毎年秋になると、これでまた芽が出るのかというほど、街路樹はきつい剪定、徹底した枝切りを施されます。
太枝も元から落とされて、杭なのか立ち木なのか、わからない姿になるものもあります。
なぜこれほどまでに枝を伸びにくくするのか、台風8号で倒れた沖縄の街路樹を見てわかりました。
たわわな枝は、思いきり強い風を受けるのでした。
野にある樹は、枝が茂れば幹の根も釣り合いがとれるように丈夫になるでしょう。
しかし、街路樹は、周囲の舗装や配管で自由な根張りを許されず、幹も太くなれません。
いたしかたない環境適応の結果、毎秋季断髪丸坊主の恥辱に耐えるしかないのでした。