安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

クリフォード・ブラウン「CARAVAN」、デニーズのティータイムセットで憩いの一時。

2023-05-21 19:30:00 | トランペット・トロンボーン

デニーズに久しぶりに寄り、マスクメロンのパフェ、グリルドトマトサンド、ドリンクバーという内容のティータイムセットで、憩いの一時を過ごしました。憩いの一時に良さそうなジャズです。

CLIFFROD BROWN (クリフォード・ブラウン)
CARAVAN (EMARCY 1954年録音)

   

クリフォード・ブラウン(tp, 1930~1956年)の演奏はメロディアスで、ソロがそのまま歌になっているので、どんなアルバムを聴いても楽しめます。これもお馴染みのアルバムですが、今回、1970年代半ばに発売されたMASTERDISKの刻印のあるレコードを入手したので、改めて聴いてみました。

メンバーは、クリフォード・ブラウン(tp)、ハーブ・ゲラー(as)、ジョー・マイニ(as)、ウォルター・ベントン(ts)、ケニー・ドリュー(p)、カーティス・カウンス(b)、マックス・ローチ(ds)。1954年8月11日ロサンゼルスでの録音です。多数参加のジャムセッション形式の録音です。

曲目は次のとおり。

1  Caravan (Duke Ellington, Juan Tizol, Irving Mills) 
2  Autumn in New York (Vernon Duke) 【ニューヨークの秋】
ジャムセッションということもあり、スタンダード曲が選ばれています。1曲の演奏時間は長いです。

簡単な打合せだけで演奏を行っていると推測しますが、意外に整っていて、クリフォード・ブラウンのよく歌うソロは、やはり素晴らしい。「Caravan」では、ベントン(ts)の後に登場するジョー・マイニ(as)のソロもエキサイティング。ミディアムテンポの「Autumn in New York」では、冒頭、ブラウン(tp)がメロディをストレートに奏で、そのままソロに入っていきますが、もっと続いてほしいソロです。最後にハーブ・ゲラー(as)がソロをとり、テーマを奏して閉じます。

   

ジャケット裏面

   

レコードのラベル。レコード盤の真ん中にあります。

   

masterdiskの刻印。

   

参考に、こちらがオリジナル盤のラベルです。僕は持っていないので、映像をお借りしました。

(参考)本作から「Caravan」が聴けます。

Clifford Brown All Stars - Caravan - YouTube

安曇野市宅で聴いているところ。飾ってあるのは、クリフォード・ブラウンのアルバムで、右から「Study in Brown」、本作「Caravan」、「Jam Session」、「Clifford Brown & Max Roach」。1970年代半ばに出されたEmarcy レーベルのもので、いずれも、レコードの内周にMasterdiskの刻印が入っているものです。

 

【デニーズ長野若里店】

住所:長野県長野市若里7-6-7
電話:080-3218-3635
ホームページ:デニーズ公式サイト - いらっしゃいませ、デニーズへようこそ (dennys

ティータイムセットのメニュー。

マスクメロンのパルフェ。メロンがとても美味しいのですが、丸い形で、量的にもう少しほしい。

丸い形に飾り付けたメロン。

うしろからパルフェを撮影。

グリルドトマトサンド。以前は、グリルドチーズサンドしかなかったと思いますが、ヴァリエーションが出ていました。

トマトサンドを開いてみると、薄切りのトマト、厚切りベーコン、チーズが挟まれています。トマトサンドとは、いいアイデアで感心しました。

ドリンクバーもつきます。カフェオーレ、オレンジジュースをもってきました。

カフェオーレ。

帰りに撮って写真です。夕闇に「マスクメロン」の文字が映えていました。



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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
クリフォード・ブラウン (mobu)
2023-05-22 07:42:39
クリフォードブラウン。いいですね。
音源は配信で聴かせていただきました。ジャズ好きな先輩から良さを教えて
もらい、始めはストレートに入って
こなかったのですが、聴きこむうちに
発売されてるアルバムに一つも
無駄なテイクがないのではと、
思うようになりました。
若くして夭折した天才ですね。
おうちジャズ喫茶。
写真のコーヒー・カップがワン・
ポイントで景色いいです。
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Unknown (azumino)
2023-05-22 16:43:45
mobuさん こんにちは

moboさんのお話のとおり、クリフォード・ブラウン良いですね。僕が特にすごいと思うのは、長いアドリブでもメロディの洪水といったソロをとったところです。

リズムに変化を持たせたり、アウトする音を使ったり、多様なハーモニーを用いたりと、最近のジャズも様々ですが、美しかったり、熱かったりのメロディの感じられる長いアドリブをとれる人は、そうはいないのではないでしょうか。

