少し前になりますが、岐阜県方面に所用があり、少し時間があったので、岐阜市にあるジャズ喫茶「FAMOUS DOOR」によりました。大きな通りに面していて、外からは普通の喫茶店にみえますが、ジャズが流れ、壁には、ブルーノート・レーベルのジャケットをかけてあるなど、ジャズファンには嬉しい店内です。食事などのメニューも豊富で、連れ立って入ってくる女性客もありました。ブルーノート・レーベルのアルバムを聴いてみます。
BOBBY HUTCHERSON (ボビー・ハッチャーソン)
SAN FRANCISCO (BLUE NOTE 1970年録音)
70年代のブルーノートのアルバムは、ロックなどの影響を受けたポップス寄りのものが多くなりますが、そういう中にあっても面白いものがあって、これなどもその一枚だろうと思います。ハッチャーソン(vib)が西海岸でハロルド・ランド(ts)と組んで活動をしていた時期の録音で、ジョー・サンプルが変化に富んだリズムを送り出していて、それも聴きものになっています。
メンバーは、ボビー・ハッチャーソン(vib, marinba)、ハロルド・ランド(ts, oboe, fl)、ジョー・サンプル(p, elp)、ジョン・ウイリアムス(b, elb)、ミッキー・ロッカー(ds)。ハッチャーソンの、マリンバはともかく、ランドがテナー・サックスに加えて、オーボエとフルートを吹いているのが目にとまります。リズム陣がいくつかの曲で用いている電子楽器は、かなり手慣れた感じです。
曲は、メンバーの自作ばかりです。サンプルの「Goin' Down South」と「Jazz」、ハッチャーソンの「Prints Tie」、「Ummh」、「Procession」、ランドの「A Night In Barcelona」(バルセロナの夜)の全6曲。曲のメロディにもいいものがありますが、リズムに乗ったハッチャーソンやランドのソロがかっこよく、ことさらテーマを意識せずに聴きとおしてしまいました。
ファンク調、新主流派風なものと多彩で、音色面でも、マリンバや電子楽器など、カラフルです。「Goin' Woen South」では、ハッチャーソンのマリンバの堅い音色がフレッシュに響きます。「Ummh」では、ファンク調のファズトーンの中、コルトレーンから影響を受けたハロルド・ランド(ts)のプレイがかっこよく、ハッチャーソン(vib)のソロもファンキーで、最もよかった。ランドがフルートを吹いている「A Night In Barcelona」は、早いテンポで、ハッチャーソンのスピード感のあるプレイやジョー・サンプル(p)の整ったソロとこちらも充実。
【Famouse Door】
住所:岐阜市明徳町1 新井ビル
電話:058-269-6303
営業時間:7:30~18:30 毎週土曜定休
店内のジャケットですが、なぜかエビスビールのポスターに目がいってしまいますね(笑)
そういえば4月から長野にお戻りのようですね.
ボクも異動になり、4月からは早起きしなければいけなくなってしまいました(笑)
「Famous Door」ですが、朝早くから営業をしていて、モーニングサービスもあるようです。近くにあれば毎日通いたくなる喫茶店でした。
4月から長野です。忙しいようなので、ブログの更新が今までどおりいかないかもしれません。
岐阜のこのお店はまったく、ノーマークでした。
機会があれば、寄ってみたいです。
長野に戻られるのですね。
単身赴任の不便な面、また、気楽な面、いろいろありますが、お疲れ様でした。
長野に戻られましても、またブログを楽しませて下さいね。
Famous Doorは、岐阜市役所の近くにあります。レーベル名から付けたと思われる店名どおり、かかっていたのは、モダンスイングといった感じでした。雰囲気のいい、入りやすいお店です。
4月1日からは、長野です。単身赴任の2年間は名古屋中心にあちこち行くこともできました。引き続き、よろしくお願いします。
「Famous Door」はニューヨークのジャズクラブと同じ店名ですが、奥の「うどん・そば」とマッチングしておりますね。ボビハチのこのアルバムは、統一性には欠けますが、シーンを探っていた当時の二人の意欲がうかがえます。
長野に戻られると、また札幌出張がありそうですね。
喫茶店文化が名古屋近辺は根付いているせいでしょうか、「Yuri」や「青猫」というジャズ喫茶が頑張っています。岐阜市内にもこのお店がありました。モーニングサービスがあるところなど、名古屋や一宮(モーニングサービス発祥の地らしいです)の近くです。
長野市へ戻ります。今年も、札幌へ行ければいいなと友人とは話しています。