安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ジャネット・サイデル MOON OF MANAKOORA

2013-11-24 09:30:07 | ヴォーカル(E~K)

飯田市のりんご並木に植えられたフジなどの収穫の時期が近づき、収穫のためのボランティア募集の回覧板が回ってきました。都合がつかず参加はできませんが、りんごの生育状況を見に行ったところ、なかなかいいので、沢山獲れるに違いありません。そのついでに、三連蔵のレストランで、「南信州豚の生姜焼定食」を食べました。ここは、珈琲を飲みながら一休みするにもよいので、たまに使っています。懐かしい曲が多数収録されています。

JANET SEIDEL (ジャネット・サイデル)
MOON OF MANAKOORA (La Brava 2005年録音)

  Moonofmanakoora

今年、ジャネット・サイデル(vo)の来日公演があったので、甲府市に聴きに行くつもりだったのですが、仕事の都合で予定できませんでした。楽しみにしていただけに残念でした。彼女のアルバムは、結構持っていますが、どれも肩の力の抜けたリラックスした歌が聴けるので、疲れた時や深夜などにかけています。その中でも、伴奏にウクレレが入り、古いスタンダードを主に歌ったこのアルバムは、出番が多いものです。

メンバーは、ジャネット・サイデル(vo, p)、チャック・モーガン(ウクレレ、g)、デヴィッド・サイデル(b)、ビリー・ロス(ds, bongos)、ローリー・ベネット(ds, percussion)。ウクレレが本格的に用いられたことで、話題を呼びました。もともとハワイアンの楽器であり、夏を連想させますが、和音でリズムを刻むだけでなく、ソロもとっていて抒情的な旋律も奏でられています。

曲は、スタンダードを中心にバラエティに富んでいます。「When Lights are Low」(灯りほのかに)、「No Moon at All」(月とてもなく)、「Twilight Time」、「Delicado」、「Breeze」、「Till There Was You」、「The Moon of Manakoora」(マナクーラの月)、「Don't Be That Way」(その手はないよ)、「Tres Palabras」(あなたなしでは)、「Deep Purple」、「Linger Awhile」、「Dream A Little Dream of Me」(私の夢をみておくれ)、「April in Portugal」(ポルトガルの四月)、「Falling in Love Again」(また恋をしたの)、「Whispering」、「All I Do is dream of You]」(あなたの夢ばかり)の16曲。

ジャネット・サイデルの安らぎに満ちたヴォーカルに、ほっとして聴き入りました。モーガン(ウクレレ)やデヴィッド・サイデル(b)は、リズムキープの役割もきちんと果たし、全体のサウンドは上品で瀟洒な感じがします。好きな曲から聴けばいいのですが、スインガーでは、「When Lights are Low」、「No Moon at All」、「Don't Be That Way」、しっとり系では、「Till There Was You」、「Tres Palabras」、「Falling in Love Again」あたりが心に残ります。そして、プラターズの大ヒット曲「Twilight Time」の収録は嬉しく、久しぶりにプラターズのベスト盤CDも聴いてみました。

【三連蔵レストラン】

「三連蔵」は、昭和22年の大火で飯田市街地の建物はほとんど消失しましたが、その際にも残った160年くらい前に建てられた蔵です。三連蔵なので、中は3つのスペースに分かれていて、ショップ、展示室、バーが入っています。その敷地内にレストラン(写真左側)が設けられていて、食事をとったのはそちらです。

住所:長野県飯田市通り町2丁目1  Tel:0265-23-0023

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