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安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

雑誌「BRUTUS」2022年2月1日号の特集「なにしろあんこ好きなもので。」が面白い。

2022-01-26 19:30:00 | 読書

雑誌BRUTUS(マガジンハウス)の最新号特集「なにしろあんこ好きなもので。」が面白かったので取り上げました。僕はスイーツ大好きで、あんこものも「今川焼」や「アンバタパン」など食べますが、奥深い和菓子もよいものだと思わせてくれる特集です。

   

表紙。掲載されているおはぎは、多分、「甘味 おかめ 麹町店」のもの。

     

毎日のあんこ。「たいやき わかば」(東京都新宿区若葉)のたいやき。しっぽの部分に店名が入っています。美味しそう。

   

季節のあんこ。塩瀬総本家(東京都築地)の正月の上和菓子。

(饅頭はじめて物語)

塩瀬総本家は創業1349年、670年を超えて営業を続けています。来日した中国出身の林浄因(りんじょういん)という人が奈良で中国のマントウにヒントを得て、饅頭を作り商いを始めたことに遡り、この林さんが祖先になるそうです。   

   

塩瀬総本家の蒸したての「本饅頭」。小指の先ほどの小さな生地で、あん玉を包み込むそうです。蒸すと生地は透明に。

   

当主は第34代だそうです。すごい。

(長尾智子さんによるあんこの作り方、お菓子のレシピ)

料理家の長尾智子さんが、ブルータスのためにレシピを考えたそうです。あんこの作り方も載っています。

   

   

「おいしい自家製あんこ」の作り方が掲載されています。

   

「山椒餅、白玉汁粉、あんバターサンド」の3種類のおやつレシピが紹介されています。

(松江は菓子処)

松江は、京都、金沢に並ぶ菓子処とのことです。松江藩7代藩主、松平治郷(1751~1818年)が茶の湯を極め、茶人大名として後世に名を残しているそうです。それ以来、お茶とともに菓子文化も育まれたようです。

   

国宝「松江城」の近くにある「風月堂」。

   

「風月堂」の大ぶりの饅頭「萬寿」。

(名古屋だって、あんこの都)

名古屋には、和菓子の名店が揃っているそうです。コメダ珈琲には、トースト用の「あんこ」が用意されていて、あんこと言えば「名古屋」だと僕は思っていました。でも、あんこは、京都、東京、金沢、松江だそうです。

   

栄にある川口屋。

      

上生菓子のお店だそうです。

(お取り寄せできる 47都道府県地元代表あんこガイド)

地方を含むお店の商品の紹介です。 

   

北海道の「月寒あんぱん」は、とったことがあり、なかなかいいお菓子です。パンのようでもありますが月餅風の饅頭です。

   

地元、長野県代表は長野市の善光寺近くにお店のある「酒饅頭本舗つるや」の酒饅頭でした。出来たてを食べるのが良いです。

【マガジンハウスのホームページから】

Brutus No. 954 試し読みと目次 | BRUTUS | マガジンワールド (magazineworld.jp)


ジャズ喫茶「アンの家」でレコードの聴き初め、ヴァン・ゲルダ―・サウンドに驚き。

2022-01-25 19:30:00 | ジャズ喫茶

令和4年(2022年)に入り初めて、松本市のジャズ喫茶「アンの家」を訪れることができました。聴きたいレコード3枚を持参して、マスターや他のお客様と一緒に鑑賞。僕としては同店での聴き初めです。

マッキントッシュのアンプとアルテックのスピーカーというシステムで聴きましたが、ルディ・ヴァン・ゲルダー録音のリー・モーガン(tp)「The Rumproller」(Blue Note)の音圧の凄さ、活きのいい音にびっくり。

「アンの家」外観。雪もありますが、今年は気温が低いそうです。

ご自宅のストーヴ用の薪が駐車場の隅に積んでありました。

店内。ジャズは大型スピーカー「アルテックA5」で鳴らしています。

   

プレーヤーやアンプ類。パワーアンプが「Mclntosh MC7300」、プリアンプが「Mclntosh C34V」です。

ピアノもあって、ライブ時に使われています。

レコード棚。

壁には、ここでライブを行ったミュージシャンのサインがあります。

リー・モーガン「The Rumproller」(Blue Note)のステレオのオリジナル盤。音圧が凄くて、マスターは、ボリュームをすぐに絞りました。ヴァン・ゲルダ―の録音は、特徴がありますが、すごい音が入っていました。

