安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

映画「蜂蜜と遠雷」を観ました。(10月24日 山形村アイシティシネマ)

2019-10-26 19:37:09 | 映画・DVD・テレビ

直木賞と本屋大賞を受賞した恩田陸著「蜂蜜と遠雷」が原作の映画を観に行きました。原作は読んでいないので、映画だけを観た感想を記します。

   

復活をかける元神童・亜夜、不屈の努力家・明石、信念の貴公子・マサル、今は亡きピアノの神が残した異端児・風間塵の4人が挑んだ芳ヶ江国際ピアノコンクールの模様を彼らの生い立ちなど背景も含めて描いた作品です。監督は石川慶で、亜夜に松岡茉優、明石に松坂桃李、マサルに森崎ウィン、塵に鈴鹿央士(新人)というキャストです。

最後まで目が離せない面白い映画でした。上記の4人それぞれの生い立ちやコンクール期間における交流も描かれますが、主役は亜夜で、コンクールでの精神的な葛藤ばかりでなく、幼いころの母との連弾場面をフラシュバックで挟んだ構成もよかった。演じた松岡茉優の自然でナイーブな演技が素晴らしい。

コンクールの課題曲として藤倉大さんにより作曲された「春と修羅」の演奏場面は見ごたえ、聴きごたえがありました。パンフレットには、藤倉さんの作品に寄せる思いが記載され、実際に演奏を担当した4人のピアニストの紹介などもありました。

本選では、亜夜(松岡茉優、実際の演奏は河村尚子)が弾いたプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番が、演奏はもちろん衣装や表情を含めて最も輝いていて、亜夜が第1位だと思いましたが、結果は第2位でした。順位はともかく精神的に乗り越え音楽を続けた亜夜に喝采を送りました。

    

パンフレットの表紙

二人ともよい表情をしています。

作曲家の藤倉大さんの寄稿。

ピアニストの河村尚子さんの寄稿。

【映画『蜂蜜と遠雷』公式サイトへのリンク】

蜜蜂と遠雷 


蕎麦ダイニング 音菜 (蕎麦・和食 長野市南石堂町)

2019-10-25 20:05:25 | グルメ

前から気になっていた音菜(おとな)という面白い名前の蕎麦屋兼居酒屋のランチに行ってきました。長野駅から善光寺に向かう中央通り沿いにあり、同駅に近い場所です。2018年8月のオープンの比較的新しいお店です。夜の営業が主だと思いますが、ランチにも良さそうです。

一階には大きなカウンターがありインテリアなどもお洒落な感じで、女性に喜ばれそうです。蕎麦は、田舎というよりも更科に近い感じのもので、蕎麦つゆは、10種類の中から選べるそうです。サラダバーと珈琲もついてランチはお得感がありました。

外観。

蕎麦つゆは、10種類の中から選べるそうです。

店内。二階もあります。

広いカウンター。

日本酒やワインの種類も多そうです。基本的には、お酒と蕎麦のお店という感じでしょうか。

サラダバー。壁際には珈琲が置かれています。

まずサラダをとってきていただきました。蕎麦の揚げたものがあり、蕎麦屋さんらしくてよいです。

ランチの蕎麦のセット。いなり寿司と小鉢(ひじきの煮物)がついてきます。つゆは、普通のものにしました。

蕎麦。

かき揚げを別に注文しました。玉ねぎなどですが、ボリュームありました。

蕎麦湯

食後の珈琲をいただきました。器がガラス製です。

ふと見ると、四角い箱状のものを重ねた面白いオブジェがありました。

【蕎麦ダイニング 音菜(おとな)】

住所:長野県長野市南石堂町1422-1
電話:026-217-2888
ホームページ:蕎麦ダイニング 音菜 (ヒトサラのページです。)


ハーモニー (音楽喫茶・オーディオ 山梨県笛吹市)

2019-10-24 20:00:12 | オーディオ

先日の茅ヶ岳登山の帰りに前から行きたかった「サウンドライフ ハーモニー」に寄ってきました。店内に入ると大きなホーン型のスピーカーが出迎えてくれ、真空管アンプがたくさん置かれていて、オーディオ天国とでもいうべきお店です。喫茶店ですが、自作真空管アンプの販売なども行っていて、オーディオ店でもあります。

