安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

三ツ橋敬子指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団演奏会 (1月28日 長野県岡谷市カノラホール)

2017-02-03 20:27:51 | 演奏会・ライブ

岡谷市のカノラホール(岡谷市文化会館)で、新日本フィルハーモニー交響楽団の公演があったので、聴きに行ってきました。地方における臨時のコンサートなので有名な曲目が並びますが、ストラヴィンスキー作曲の「火の鳥」を聴きたいので、出かけることにしました。 

   

(出 演)
指揮:三ツ橋敬子
ヴァイオリン:郷古 康
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団

(曲 目)
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」より「ポロネーズ」
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35

ムソルグスキー:交響詩「はげ山の一夜」
ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)

(アンコール)
ヴァイオリン独奏 / フランシスコ・タレガ作曲、ルジェロ・リッチ編曲:「アルハンブラの想い出」
オーケストラ / チャイコフスキー:組曲第1番 ニ短調 作品43より「ガヴォット」

全曲版ではありませんが、「火の鳥」を聴くことができ、満足しました。ストラヴィンスキーの「火の鳥」は、打楽器をはじめ楽器を総動員するので、カラフルな音色を聴くことができるのと同時に演奏を観るという視覚的な楽しみもあるので、実際のコンサートで聴くことができて嬉しかった。

三ツ橋さんの指揮については、「火の鳥」ではかなりダイナミクスを付けていて、この曲は結構印象に残りました。新日本フィルですが、「はげ山の一夜」のクラリネットや「火の鳥」におけるフルートなど木管楽器の方たちがなかなか好演していたと思いました。

チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲のソリストの郷古さんについては、第1楽章は多少荒っぽい感じを受けましたが、第2楽章からは気持ちよく聴けました。長野県内ではまず聴くことのできないストラヴィンスキーの音楽を聴くことができて、岡谷まで出かけた甲斐がありました。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ムソルグスキー:交響詩「はげ山の一夜」 (pfaelzerwein)
2017-02-03 23:25:27
「禿山」は先日聴きましたが、ストラヴィンスキーがなぜああした作曲をしたかはムソルグスキーを注意深く聞いていると分かるようになってきました。プログラムにその辺りの主旨について何か記載がありましたか?

ロシア音楽を勉強し始めると、所謂名曲と呼ばれるような曲は必ずしもやわな創作でないことにも気が付いてきました。
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こんばんは。 (anjye)
2017-02-04 02:21:10
私は年末に東京の演奏会に出かけてきました。東京フィルの演奏会でしたが、初めての東京で本格的なコンサートに行き、ビックリしたのは観客の質の高さでした。ともすれば単調で抑揚のない繰り返しである曲調(そこがいいのですが)でも、みなさん、身動ぎ一つせず聴き入ってる様にクラシック好きの方々がこんなにたくさんいることに改めて感動を覚えて帰ってきました。

過去のブログも拝読させていただき、機会があれば行きたいお店、山などもとても参考になっております。
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ストラヴィンスキー「火の鳥」 (azumino)
2017-02-04 11:03:31
pfaelzerweinさん こんにちは

コメントありがとうございます。当日の曲目解説には、「火の鳥」と「禿山の一夜」との関連については触れられていませんでした。一般的には、リムスキー・コルサコフやムソルグスキーからの影響は言われるようですが。

ロシアの作曲家の音楽は、地方公演ではよく取り上げられますが、ストラヴィンスキーはまずないので、今回はいい公演でした。
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参考にしていただき恐縮です (azumino)
2017-02-04 11:40:21
anjyeさん こんにちは

拙ブログをご覧いただき、また、コメントもありがとうございます。東京フィルは、アヌ・タリ指揮の第九でしょうか。都会だとコンサートに行き慣れている人も多く、エチケットも心得ているのでしょう。地方都市だと様々ですね。

拙ブログは、ジャズなど音楽の感想が主ですが、低いところ中心に登山の記事も載せるようになりました。このところ諸事情で足が遠のいていますが、また再開する予定です。引き続きご覧いただければ幸いです。
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