・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

こんなのもある もう一種:15 壊話法

2018年03月31日 | つぶやきの壺焼

かいわ、普通の文字は会話、話を交わすこと、かみ合わせていくことです。

もう一つの壊話は、話をぶち壊すこと、会話の形をとりながら話がかみ合わないよう、相手の思っている方向に話が進まないようこじらせていくことです。
たとえば、宇都宮で餃子を食べたらうまかったという話に、いくつ食べたか、誰と行ったかなどと詮索の方向を変えていきます。
そこがうまいという印象が植え付けられては不都合な商売がたきなら、そんな手を使いそうです。
自分のしかけた質問に、直接の答えがなければ説明不足と言いつのるでしょう。
挙句の果てに、その場の話には無関係な、一緒に行った人を呼んで来て話をさせろなどと無法なことまで言い出します。

壊話法の常用者は、全壊にまではたどり着けずに話のとりまとめの時がやってくると、「強行採決はよくない」などと言って、話の邪魔をし続けたことなど全く意に介しません。

こんな"かいわ"と、さほど質の変わらない大型会議が、1日3億円もかけて行われ、それがずるずると続けられているとは、ずいぶん情けない話です。

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こんなのもある もう一種:14 無理罪

2018年03月30日 | つぶやきの壺焼

XX罪というような罪状の分類ではなく、無理やりつくられた罪を無理罪と名づけてみます。
無理罪のメーカーは劇作家、脚本家、演出家、役者たちで、出来上がるのは見せるための罪、話の上での罪です。

無理罪が見せるためであるうちはよいのですが、劇話の関係者以外の人が、仕事の材料としての罪作りを始めると、世の中にあまり良い影響は与えません。

たとえば、談合という行為をすべて罪であるとしてしまうことです。
他人を傷つける傷害はだれが考えても罪と言えるでしょう。
しかし、同業組織間の協議を、契約にかかわることであればすべて談合で、それが罪であると言い切れるでしょうか。

ある地域でいくつかの事業が計画されていて、施工を請け負う企業が、働く人たちの仕事に偏りができないよう、自主的に均等受注しようと相談したとします。

上の2行は、次のように言い換えることもできます。
これはあるQAサイトから拾った談合の説明文です。 

ある地方自治体が道路を建設することになったとしましょう。その際、工事費用を少しでも抑えるため、業者同士を競争させて一番安い金額を提示した業者に依頼します。ところが、業者側が結託し、談合で事前に工事の見積金額を決めてしまえば、自分たちが儲かるように費用を吊り上げることができます。そのお金の出所は、私たちの税金。つまり、談合によって本来は必要のない高いお金を払わされ、税金の無駄遣いになってしまうことが問題なのです。

こうして談合という無理罪が仕立てられていきます。
なぜそのような罪つくりがわざわざされるのでしょうか。
それには、罪がなければ仕事がなくなる人がいるからという、奇妙な理由しか思い当たらないのです。

 

 

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こんなのもある もう一種:13 教育という名の技能学

2018年03月29日 | つぶやきの壺焼

教育基本法では、教育の目的を第一条に定め、「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」としています。

私たちは、平和で民主的な国家及び社会の形成を、世界中の人があたりまえのように願っているものと考えがちです。
ところが、地球上に住む人類のなかには、平和ではもの足りない人、独裁を好む人が、ある割合で実在します。
何千年もの歴史をとおして、あたりまえではなさそうな人が絶えないのは、あたりまえでないことが種全体の生存への力となって働いているからでしょう。
普通でない人々が絶滅してしまえば、人類全体の生存力が衰えるかもしれないというのは、認めたくないことではあっても、実験で確かめることのできない、解きほぐしようのないことがらです。

日本でも、2020年から小学校でプログラミング教育を必修科目とし、学校での利用を見込んだタブレット市場が加熱しそうな雰囲気もあるようです。
プログラミング教育への傾倒は、人間が自分の頭で考えずに機械に考えてもらうような、技能万能への誘導性をもち、それが気がかりです。
優れたプログラマーが育てられれば、何千年もの課題に一挙に答えを出してしまうようなプログラムができてしまうかもしれません。
しかし、そのプログラムを実行した後には、あこぎな独裁的人間に使われるよりも、もっとひどい条件で生存を強いられることがないとも言い切れません。

