記憶に残したいこと

     忘れない為に....

「皇帝フリードリッヒ二世の生涯」

2020-01-18 10:58:47 | book
ヨーロッパの中世の歴史は塩野七生さんの本で勉強と言っても過言ではない私。
ヨーロッパの歴史は面白く、それも13世紀が面白い。
今回も迷わず購入。
「皇帝フリードリッヒ二世の生涯」⇒
(塩野七生作)
題名の通り、皇帝フリードリッヒ二世の生涯が書かれている。
父親ハインリッヒ六世はドイツ出身の神聖ローマ帝国皇帝であり、母親コスタンツァをシチリア王の唯一の継承者であった。
二人の結婚で、父親はシチリア王になる。
フリードリッヒ二世は、生まれながらにしてドイツとシチリアを治める運命を生きる。
神聖ローマ帝国皇帝の戴冠式もローマ法王の手によって行われたにもかかわらず、法王が変わることで3度も破門になる。
法治国家と政教分離を目指したことで、法王と対立。
フリードリッヒ二世の生涯は勿論の事、彼の趣味や成しえた事、側近や子供の事などが書かれている。

歴史小説。


感想:フリードリッヒ二世はちょっと早く生まれ過ぎたんだろうなぁ。
   法王が全ての実権を持つ時代だから、思い通りにならない彼を法王は許せなかったんだろう。
   破門しても、彼の周りは何一つ変わらなかったのが脅威だったのかも。
   ローマを攻めようとはしなかったのに.....。
   法王の器よりもフリードリッヒ二世の器の方が大きかったんだろうと思う。
   この本を読む限りでの感想がそうなった。
   面白かったわ。(好き嫌いはあると思うけど.....)
コメント
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