・スキドモアが1曲、ジョン・サーマンが2曲、マイク・オズボーンとジョン・テイラーが1曲ずつと、5曲の出自はわかるのですが、2曲を提供している「Warren」さんがどんな方かわかりません。でも、彼の作った「Lantern Wood」と「One On One Off」は佳曲です。

切れ味のよいリズムセクションに乗って、アラン・スキドモア(ts)らの刺激的なプレイが楽しめます。「Jack Knife」から、トニー・レヴィン(ds)の疾走するドラムスがかっこ良く、ジョン・テイラー(p)のソロも興奮もの。「Lantern Wood」は、バラードで、スキドモア(ts)のプレイに叙情味が溢れ、ちょっとウェイン・ショーターを想い起こしました。「One On One Off」はハイライトといってよく、不穏な出だしや、スキドモアの息の長いフレーズが印象に残ります。

   

(参考)

アラン・スキドモア alan skidmore youtube 

 

【パウゼ安曇野】

住所:長野県安曇野市豊科南穂高353−9
電話:0263-31-6996
営業:水~金 10:00~19:00 土日祝 9:00~18:00 定休日:月・火
ホームページ:パウゼ安曇野(Yahoo!ロコのページ、口コミが掲載されています)

お店の前から北アルプス方面。

外観。

店内

珈琲。ブラジルをまず注文、あとで、モカをもらいました。どちらもストレートです。

   

スピーカー:、JBL4344M

チェット・ベイカーのアルバムがかかりました。

上の真空管アンプは、五加音響研究所製のプリメインアンプです。パウゼ安曇野のスピーカーにあわせて、設計製作されたオリジナルです。五加研究所のホームページ:五加音響研究所 ラントシャフト (localinfo.jp)

営業時間。ただし、マスターは、シニアのサッカーチームに属しているので、サッカーの試合に出かけることがあり、臨時休業になることが、たまに、あります。


長野駅前の老舗「宴席 油や」で、蕎麦会席の会食。

2023-06-17 19:30:00 | グルメ

先日、長野駅前の「宴席 油や」で、会食を楽しみました。油やは、天保4年(1833年)創業の老舗ですが、長野駅周辺でもよく知られていて、利用することが多いお店です。

お料理は、蕎麦会席で、蕎麦団子や蕎麦寿司など蕎麦のいろいろをお酒とともに楽しみました。同じビルの一階には、食堂の「油や」があり、地元や観光のお客様に利用されています。話も弾み、楽しい一時でした。

長野駅善光寺口にある、ペデストリアンデッキからお店が入っているビル(正面)を撮影。

右手には、バス乗り場など。

ビルの一階には、同じ経営の「そば亭 油や」があります。こちらは、食堂といった感じで、昼食やちょっとした飲み会に使えます。

「宴席 油や」入口。9階です。

掘りごたつ式の部屋に案内されました。

本日のお品書き。

蕎麦団子串、そば煎餅。

馬刺し。結構美味しかったです。

鍋ですが、蕎麦のすいとんが入っています。

蕎麦寿司。三杯酢でいただきます。懐かしい味でした。

蕎麦寿司のアップ。

茶碗蒸し。蕎麦の実餡かけです。

蕎麦の実ばかりでなく、下の卵部分なども良い品物でした。

天ぷら。海老と野菜です。

ミニもりそば。

もりそばアップ。お酒もすすみました。締めにちょうど冷たくて良かった。

【宴席 油や】

住所:長野県長野市末広町1355-5 ウェストプラザ長野
電話:026-226-6761
ホームページ:長野駅前 油や | 信州そば・宴席料理 (n-aburaya.com)


山関連の2冊、湊かなえ「山女日記」、鈴木みき「日帰り登山のススメ」。

2023-06-16 19:30:00 | 読書

最近読んだ山関連の、湊かなえ著「山女日記」(幻冬舎文庫)と鈴木みき著「日帰り登山のススメ」(講談社文庫)が面白かったので、感想などを記します。

湊かなえ著「山女日記」

   

表紙

(感想など)

帯は少し古いものですが、この小説はドラマ化されています。実は、唐松岳登山の途中で、工藤夕貴さんがロケをやっているところに遭遇したことがあります。DVDがレンタルできれば、観てみようと思います。

内容については、悩める女性が山登りに行って、気分を変えたり、解決策を見出していくといったもので、目次は、登った山の名前になっています。「槍ヶ岳」をはじめ、登山の様子もよく書けています。

僕は、出会う景色や高山植物が面白く、体力的にも余裕がないので、彼女らのように「思い」をもって歩くことはないので、若干の違和感もありました。けれども、人によっては、ありそうな気もします。

(帯にある概要)

   

(目 次)

(著者略歴)

 

鈴木みき「日帰り登山のススメ」

   

表紙

(感想など)

入門者向けの漫画(イラスト)本で、登山の装備や出かける山の選び方などが、楽しく学べます。僕が一番興味を持ったのは、第3章の日帰りできる「オススメ山」でした。

「らくらく絶景ロープゥエイ登山」で登場する、富山県の「室堂平」に入ったことがないので、是非行きたい場所です。鈴木さんは、室堂平について、『たぶん、ここは天国だと思う』と記しています。

「登るたび新発見 お百度登山」もなるほどと感心しました。「白馬の山小屋で働いていたときは、同じ山にくり返しくり返し登っていました」と記載があり、何度も上るのもよさそうです。その、白馬岳へ行きたい。

(概要)

   

(登るたび新発見 お百度登山のページ)

   

(お百度登山で紹介している山の一部)

(著者略歴)

   

【ブログ 鈴木みきのとりあえず裏日記(アメーバブログ)】

鈴木みきのとりあえず裏日記 (ameblo.jp)