私たちの子孫は、平和で民主的ということばを暢気溌溂なものに聞きとらなければならない時代を迎えることになるのでしょうか。

 

 

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こんなのもある もう一種:12 いたずら

2018年03月28日 | つぶやきの壺焼

ひどい働かせ方をされたとき、それに応えて命までなくす人もいれば、途中であほらしくなっていたずらを始める人もいるでしょう。
いたずらも一種の健康法です。
ただ、そのいたずらの残り滓が、悪者のゆすりのタネに使われたときには、悲劇が起こります。
自分ではいたずらもしない無精者は、その悲劇を観て楽しみます。

ゆすりのかたちは金銭要求だけではありません。
権力を奪い取る気もない弱虫が、権力をはがし取り、脱がせて見る快感を得ようとするゆすりの手口もあります。

仕事の書類もいたずらの材料にできます。
してはならないことをするのがいたずらですから、その結果から何かを望むわけでもなく、ただやってみるときのニヤニヤ感のお楽しみだけが動機になります。
たとえば、自分の手の届くところにあるだいじな書類に、まったく無関係な作り話を書いたものを添付しておくといういたずらもあります。
判を押すだけが仕事の人は、そんな添付書類には気がつきません。
その書類が、ある日閲覧を要求されました、さあ大変です。
いたずら担当官は、こんなものをなぜ付けておくと責められないよう、日常の文書作成技能を駆使して、不要な部分を消し去った書類を閲覧させます。

いたずら小僧は、冷や汗ものの体験を、自分の胸にしまってはおけません。
居酒屋の小自慢話が、ゆすり屋の耳に入ったときが悲劇の幕開けで、劇作家の手にかかればたちまち大劇場で上演できる筋書きが出来上がります。
次には、観客が一挙に増えそうな役者を出せ、出さないの悶着がまた喜劇にもなります。

悲喜こもごものこの雑劇は、いまではリアルタイムで海の向こうでも見ることができます。
このようすならまず大丈夫と、かまどに火を起こしてうちわを持ち、いつ風を送ろうかと待ち構える人を、ひと休みの気分にさせます。
こちらの舞台では、足もとにまとわりつく虫を踏みつけずに追い払うのに大忙しの場面が演じられます。

さしあたり気付かないふりをしていても、やはりひどい働かせ方のお返しは、時間つぶしの雑劇という、無駄なものしか生み出していないようです。

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こんなのもある もう一種:11 指導待ち

2018年03月27日 | つぶやきの壺焼

犬や猫を何百匹も溜め込んで始末に困っている人がいます。
産ませて育ててほしい人に売るという仕事を始めたはよいものの、売れる数より生まれる数が増えてしまうと、どうにも手がつけられなくなります。
生活必需品でないものを売っていると、僥倖への期待が膨らみすぎれば、在庫がどんどん増えていきます。
扱うものが生物の場合には、倉庫に山積みというわけにもいきません。

あふれそうな現況を見て、こんな報道をする新聞社もあります。

『東京都による指導が効果的に行われてこなかった現実が透けて見える。
都環境保健衛生課は当時の状況について「飼育施設などの数値規制がなく、指導内容がわかりにくかったところはある。数値規制があれば、明確な数字で指導や処分が出せた」と認める。』

これにはおかしなところが二つあります。
1.飼い主の無責任を、役所の指導にせいにしてしまう転嫁法。
2.数値制限をすれば問題の発生を防げるというヘボ論理。

さて、いかがでしょうか。

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こんなのもある もう一種:10 ジェネレーション

2018年03月26日 | つぶやきの壺焼

世代には、いろいろな呼び方があります。
1960年以降を20年ごとに区切って、その間に生まれた世代を、ジェネレーションX、ジェネレーションY、ジェネレーションZとする呼び方もあります。

ジェネレーションZの人たちは、生まれたときすでにインターネットがあって、さまざまな情報がいつでもすぐ手の届くところにあるという環境に包まれて育ってきました。
ジェネレーションY以前の人たちとの情報環境の違いは、ものごとの考え方に大きな変化をもたらしています。

