選挙でわからないことが一つある。
首長や議員団に、ある年齢に達した人全員が投票する通常の選挙と、議員に欠員ができたときの補欠選挙とでは、性格が違う気がする。
性格の違う選挙で投票権がまったく変わらないというのは、どこかおかしい。
代表を選ぶのだから変わりはないと言ってしまえばそれまでなのだが、そう思わせられているどこかに、説明できないわけのわからなさが潜んでいそうな気がするのである。
選挙制度は、自然に生まれたものでも神の思し召しでもないだけに、どこかに違いがありそうなのだ。
何が違うのか、考えているうちにふと思い当たった。
選挙の投票意識には、義務と権利があるのだが、通常の選挙では義務の意識が強く働き、補欠選挙では権利の意識が強く働くのではないか。
統計を捜し求めるのも面倒だからしていないが、多分補欠選挙は通常選挙より投票率が低いと思うのだがどうだろうか。