僕の愛聴盤のロレス・アレキサンドリア(vo)「The Great」(Impulse)のABCインパルス盤でRVG(ルディ・ヴァン・ゲルダー)刻印入り。ロレスの歌もウィントン・ケリー(p)の伴奏も最高。

マイルス・デイヴィス「Milestones」(Columbia)のオリジナル盤。B面を聴きましたが、マイルスのソロの素晴らしいこと。楽器間のバランスなど録音も良くて、音楽に浸れました。さすがの名盤です。

珈琲をいただきました。フレンチプレスで淹れています。

【アンの家】

住所:長野県松本市梓川梓459
電話:070-5455-1941
営業:水曜日~日曜日 13時~19時。定休日:月曜日・火曜日

この4月23日に、八木隆幸(p)トリオのライブがアンの家で予定されています。僕も予約しましたが、コロナが終息に向かい開催できればよいのですが。

   


書店「書肆 朝陽館」(長野市)の再オープンに感激、併設のカフェでコーヒー。

2022-01-24 19:30:00 | お出かけ・その他

長野市の善光寺に向かう中央通り沿いにある、明治初年創業の書店「朝陽館」(ちょうようかん)は約2年前に閉店し、たまに寄っていた僕は残念な気持ちで、街の書店は厳しいと思ったものです。

しかし、2021年12月10日に再オープンしていることを知ったので先日出かけました。カフェ営業、雑貨販売が加わりましたが、この時代に再開してくれたことに喜びました。本の品揃えも面白いので、また出かけます。

お店は中央通り沿いにあります。このまま進むと善光寺です。

外観

店内。入口の近くには、地元の書籍や読書関係の本が壁にレイアウトされています。

店内。カフェから奥を撮っています。

壁には雑誌の最新号が並んでいます。手前には、雑貨が置いてあります。

児童書のコーナー。絵本などにも力を入れているようです。

新書など一般の書籍のコーナー。

入口を入って右側は、カフェになっています。

座り心地の良い椅子。全体に木がたくさん使われています。

カフェから中央通り。逆光なので補正しています。

天井にはBOSEのスピーカーが埋め込まれ、アストラッド・ジルベルト(歌)とスタン・ゲッツ(ts)の演奏によるボサノヴァなどが流れていました。

電源が供えられ、無料WIFIもあり、便利です。

ブレンドコーヒーを注文。飲みやすく、意外に美味しい。

シュガーの代わりでしょうか、金平糖がついてきました。書店としてはもちろん、このカフェも使えます。散歩の途中に寄りたくなるお店です。

【書肆 朝陽館】

住所:長野県長野市南長野新田町1532
電話:026-217-6616
ホームページ:書肆 朝陽館 | Facebook


スタンリー・タレンタイン「AIN'T NO WAY」と中華の「上海家庭料理 美食公園」(長野市)で遅い新年会

2022-01-23 19:30:00 | テナー・サックス

先日、新年会を兼ねて、長野市の中華料理「上海家庭料理 美食公園」で二人で会食をしました。オーナーのママが張り切ってくれて、北京ダックから始まり盛りだくさんの料理を出してくれ、堪能しました。盛りだくさんの録音の中から、選曲されたアルバムを。

STANLEY TURRENTINE (スタンリー・タレンタイン)
AIN'T NO WAY (BLUE NOTE 1968年録音)

   

スタンリー・タレンタイン((ts, 1934~2000年)は、ブルーノートレーベルで多くの録音を行っていますが、録音当時は未発表で、1980年頃にマイケル・カスクーナの発掘作業によりBNLTシリーズの中で発表されたものが4枚あり、本作はその1枚です。

メンバーは、スタンリー・タレンタイン(ts)、マッコイ・タイナー(p)、ジーン・テイラー(b)、ビリー・コブハム(ds)。タイトル曲の「Ain't No Way」だけは、タレンタイン(ts)、シャーリー・スコット(org)、ジミー・ポンダー(g)、ボブ・クランショー(b)、レイ・ルーカス(ds)で、別のセッションから収録されたものです。