電車の中で、空いている席に座ろうともせずにスマホに熱中し、紐抱っこしている赤ちゃんには、呼びかけどころか顔を向けることすらしないお母さんを見かけました。

生まれたときから何かを教えてくれるのは母親でなくスマホになってしまいそうなジェネレーションZの、次の世代は何と呼ばれるのでしょうか。

その人たちの時代には、ものしりは凡人で、ものしらずが珍重がられるようになるかもしれません。

ないことをあったように見せかける騒ぎのネタ作りも、X-Y式のカビの生えた手法となり、すでに腐れはじめています。

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こんなのもある もう一種:9 100%の可能性

2018年03月25日 | つぶやきの壺焼

必ず当たる"可能性"予言法があります。
すでに実在するものを、それがどこにもないかのような言い方で、そのことが起こりうる可能性が"ある"と予言すれば、それは必ず当たります。

<例示> 某社のデジタル版ニュース記事
『放送法の「政治的公平」撤廃を検討 政府、新規参入促す』
日本民間放送連盟内からは「極端に政治的に偏った局ができる可能性がある」といった懸念の声も出ている。

これがなぜ<例示>として有効なのか、説明を必要とする人の割合は、上に示した"可能性"予言法の効果と顕著な正の相関があります。

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こんなのもある もう一種:8 免罪符製法

2018年03月24日 | つぶやきの壺焼

新聞の電子版にこんな欄があります。

フェイクニュースについてのアンケートで、フェイクニュースについての解説まで載っています。

クイズを一つ、この電子版、どこの社のものでしょうか。
答がわかるとおへそに茶が沸いて、おなかの具合がにわかに良くなります。

過ぎた罪 なじってつくる 免罪符

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こんなのもある もう一種:7 島づくり

2018年03月23日 | つぶやきの壺焼

広大な国土を持っていながら、公海のサンゴ礁を占領して勝手に島を作り、そこに軍事基地を建設する国があります。
一方、島全体が首都になり、はみ出しそうになって、サンゴ礁を買い取って人の住める島を作っている国もあります。

集合住宅や商業施設をつくる島づくりをしているのは、インド南端の西側に散らばっている珊瑚礁の島々が花のように輪を描いて並んで浮かぶ国モルディブです。

新しい島を作らなくても何とかならないのかと思っても、写真を見ればこれでは無理とわかります。
10年間で人口密度が35%も増えるほどに急発展をしてしまうと、少子化が問題などと言っている国が奇妙に見えているかもしれません。

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こんなのもある もう一種:6 気分名称

2018年03月22日 | つぶやきの壺焼

鉄道の走行種別の呼び方には、実質名称と気分名称が混用されています。

Limited Express というのがあって、早く走らせるのに限界とか制限とは何のことだろうと思っていました。
よく考えると、この Limited は、走り方ではなく止まるところだったようです。
すべての駅でなく、停車する駅を限定すれば特別に早く走れ、特急になるということでした。

特急よりさらに停車駅を減らして、実質的に早く走らせると快速特急になります。
快特という乗客の気持ちを酌んだような、これは気分名称です。

快速よりさらに速く走らせるようにしたらどう呼ぶか、あたまに新をつけた名前があります。
新づけの便法は、地名、駅名、施設名にも用いられます。
できたときには新しくても、それが定着すれば新しくなくなります。
実質的な意味はなくなり、しかも新しいといわれても乗客の気分はそれほどでもなければ、気分名称でもなく、さて何と呼んだらよいか、ここでハタと困り臨時停車してしまいました。

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こんなのもある もう一種:5 ばれんたい・ん

2018年03月21日 | つぶやきの壺焼

文書の改竄がしきりに問題化されます。

自分で書いたこの唯一行に、疑問に思うことが二つもあります。
一つは、改竄されたものが大きな顔をして出張ってくること、もう一つは問題にならないことが問題に化けることです。

改竄の竄は、穴に潜り込む、穴の中に押し込めるという意味で、改竄は公の場に引きずり出さないようにして文書を変えてしまう行為です。
契約にかかわる文書のようなものの中身を変えてしまうのは確かに悪事です。
しかし、契約文書は公開を目的として作られてはいるものではありません。

