安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ジャネット・サイデルのCD「DELOVELY」と演奏会に付いていた「ぷちスイーツ」の話題

2019-10-10 20:03:12 | ヴォーカル(E~K)

昨日(10月9日)、長野市芸術館で行われた「篠﨑 友美 ヴィオラ・リサイタル」に行ってきました。水曜ひるまのクラシック・リサイタル・シリーズの一つですが、このシリーズは、演奏者が選ぶ「ぷちスイーツ」が付いてきます。今回は、京都出身の篠﨑さんが選んだ京都豆政の「月しろ」という甘いお菓子で、美味しくいただきました。スイートな歌声の歌手です。

JANET SEIDEL (ジャネット・サイデル)
DELOVELY (LA BRAVA 2005年録音)

   

ピアノなど楽器を弾きながら歌う、所謂「弾き語り」を行う歌手を僕は結構好きで、例えば、マット・デニス、バディ・グレコ、ジェリ・サザーンのアルバムの主なものは持っています。ダイアナ・クラールはじめ弾き語りを行う人は現代でもいますが、柔らかくて暖かい歌、演奏を行うジャネット・サイデルは、中でも格別の存在です。

ジャネット・サイデル(vo,p 1955~2017年)は、オーストラリア出身で、日本のファンも大勢いるのではないかと思います。残念なことに癌で62歳で亡くなっています。これは、2005年にシドニーのジャズクラブ「ウッドファイアー」で録音されたライブ盤で、共演は、チャック・モーガン(g,ukulele)、デヴィッド・サイデル(b)。

コール・ポーター集です。19曲入っていて、それぞれが3分から5分くらいの演奏時間となっています。It's Delovely, Love For Sale, Dream Dancing~Night and Day, Begin The Beguine, Let's Misbehave, Let's Do It, You're The Top,  Don't Fence me In, What is This Thing Called Love?, So In Love, I Love You, Anything Goes, The Physician, True love, You're Sensational, Every Time We Say Goodbye, I Love Paris, You's be So Nice To Come Home To。最後の曲は、日本盤ボーナス・トラックで別録音のものです。珍しい曲も入っています。

ピアノ、ギター(ウクレレ)、ベースというトリオ編成の弾き語りで、暖かく、優しく、親密なステージが繰り広げられています。スイングしたジャジーな歌も入り、最後まで飽きがこない極上のライブです。曲が好きなこともありますが、印象に残ったのは、絶妙なテンポでサイデル(vo,p)が歌う「Begin The Beguine」、テンポを変化させてピアノプレイも見事な「What is This Thing Called Love?」、しっとりとした「So In Love」、気品が漂う「True Love」、チャック・モーガン(g)のソロも入り盛り上がる「I Love Paris」などです。

    

ブックレットから当日の演奏の様子。

【京都豆政の「月しろ」などスイーツ】

   

会場でぷちデザートをもらい、リサイタルのチラシの上に置いてみました。リサイタルの様子は、明日アップします。

安曇野市の自宅で珈琲とともに。

小豆、砂糖、寒天といったところが原料です。

ちょっと足りないかもしれないと、買ってあったセブンイレブンのレアチーズも冷蔵庫から出してきました。

京都のお菓子は上品でした。レアチーズも結構いけます。甘いもの多かったかもしれません。