曲目は、次のとおり。

1  Stan's Shuffle (Stanley Turrentine)
2  Watch What Happens (N. Gimbel, M. Legrand)
3  Intermission Walk (Tommy Turrentine)
4  Wave (Antonio Carlos Jobim)
5  Ain't No Way (Carolyn Franklin)
タイトル曲の「Ain't No Way」は、アレサ・フランクリンの歌でヒットした曲です。ミシェル・ルグランの「Watch What Happens」やアントニオ・カルロス・ジョビンの「Wave」も収録されていて親しみやすい選曲です。

スタンリー・タレンタイン(ts)の1960年代録音の「Easy Walker」、「Mr. Natural」やこの「Ain't No Way」などでは、マッコイ・タイナー(p)が参加し、端正でスイングするプレイを披露しています。ソウルフルなタレンタインとマッコイの清々しいサウンドの組み合わせが良く、マッコイ・タイナーの和音を使ったイントロで始まる「Stan's Shuffle」は、軽快でウキウキします。「Watch What Happens」では、タレンタイン(ts)が思い切ったスローテンポの吹奏をしていて、情感を漂わせています。

   

スタンリー・タレンタイン

【Blue Note Records ホームページ】

Blue Note Records

現代のブルーノートレコードのホームページへのリンクです。

Stanley Turrentine - Blue Note Records

スタンリー・タレンタイン(ts)のページへのリンクです。バイオグラフィーや彼のアルバムが掲載されています。

【上海家庭料理 美食公園】

住所:長野県長野市南千歳1-3-10  サン千歳ビル2F
電話:026-223-5618
ホームページ:【公式】美食公園 長野駅より徒歩3分にある中華居酒屋。点心・飲茶が自慢 (bishokukouen-nagano.com)

   

看板

一階の入口

店内。小上がりを貸し切りにしてくれました。

北京ダック。ほんの少し薬膳風です。良いものが手に入ったそうです。

青森県八戸から直送の鱈の煮付け。

蒸し鶏が入ったサラダ。

ダイコンの肉巻

ワタリガニの卵炒め

麻婆豆腐

手作り春巻 2本

海老と長芋の炒め物

鳥肉とカシュナッツ炒め

上海塩焼きそば。料理は全て二人分で、取り分けていただきました。満足しました。


水野美術館「人を描く 橋本雅邦から高山辰雄まで」展を観て館内のレストランでランチ

2022-01-22 19:30:00 | 美術展

長野市の日本画専門の水野美術館で興味の湧く展示が久しぶりにあったので、出かけてきました。「人を描く 橋本雅邦から高山辰雄まで」という内容で、特に伊藤深水や上村松園の美人画が素晴らしかった。

ちょうどお昼時だったので、館内の和食レストラン「四季彩 MIZUNO」でランチをいただきました、窓からは雪の被った庭園を観ることができ、ゆったりとした一時を過ごしました。

   

チラシの表紙の絵は、上村松園「雪中美人」。実物は、女性の表情など風情がありました。

以下チラシ裏面に掲載された絵(写真)です。まずは、菊池契月の武士の絵。

   

橋本雅邦の「寒山拾得」など。

   

横山大観「布袋」なども。

   

池田蕉園「貝あわせ」。遊びに興じる子供とともに、後方の女性の物思いにふける表情が気になります。

   

上村松園「かんざし」。これも本物はとても端正で美しい。チラシには使われずここには掲載できませんが、伊藤深水「銀屏風」や「春雪の宵」もため息ものでした。

   

【水野美術館と四季彩 MIZUNOのランチ】

住所:長野県長野市若里6-2-20 
電話:026-229-6333 
ホームページ:水野美術館 (mizuno-museum.jp)

美術館入口へ通じる門

2日前くらいに降った雪が庭園に積もっていました。今年の冬は雪が多いです。

遠くには、飯縄山が見えています。

(レストラン)

レストラン店内

窓からは池と庭園が見えます。

四季彩弁当を注文しました。これは、前菜。

冷たい茶碗蒸し、四角いガラス器に盛ったサラダが良かった。

お吸い物は、蕎麦にグレードアップできるそうです。

お重を開けたところ。

海老と卵が美味しい。

ハマチの刺身

ぶりの照り焼き。最近、お肉を食べることが多かったので、久しぶりの魚が美味しかった。

食後は紅茶をいただきました。アールグレイ。

器もきちんと温めてあって、紅茶もよいものです。