最近、古いアルバムに回帰して聴いていますが、それもいいのではないかと考えています。温かいコメントありがとうございます。
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紹介されているレコードに付いて。 (日曜日の午後3時の男)
2023-05-22 19:52:15
安曇野ジャズファンの雑記帳さん今晩は。
ご無沙汰しております、日曜日の午後3時の男です。昨日、貴方が紹介されている
EMARCYレーベルの、CLIFFROD BROWN 
/CARAVANの,MASTER DISK盤ですが、私の記憶では70年代初頭のプレスでは無くて、確か75年か76年の初めごろ、当時MERCURYレーベルと契約していた日本フォノグラムが、アメリカのPOLYGRAM RECORDSに、特別にプレスを依頼して発売した、確か10種類の中の1枚だと思われます。ジャケットの下に、Printed in U.S.A
と印刷されていて紙の内袋に入っていました。私が持っているのは、THE GREAT WIDE WORLD OF QUINCY JONESですが、
MASTER DISC の横にJSと手彫りがされています。当時アメリカのマスター・テープを使って、プレスされたレコードですので大切にして下さい。ちなみに、当時発売されいた日本盤は、アメリカのマスター・テープからダビングされた、いわゆる孫テープからプレスされたレコードでした。
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ご教示ありがとうございます。 (azumino)
2023-05-22 22:53:04
日曜日の午後3時の男さん こんばんは

詳しいお話をありがとうございます。中古レコード店で70年代初めと言われたので、そう記載しましたが、、70年代の半ばなのですね。今でもたまに貼ってあるシール付きのものを見かけることがありますが、新品の時は、1500円で販売されていたためか、現在でも高くないので、見つけたら買っています。

このアルバムにも、MASTERDISKの次にGKとマスタリング技術者のイニシャルを刻んであり、多分、当時、何人か技術者が同社にはいたのでしょう。行きつけの中古レコード店の話だと、ロックのアルバムにはMASTERDISKのマスタリングが多いようです。ホレス・シルバーの70年代後半のブルーノート盤にもMASTERDISKの刻印のあるものがあるようです。

新たにマスタリングが行われたと言っても、必ずしもいい音になるとは限らないですが、MATERDISKの刻印ありは、中音域に厚みが出ているような気がして、喜んで聴いています。

詳しい発売の経緯や、日本盤が孫テープからのプレスだというご指摘など、参考になります。ご教示、コメントありがとうございます。
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追伸です。 (azumino)
2023-05-22 23:28:53
日曜日の午後3時の男さん 追伸です。

拙ブログの本文も、1970年代初頭 → 1970年代半ば と直しました。

ありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。
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孫テープについて (日曜日の午後3時男)
2023-05-24 01:18:36
今晩は、昨日の私のコメントに早速、返信いただきまして有難うございます。
昨日の、私のコメントの最後に一寸、触れました孫テープについて、貴方が少し反応して下さいましたので、私の記憶を辿りながら少し書かせて頂きたいと思います。
あれは確か1967年か、68年の事だったと思いますが、スイングジャーナル誌の
ジャズ・ディスク大賞の録音部門で、当時日本グラモフォンが、VERVEの直輸入盤に帯を付けて販売していた、
OSCAR PETERSON/WE GET REQUESTが、最優秀賞を受賞した時、当時録音部門の選考委員長を務めていていた、ジャズにも詳しかったオーディオ評論家、小川正雄さんが
選考委員会の席で発言し、選考後記にも
日本でプレスされ販売されていた、同名(邦名プリーズ・リクエスト)の日本盤は
選考の対象にならないと書いていました。
そして、その直後のスイングジャーナル誌に、日米で別々にプレスされて販売されている、同じタイトルのレコードの音の違いに付いて、原稿を書かせて欲しいとお願い
したのですが、おそらく同タイトルを販売しているレコード会社から出版社にクレームが寄せられて掲載出来なかった様です。
そもそも当時、日本のレコード会社が、外国のレコード会社のレコードを発売する場合、契約している外国の会社から、マスターテープを取り寄せるのですが、その会社がレコードのカッティングに使っていた、マスターテープからダビングされたマザーテープか、マザーテープから再ダビングされたテープを送ってくる為、当然音のクォリティーは落ちます。そして日本に届いたマスターテープは、輸送費や購入費が掛っている為、そのままカッティングには使わず、ダビングしてサブテープを作成して、そのテープからカッティングされていると思われます。つまり日本盤はアメリカの
VERVE RECORDS(当時はMGMに買収されていました)でカッティングに使われたマスターテープから数えて、世代からすると孫か、ひ孫になります。実際当時の日本盤には、かなり音質的にひどい盤が有りました。貴方が写真で載せている物とは別の,
EMARCYレーベルの(MERCURY RECORDS COMPANYの頭文字M.R.Cを続けて読んだもの) CLIFFROD BROWN & MAX ROACH の
1970年代の始めごろ日本フォノグラムでプレスされて販売されていた盤は、
MAX ROACHの叩くトップ・シンバルの音が、ツツーン ツァ(ツァはハイハットの音)
と1発1発聞こえなくて、シュルシュルと繋がって聞こえました。

始めに少し書かせて頂きたいと言いながら
随分長いコメントなってしまった事をお許し下さい。
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Unknown (azumino)
2023-05-24 17:36:35
日曜日の午後3時男さん こんにちは

当時の事情について、興味深いお話をありがとうございます。スイングジャーナルは、廃刊になってから、かなり経ちますが、役に立つ記事が載っていたようですね。ご紹介いただいた出来事について、なるほどと思いました。

スイングジャーナル社が無くなって、残念なのは、ムック系統の出版が皆無になり、ジャズやヴォーカルの名曲や名演といったものを網羅してくれる書物が無くなったことです。ジャズ批評誌が一部やっていますが、物足りないです。

コメントありがとうございます。
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