安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

デューク・ジョーダン「TRIO & QUINTET」、長野市のジャズカフェ「ミュージシャン」で軽食。

2023-06-01 19:30:00 | ピアノ

長野市のジャズカフェ「ミュージシャン」がリニューアルオープン(その記事へのリンク)しましたが、先日、早めに行き、新しいメニューのチキンカレーをいただきました。最近、新たに購入したレコードです。

DUKE JORDAN (デューク・ジョーダン)
TRIO & QUINTET (SINGAL 1955年録音)

   

デューク・ジョーダン(p, 1922~2006年、1978年以降デンマークに居住)は、1973年からデンマークのSteeplechaseレーベルで多くの作品を作っていて、「Flight to Denmark」など同レーベルに代表作もありますが、昔のものも捨てがたく、1955年録音の本作は、よく聴いていました。

メンバーは、デューク・ジョーダン(p)、パーシー・ヒース(b)、アート・ブレイキー(ds)。曲目のNo. 6~10(レコードのB面)に、セシル・ペイン(bs)とエディ・バート(tb)が加わっています。

曲目は次のとおり。

1  Forcast (Duke Jordan)
2  Sultry Eve (Duke Jordan)
3  They Can't Take That Away From Me (George Gershwin)
4  A Night in Tunisia (Dizzy Gillespie) 【チュニジアの夜】
5  Summertime (George Gershwin)
6  Flight to Jordan (Duke Jordan)
7  Two Loves (Duke Jordan)
8  Cu-Ba (Cecil Payne)
9  Yesterdays (Jerome Kern)
10  Scotch Blues (Duke Jordan)
デューク・ジョーダン作が5曲、セシル・ペイン作が1曲、あとの4曲は、ガーシュイン作などの有名スタンダード曲。ジョーダンは、作曲家としても優れていて、ここで聴かれる「Flight to Jordan」や「Two Loves」など印象に残る曲を作っています。

デューク・ジョーダン(p)は、1947年にチャーリー・パーカーと共演し、以降、ソニー・スティット=ジーン・アモンズやスタン・ゲッツのグループで演奏してきただけに、1955年の本作録音時点で、魅力的なオリジナル曲も書き、演奏スタイルも独自のものがあるように思います。トリオでの演奏では、ジョーダン(p)は軽快かつ優雅にスイングしていて、「Forcast」や「They Can't Take That Away From Me」あたりがよく、カルテットの演奏では、全体に管楽器奏者に元気がありませんが、セシル・ペイン(bs)をフューチャーした「Yesterdays」は 、悪くありません。

   

聴いているのは、最近購入した、サヴォイから再発されたレコードで、意外に音が良いです。持っていた日本盤レコードは手放しました。

(参考)本作から、「Flight to Jordan」が聴けます。

Duke Jordan Quintet - Flight to Jordan - YouTube

 

【MUSICIAN(ミュージシャン)】

住所:長野県長野市権堂町SSK会館 2F
電話:026-234-2623
営業時間:13:30~22:00 
定休日:日曜と月曜 (祝日も通常営業します)
ホームページ:長野市権堂のジャズバー『ミュージシャン』 (jazz-musician.net)

建物外観。正面から撮ってみました。この2階がお店です。

入口

店内。カウンター。

座った席です。早い時間なので、他にお客様がいなかったので、ゆったりと中央に座りました。

座った席の後方です。壁には絵の展示も。

レコード棚。

新たに導入されたメニューです。その中から、チキンカレーを注文。

チキンカレー。お肉がたくさん入り、ルウもあまり辛くなくて、僕好みのカレーでした。

珈琲。

   

スピーカー。座った場所がよいのか、カウンターで聴くのより、よい音でジャズを聴くことができました。

以下聴いたCDとレコードです。クリス・コナー「THIS IS CHRIS」、トロンボーンなどの伴奏も含め最高のヴォーカルアルバム。

カウント・ベイシー「Basie Jam」。レコードです

タッド・ダメロンの「MATING CALL」。久しぶりに聴きましたが、ダメロン作の曲はもちろん、ジョン・コルトレーン(ts)が快調で、目立ちませんがとても良いアルバム。堪能しました。