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1995年の阪神淡路大震災がきっかけとなり自動書記で突如絵を描き始める 絵の仕事は26年目 ブログ光のチャレンジは11年

川柳『宙(そら)』合同句集より

2015-12-09 | 本の紹介
今日はとってもあったかい氣持ちの好いお天氣。

家での~んびりしていたら、ピンポーンが鳴ってゆうパックで川柳の本(合同句集)が届きました。

もう長らく川柳活動からは遠離っている私ですが、なつかしくなって久しぶりに川柳を読みました。

12月1日発行の川柳『宙』の会報100号記念誌(自費出版)です。


31人もの方が各人25句ずつを、それぞれの想い入れのあるタイトルの下に並べておられます。(五十音順)

どの人の句もユニークで素晴らしく、皆さんが真剣に人生を生きておられる姿を存分に感じさせてもらいました。ありがとうございました。


全員の句を一人一句ずつご紹介したいと思ったのですが、私はもう川柳界からは距離を置いていて、決して評論家でも何でも無いので、それは僭越なことだと感じ、今回は「私の印象に残った句」を中心に(掲載順に)下記に並べました。


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疲れたな誰のためでもなく鳴いて

あかさたな過ぎていきしちにの道へ

コース変更しました鳥の鳴く方に 
     浅井ゆず


魂の内部は広い宇宙船           熱田熊四郎


友達はいない 玉子はいつもある      川田由紀子


何者にもなれず 老人と括られて      久保田清美


秋茄子の買い置きがあり余裕なり      小池 昌


片足をこの世に掛けて離さない

後ろから押しているのは希望だな 
     田中日出夫


6月の明るい水を持ち歩く         辻 光子


夕暮れの町はやさしい息になる       

一本のいちょう満身で輝く  
       中西南子


木の下に生まれてやがて木の下に      広瀬鮎美


拝啓父上様 ふるさとは無音です

姉の役降りたくなると月二つ

塵芥見えてこの世は美しい

今ちょっと酔っているけどありがとう 
   弘津秋の子


玉手箱よりも静かな実をもらう       深川さゑ


八歳も八十歳も夢を見る          藤本のぶを


生きてゆく身辺雑多引き連れて       丸本うらら


こんなにも泳いで魚は魚のまま       山口亜都子


ふかぶかと頭を下げて森を出る       夕 凪子


もう何も役立たなくていい氣楽      

存在は続けなさいといわれてる 
      吉田 祥


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以上、皆さまのご感想はいかがですか?

川柳の面白さの心髄を感じていただけたでしょうか?


もし「自分も川柳をやってみたいな♪ 」と思われた方は、ぜひご連絡いただけましたら、『宙』の世話役さんの方へご案内、ご紹介させていただきます。

また、今回は会員の約半数の方だけの句のご紹介になりましたので、他の人の句も含め
「全句をぜひ読んでみたい♪」と興味を持たれた方も、もしよかったらご連絡ください。在庫に余裕があれば直接ご送付いただけるかも?しれません。
(自費出版のため、本代金は私も存じませんので、後日ご連絡させていただきます)


ご愛読に心から感謝です。


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