「そうです研究会」というのはどうでしょうか。
返事を考えるための「そうですね」ではなく、相手の言うことを素直に受け入れ、しかも心のこもった「そうです」を、いつでも言えるようにする方法を考える会です。
「そんな・・・」がまず頭に浮かぶ人には、準備期間と試練が必要です。
コンペもあります。
「ワンシーンドラマ」というのはどうでしょうか。
舞台でもスクリーンでも、ドラマのワンシーンしか記憶に残っていないものがあります。
いっそのこと、ワンシーンだけでの表現、最長6~7秒にしてみませんか。
だらだらと2時間近く引っ張るヘボドラマより面白いものができると思います。
「輪ゴムの使いみち探し」というのはどうでしょうか。
見たことのないデザインのものを、探し当てたり、自分で考えたりするのです。
ポケモン探しのように、人に迷惑をかけながらうろうろ歩きまわるような、能のない遊びとはだいぶ違います。
「小学唱歌の歌いなおし」というのはどうでしょうか。
知らなかった歌が次々に出てきます。
たとえば「朝顔」
♪ 毎朝、毎朝
咲くあさがほは、
をととひきのふと
だんだんふえて、
今朝はしろ四つ
むらさき五つ。
歌は一度覚えればなかなか忘れないものですから、知らなかった歌は、覚えなかった歌なのです。
「初降りめぐり」というのはどうでしょうか。
降りたことのない駅で降り、まず散歩からはじめます。
そこでは初めて見るもののほうが多いはずです。
コンビニの建物でさえ、どこもまったく同じということはありませんから。
なるべく細い道を探しましょう。
「提魔会館」というのはどうでしょうか。
思い思いの魔をひっ提げて、好事家が集まるカフェです。
会員制ではありませんが、魔抜けは入館お断りにします。
ルールはただひとつです。
□ 提示してあるテーマの利用は自由ですが、謝礼として利用者自身の作品1枚または1冊を会館に贈呈する。
彫刻、オブジェの類は、場所をとるので実物はお断り、写真集にしなければなりません。
「とおい」には、こんな難しい字もありました。
もとの字のほうは、かすんでよく見えない意味を含んでいるようです。
これは「あなどる」という字でもあって、とおい=あなどる、いやいや地球の裏側のできごとでも、あなどってはいかんぞということでしょうか。
しんにょうのない文字は風貌の貌で、これも異体字関係にあります。
この字には、おぼろげにつかめたありさまという意味もあって、近くに寄ってはっきり見る、くっきりした様子とは違うようです。
「ページ」にあてているつくりの部分は、人間の頭を大きく書いて小さめの足をそえた象形文字といわれています。
貌の字の意味を知ってみると、土門拳が「風貌」であらわそうとしたものの何かが、かすかに見えてくるような気もします。
話がかすんできたところで、しんにょうへの侵入はこの辺で終わりにしましょう。