当日は、三菱の16cmフルレンジのスピーカーから音が出ていました。様々なジャンルの曲が入った編集CDをかけていただきましたが、クリアーで雑音のない良い音で、珈琲とともに音楽を楽しむことができました。お店は、中央道一宮御坂インターから至近なので、立ち寄りやすいお店です。 

お店の外観。車は数台停められます。

入口。「カフェ&オーディオ工房」と掲げてあります。

車の上のキャリーには、「Sound Life Harmony」と書いてあります。

大きなスピーカーが出迎えてくれます。

アンプ類。

右の壁には、レコードやCDが陳列されています。

当日使っていたオーディオ装置。なお、オーディオ装置については、リンクを貼ったお店のホームページをご覧下さい。詳しく書かれています。

SONY製のCDプレーヤー。

自作のプリアンプ。

自作のパワーアンプ。

現在製作中のアンプです。

   

当日は、三菱の16cmフルレンジスピーカーで鳴らしていました。

電蓄もありました。

厨房スペースです。

珈琲。濃いめのものにしてもらいました。

2杯目です。味は少し軽めになりました。音楽聴きながら珈琲をいただき、楽しい一時を過ごしました。

【サウンドライフ ハーモニー】

住所:山梨県笛吹市一宮町竹原田1823 
電話:080-6733-5134
ホームページ:dourakuhouse.com


ルーリーン・ハンター「BLUE & SENTIMENTAL」と梓川SA「神戸屋」信州ご当地パンの話題

2019-10-23 20:04:02 | ヴォーカル(L~R)

長野道梓川サービスエリア上り線に寄ったところ、「ご当地パン」という看板が目にとまりました。神戸屋が作っている「野沢菜パン」と「わさびコロッケパン」がそれで、お店では1~2の人気だそうです。野沢菜とパン、わさびの入ったコロッケとパンは、相性がよくて美味しくいただきました。歌と伴奏の相性がよいアルバム。

LURLEAN HUNTER (ルーリーン・ハンター)
BLUE & SENTIMENTAL (ATLANTIC 1960年録音)

   

ルーリーン・ハンター(vo, 1919~83年)は、シカゴのジャズクラブで歌っていましたが、55年にニューヨークへ出て、RCAビクターに初アルバムの「Lonsome Gal」を録音し、続けて2作作り、60年にアトランティックに吹き込んだのが、このアルバムです。どれも、編曲、伴奏陣が一流どころで、彼女の実力が買われていたことがわかります。

メンバーは、ルーリーン・ハンター(vo)、ハリー・エディソン(tp)、ラディー・ルーサフォード(cl)、バド・フリーマン(ts)、ジミー・ジョーンズ(p)、ジム・ホール(g)、ジョージ・デュヴィヴィエ(b)、トリガー・アルパート(b)、ドン・ラモンド(ds)。編曲指揮はジミー・ジェフリー。ハリー・エディソンやジミー・ジョーンズなどのソロも入ります。

曲は、有名スタンダード曲中心です。「Blue Turning Grey Over You」、「If You Could See Me Now」、「My Kinda Love」、「Crazy He Calls Me」、「Just Imagine」、「Blue & Sentimental」、「The Song is You」、「Then I'll Be Tired of You」、「Fool That I am」、「We'll be Together Again」、「As Long I Live」の11曲。「Fool That I am」は、かなり珍しいのではないかと思います。

ルーリーン・ハンター(vo)のコントラルトのヴェルヴェットヴォイスが心地よいアルバム。「The Song is You」はアップテンポですが、あとは、スローからミディアムテンポで、彼女はしっとりとして情感豊かに歌っています。とりわけ「If You Could See Me Now」や「Crazy He Calls Me」、「Then I'll be Tired of You」は、声がよく出て、発音も素晴らしく、思わず身を乗り出しました。ジミー・ジョーンズ(p)の美しいタッチ、流すような和音の弾き方などをはじめ、伴奏陣のソロも楽しめます。 

【梓川SA上り  「神戸屋」の野沢菜パンとわさびコロッケパン】

ホームページ:梓川SA上り 神戸屋 (NEXCO 中日本のホームページです。)