公開されるものに変更の事実があれば、それは改竄ではなく編集か修正でしょう。
出して見せるものでない文書を引きずり出して、改竄されたと言いつのることには、どこかしっくりこないものがあります。
文書が使用される状況に合わせて編集されたことを、改竄と呼べば、文字の印象の悪さも手伝って、いかにも悪事であったかのように受け取られます。
いま流されている報道をさらっと見たり聞いたりすると、文書を書き換えたそのことが問題にされているように受け取られます。
出して見せるものでないものを公開して騒ぎのたねにすることにこそ、その方法のどこかに悪事の魂胆が織り込まれているような気がします。

国有地が不当に安い値段で売却されたとすれば、それは問題でしょう。
国会でその問題を追及するのであれば、個別の詮議ではなく、同様のことがほかにも行われてないかどうか調査をし、制度の手抜かり、扱いの粗略など、良くない点を改めていく道を明らかにし実現させて行かせるのが国会の役割ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

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こんなのもある もう一種:4 鎮静座位

2018年03月20日 | つぶやきの壺焼

「生ける間は、人間から憎悪や愛執は除けない。
時は経ても、感情の波長はつぎつぎにうねっていく。
武蔵が生きている間は、なお快しとしない人々が、その折の彼の行動を批判して、すぐこういった。
 ・・・・・(略)・・・・・
波騒は世の常である
波にまかせて、泳ぎ上手に、雑魚は歌い雑魚は踊る。
けれど、誰か知ろう、百尺下の水の心を。水のふかさを。」

吉川英治「宮本武蔵」の一節です。

支持率何%、不支持率何%。
渦の直径が、いまどれくらいあるのか、そんなことを聞いてみたところで、何の足しにもなりません。

管理職という仕事は、雑魚のざわめきを鎮めることが何十%という説もあります。

チンセイザイ、飲んでほしい人が、なぜか歯をくいしばって、それを拒みます。

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こんなのもある もう一種:3 醜活

2018年03月19日 | つぶやきの壺焼

シュウカツいろいろ、就活、終活、まだありました。

醜さを売りものにして活きる、"醜活"です。

元来、物食い場面はわざわざ人に見せることではありません。
そこには心の隙があらわれます。
グラスを手に持ったままむしゃむしゃものを食べ、それを流し込むようにして、酒場の雰囲気描写よろしく、下司ぶりを演じてみせるTV番組もあります。

醜さを活力の支えに、これがまた民族の衰えの宣伝活動になる、困ったものです。

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こんなのもある もう一種:2 無目的生物

2018年03月18日 | つぶやきの壺焼

見たこともない生きものが目の前に現れたとき、人はそれぞれの反応を示します。
見たこともないというのも、認識のかたちです。
最初に、それが何のために生きているのかなどと考える人はごく少ないでしょう。

人の形をしていると、それが目的なしに生きているとは考えにくいものです。
しかし、目的なしに生きているヒトも実在することは確かです。

たとえば、紐の付いていない工作員、その人たちは、ただ工作に励んでいるだけで目的を持ちません。
カネをもらうわけでもなく、利権を得ることもなく、結果だけは"外国のために"尽くしているという、わけのわからない生きものが、大野望をもったごくわずかの人に、いとも巧みに動かされています。

その人たちのマジメな働きは、30年後の国の姿を、ダイオウイカの化けものなどよりはるかに不気味なものに変えてしまうかもしれません。
くわばらくわばら。

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こんなのもある もう一種:1 墨粘人という人種

2018年03月17日 | つぶやきの壺焼

"ぼくねんじん"の普通の漢字は"朴念仁"、飾り気のなさ、人の好さを思わせます。
こういう人が嫌われることはあまりないでしょう。

この漢字を三つとも入れ替え、"墨粘人"としてみると、これはこれは、なかなか手ごわそうです。
濃く摺った墨が固まりかけ、どろどろに粘りが出てきて、まとわり着いてきたらふるい落とせない、始末の悪い性格を想像させます。

墨粘人には、取扱説明書が付いていないので、この性格の新聞記者に狙いをつけられると、しばしば厄介な目にあわされます。

文字が三つなので、該当例も三つ並べておきましょう。

__(例1) あるフリー記者

__(例2) これは新聞記者

__(例2) やはり新聞記者

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