資金の流れを監視せよと言う意見ですが、
そもそもODAなる資金を停止すれば済むことです。
正しく使われるかどうかの監視より、以前の問題です。
理想国家日本の条件 さんより転載です。
「PM2.5報道」に隠された真実
2013-02-24 井原義博 氏 ブログ転載
http://ameblo.jp/muggle1009/entry-11477790364.html
中国では微小粒子状物質「PM2.5」による大気汚染が深刻な問題を
引き起こしています。
日本の関西地方でも中国から飛んできたとみられる粒子が観測されて
おり、中国の在留邦人のみならず、私たちの健康にも影響を与えかねない
事態となりつつあるようです。
かつて日本でも工場などからの排煙や自動車の排気ガスなどの公害による
健康被害が大きな問題となっていましたが、それに匹敵する状況である、
との指摘も出ています。
このような中、日本側からの働きかけで、大気汚染を抑制するための技術協力
を進めるための協議が北京で22日に開催されました。
日本の優れた環境技術を中国に提供することでこの問題の改善をはかろうと
するものであり、中国側も「日本を含む外国の経験に学びたい」と前向きな
姿勢を見せています(日本経済新聞 2月23日)。
しかし、PM2.5による環境汚染は今年始まったわけではありません。
中国の経済規模が拡大するのに比例して、年々悪化してきているのです。
今年になって中国のマスコミがこの問題について大々的に報道をし始めている
のですが、それには理由があるのです。
日本は1979年以降中国にODA(政府開発援助)を行ってきました。
当時、中国は小平国家主席のもとで改革・開放政策を執っており、それに
呼応する形で当時の大平総理が「開かれた中国」というコンセプトの
対中政策を打ち出しました。
その後30年にもわたって総額3兆円にも上る支援を行ってきました。
しかもこれらは「紐付き」ではないため、中国は当初想定されていた事業とは
別のものに資金を振り分けてきました。
この日本からのODAは中国にとっては「金の成る木」であったわけで。
ところが中国は日本がデフレで経済停滞している間に経済規模が拡大し、
2011年度には日本を抜いて世界第2位まで上り詰めました。
さすがに、これだけ経済成長した中国に対して発展途上国並みにいつまでも
ODAによる援助を行うのはおかしいのではないか、ということから、2012年度
は45億円へと「減額」されました。
中国から見ればこれは避けたいことです。
日本からはいつまでもお金を取りたい。
そこでODAの代わりに目をつけたのが環境事業です。
その裏には中国共産党幹部による利権獲得の動きがあるのです。
温家宝首相が2000億円もの資産を海外に隠し持っていると米メディアに
よって報道されましたが、政府関係者(特に共産党幹部)は様々な利権に
群がって私服を肥やしているのです。
現首相の利克強氏は以前から環境関連の国際会議など出席をしており、
首相となった現在はかなり影響力を強めています。
李克強首相が今回のPM2.5の大報道(中国のマスコミは共産党の影響下にある)
を画策し、あえて国際問題化して日本などから技術援助として多額の投資を
促して、一部を懐に入れる算段をしている疑いがかなりある、と、
株式会社ケイ・ユニバーサルプランニング の代表である
河添恵子(かわそえけいこ)氏は指摘しています。
ODA資金が野放図に軍備などに使われていたような愚かなこととならないよう、
しっかりと資金の流れをウォッチしていただきたいものです。