この前の日曜日、長野市から松本市へ移動途中、長野道上り線の姨捨サービスエリアに休憩を兼ねて寄りました。この3月に新装オープンしたそうで、建物が明るくなり、飲食コーナーやお土産コーナーが充実していました。その一画で、千曲市は杏の産地ということもあってか、杏のソフトクリームを売っていたので、初めて買って食べてみました。杏の香りと味がほんのりとして、美味しくいただきました。味わいのあるアルバム。
CURTIS FULLER (カーティス・フラー)
FOUR ON THE OUTSIDE (TIMELESS 1978年録音)
カーティス・フラーは、大好きなトロンボーン奏者で、50年代~60年代はじめにかけて録音した「BLUES-ETTE」(SAVOY)や「SOUTH AMERICAN COOKIN'」(EPIC)などはよく聴いていました。フラーは、非常に長い間活躍している息の長いミュージシャンですが、70年代以降にもこのようないい録音を残しています。
メンバーは、カーティス・フラー(tb)、ペッパー・アダムス(bs)、ジェームス・ウィリアムス(p)、デニス・アーウィン(b)、ジョン・ヤーリング(ds)。トロンボーンとバリトン・サックスによるアンサンブルやアダムスのプレイが注目されますし、当時新鋭のウィリアムス(p)をはじめとしたリズム陣にも興味が湧きます。
曲は、カーティス・フラーのオリジナル中心です。フラー作の「Four On The Outside」、「Suite Kathy」、「Little Dreams」、「Ballad For Gave-Wells」の4曲に、スタンダードの「Hello Young Lovers」(ハロー・ヤング・ラヴァーズ)、作者不詳の「Corrida Del Torro」の全6曲。フラーの自作曲は、いずれもメロディアスで、「Four On The Outside」では、「Under Paris Skys」(パリの空の下)に似たメロディが現れます。
フラー(tb)の柔かさと、アダムス(bs)の豪快なプレイの対比も面白く、ハード・バップ・ベースの快演が繰り広げられています。早いテンポの「Four On The Outside」は、はじめの方でベースが打ち出すパターンが印象的で、モード色もあり新鮮な演奏。ウィリアムス(p)の爽快なソロも登場します。「Hello Young Lovers」では、フラー(tb)、アダムス(bs)とテクニックのあるところを聴かせ、バラードの「Ballad For Gabe-Wells」では、フラーの暖かみのある音色にほっとします。
【姨捨サービスエリア(上り)】
住所:長野県千曲市大字八幡字柳田7340
ホームページ:ドラぷら姨捨SA上りホームページ
売店です。左側にみえる「月の里カフェ」で杏ソフトクリームを買いました。
杏ソフトクリームです。右写真は、長野県下伊那郡大鹿村の「山の塩」(湧出している温泉からつくった塩)を使ったチョコとようかんです。前任地の飯田下伊那地域のものがあったので喜びました。
この時代の Curtis Fuller はまったく聴いたことがないので、一瞬録音された年の記載が違っているのか思ってしまいました.
薄命なミュージシャンが多い中、彼は息の長いミュージシャンですねぇ.
内容的にも、とんでもない方向を向いていそうもありませんし.
姨捨SA は、飯田や伊那に行った帰り下り線はたまに利用しますが、特に夜景は最高ですよね.
ちなみに 塩羊羹 が気になったりしています (笑)
「カーティス・フラー」は、コルトレーンの「ブルー・トレーン」で聴いたのが最初でした。
柔らか暖かサウンドですね!
さっそく「Opener」を聴いてみまたいと思います。
カーティス・フラーは、基本的に変わっていないので、50~60年代が好きな僕にも十分楽しめます。本文には書いてありませんが、リズム隊のの3人がタイトなリズムを送り出していて、それもこのセッションの成功に寄与しています。
山塩の入った塩羊羹、結構美味しいです。姨捨で見つけたので、ちょっとびっくりしました。
フラーのブルーノート録音は、いずれもよいですね。一枚と言われると、やはり「Opener」でしょうか。
それにしても、「ブルー・トレーン」は記憶に残る演奏です。昔のテレビ深夜番組(映画の放映だったかな?)の冒頭にテーマ的に、「ブルートレーン」のはじめの部分が流されていたという記憶があります。詳細は忘れましたが(笑)。