長野道梓川SA上り。

この看板(横断幕)が目に留まりました。

神戸屋店内

野沢菜パンの売り場。

わさびコロッケパンの陳列棚。

多いとは思いましたが、2つとも購入。珈琲とともに、おやつにいただきました。

野沢菜パン。野沢菜を炒めてマヨネーズとあわせ、パン生地で包んで焼き上げているそうです。ホームページに書いてありましたが、パン生地と野沢菜炒めの相性がよかった。


茅ヶ岳登山(2)(標高1,704m 山梨県北杜市・甲斐市)【下山・温泉「百楽泉」・諏訪湖SA「湖彩」】

2019-10-22 20:04:14 | 登山・ハイキング

茅ヶ岳(かやがたけ)登山の2回目です。下山、深田記念公園、温泉「百楽泉」と諏訪湖SAでの夕食について記載します。喫茶店のハーモニーは別記事に書きます。行程を再掲します。

【行 程】

(往路)深田公園駐車場 8:40 → 女岩手前 9:40 → 尾根出会標識 10:26-35(休憩) → 山頂 11:01

(復路 尾根道経由) 山頂 11:43 → 千本桜分岐 11:51 →  林道 12:57 → 深田記念公園 13:18-23(見学) → 駐車場 13:26

(温泉)百楽泉 13:55-14:35 (喫茶店)ハーモニー 15:12-16:10 (夕食)諏訪湖SA下線 17:15-45

(山頂~尾根コース経由~深田記念公園) 

下山は、尾根道経由で深田公園を目指します。

初めのうちは結構傾斜がありますが、歩きやすい道

このあたりは「きのこ」の「ジコボウ」を見かけましたが、林の中には入らずに、道なりに歩きました。

千本桜コースとの分岐の標柱です。まっすぐに進みます。

一部狭いところがありますが、コースは歩きやすいです。

 

登山道の真ん中にある岩を掘削してありました。

防火帯でしょうか。かなり下ってきている地点ですが、広い空間がとってありました。

トリカブトの花は往路、復路ともに見かけました。

この標識にしたがって、左折します。

舗装された林道に行き当たります。

道の左手では、堰堤を作る治山工事が行われていました。

すぐに朝歩いてきた道に出会います。ここで右に入ります。

朝は気づかなかったのですが、大きな木が登山道の上に倒れていました。

駐車場の上の方に到着。標識が真ん中に見え、それにしたがって深田記念公園に行ってみます。

(深田記念公園)

ほんのわずかで着きます。

昭和46年(1971年)3月26日、日本山岳会のメンバーとともに茅ヶ岳を登っていた日本百名山の著者深田久弥氏は、頂上まであとわずかの地点で脳溢血で倒れました。記念公園は、1981年に作られたようですが、それ以降毎年、氏の遺徳を偲ぶ碑前祭と記念登山が実施されています。

深田久弥さん直筆の「百の頂に百の喜びあり」の言葉が刻まれた記念碑があります。

東屋もあります。

来た道を引き返しますが、駐車場まで300mくらいで、すぐでした。

車に戻ってきました。

(温泉 百楽泉)

住所:山梨県甲斐市宇津谷1715-1
電話:0551-28-6000
ホームページ:百楽泉 (甲斐市の施設ですが、ホームページは指定管理者の山梨交通のものです。) 

外観

駐車場からは、茅ヶ岳が見えます。山頂は雲に隠れたままでした。

男湯の入口。中はホームページをご覧ください。広いお風呂です。

ポスターが掲示してありました。左が茅ヶ岳、右は太刀岡山です。太刀岡山にも登りたいと考えています。

(夕食 諏訪湖SA内「湖彩」)

ホームページ:湖彩の店舗情報 (NEXCO中日本のホームページです。)

お腹が空いたので、少し早かったのですが、諏訪湖SA下線の中の食堂で夕食にしました。

諏訪湖畔に建つホテル「紅や」が経営するレストラン「湖彩」があります。

食事処「湖彩」のメニュー。いろいろあって、メニューは豊富です。

福味鶏のチキンカツカレーにしました。

カツが美味しかった。

窓からは諏訪湖が見えます。