飯田市から持ってきた荷物の片づけをようやく終えて、オーディオをセットし直しました。単身赴任中に購入した小型のシステムも使えるようにしようと、オーディオに詳しい友人のIさんに連休明けに自宅にきてもらい、改めて配線や配置を行ってもらいました。CDプレイヤーについては、ソニー製のものが壊れたので、ROTEL製のものを使うことにしました。試聴に使ったCDです。
ROLAND HANNA (ローランド・ハナ)
DREAM (VENUS 2001年録音)
試聴に用いたのは、アート・ペッパー「Meets The Rhythm Section」(キング盤LP)、ノラ・ジョーンズ「Come Away With Me」(CD)、ローランド・ハナ「Dream」(CD)やクラシックのCDです。メインで使うスピーカーのJBL4425mkⅡは、ノラ・ジョーンズの声をかなり生々しく臨場感をもって再現してくれました。4本のスピーカーを全部使って音を出したところ、小型ホールのような感じも出たので、4本鳴らすのも面白そうです。
ローランド・ハナの「Dream」は、日本のヴィーナス・レーベルの制作・発売で、音質もよさそうなので試聴用に選んでみました。メンバーは、ローランド・ハナ(p)、ポール・ウエスト(b)、エディ・ロック(ds)という、当時のレギュラー・トリオです。ハナのアルバムだと、「Easy To Love」(Atlantci)など、50年代の録音がよく知られていますが、70年代以降も多くの録音を残しています。
夢にちなんだ曲を集めていて、曲名にDreamが登場するものが、「When I Grow Too Old To Dream」(夢みる頃を過ぎても)、「Street Of Dreams」、「You Stepped Out Of A Dream」(夢から醒めて)、「Day Dream」、「This Time The Dream's On Me」(今こそ夢のかなうとき)、「Dream」、「Dream Dancing」の7曲。他も有名スタンダードで、「Skylark」、「I Hear A Rhapsody」、「So In Love」、「A Sleeping' Bee」、「You Do Something To Me」で、全12曲。
気品が感じられ、うっとりと夢み心地にさせてくれる作品。「When I Grow Too Old To Dream」では、ハナが絶妙なイントロから、快適なテンポ、和音でテーマを奏でていて、すぐに惹きこまれました。タイトル曲の「Dream」は、ベースのイントロに続くピアノの響きが美しく、ソロもダイナミック。他にも、明るくスイングし、ベース・ソロも入る「This Time The Dream's On Me」、音のつながりが美しくクラシカルな「So In Love」など、素晴らしいトラックが入っています。
本日から、インスト(ピアノ・トリオ)というカテゴリーを設けました。以前の記事も分類し直さなければなりませんが、順次行っていきます。
【オーディオ装置2014年5月】
(使用機器)
アナログプレイヤー:ヤマハGT2000L
カートリッジ:デンオンDL103
CDプレイヤー:ROTEL RCDー06
アンプ:デンオンPMAーS10Ⅱ
スピーカー:JBL4425MKⅡ
アンプ:ROTEL RAー05 スピーカー:revolver MUSIC Series1
LPプレイヤーとCDプレイヤーからの出力は、S10Ⅱに入り、そこから出力してJBLのスピーカーに入ります。また、S10ⅡからローテルのアンプRA-05に入力し、、ローテルのアンプからレヴォルヴァーのスピーカーに出すことも可能な配線になっています。
アンプとスピーカーの接続は、2セットともバイワイヤリング。左右のスピーカーの間隔が十分とれていませんが、やむを得ません。
「飯田」のセットもきちんと収まりましたね。
後ろの白い幕は「スクリーン」ですか?
映像も楽しいですね。
この「ローランド・ハナ」、しっとりと良いですね。
聴いたことが、無かったのでさっそくネットで注文しました。
狭い部屋ですが、なんとか収まりました。後ろは、ただの壁で、壁の反対側はウォーク・イン・クロゼットです。映像の方は、オーディオの向かい側にブルーレイ付きのテレビが置いてあり、ジャズ・ライブやオペラ、映画のDVDをごくたまに観ています。
この「Dream」は、かなりよいですね。晩年ですが、若々しい演奏をしています。ベース、ドラムスが出しゃばらないのもよいところだと思います。
僕も、この「夢見る頃を」が、こたえられませんし、同じレーベルの「夢のあとで」盤に入っているドボルザークの「家路」に今夜は、むせび泣いていますが、湿っぽくない、この軽快さが堪らないのですよね!
それから、ハーマン・フォスターのブロック・コード奏法で僕は「ミ・アモーレ」を弾いてますので、CDを楽しみにして下さいませ!!
ではッ♪
ローランド・ハナの記事もご覧いただきありがとうございます。ヴィーナスレーベルについては、ジャケットの意匠や選曲に賛否もあるようですが、ローランド・ハナのアルバムを録音してくれたのには感謝すべきだと思っています。
ローランド・ハナのライブを聴かなかったのは、痛恨の極みでした。長野県での公演でしたが、素晴らしい出来だったそうです。