知人から今日もブログお休みですかと電話がありました。またやってしまいました。
作成中は草稿モードにしているのですが、完成後投稿モードに変えずに投稿したつもりでした。遅くなりましたが。以下。
私の時代小説遍歴は、池波正太郎に始まって藤沢周平、平岩弓枝、山本一力と続いています。
その流れと別に、時代小説を楽しむ作家として澤田ふじ子があります。
一寸したお出かけのときに電車の中で読んだり、ドライブ途中で休憩時に木陰で読んだりしています。
この作家はほとんどが京都を舞台にした時代小説です。徳川幕府の侍とそれに対抗する公家の世界、京都の独特の職人の世界とそれを生業とする商人たち、そして多くの神社仏閣、それらが渾然となっての京都の文化が大変面白いです。江戸文化は紹介されることが多いですが、京都の世界は知らない事が多く勉強になります。
澤田ふじ子の時代小説にはシリーズ化されたものが多く、その主人公の個性がどれも魅力があります。
○公事宿事件書留帳
訴訟を庶民に代わって代行する公事宿を舞台に、公事宿の居候田村菊太郎が弟の京都東町奉行所同心組頭の鉄蔵を助けて事件を解決していく。
江戸の奉行所を主人公とする小説と違って、庶民側からの訴訟事情が語られている。
○禁裏御付武士事件簿
京都御所・寺町御門の警護にあたる御付武士久隅平八が、非番の日には行商人などに身をやつし市中の諜報活動に当たる。朝廷を監視する御付武士と朝廷を密かに応援する京都の庶民との間で事件を解決していく。
天皇家や公家とが身近にある京都で、幕府側の締め付けや監視の下で彼らがどう明治時代を迎えたか大変面白いです。
○土御門家・陰陽事件簿
陰陽頭・土御門家の京都触頭・笠松平九郎が陰陽師としての仕事の傍ら、京都の町に起こる事件を奉行所同心たちと解決していく。
江戸時代に土御門家から職札を給された陰陽師たちが、庶民の悩みを相談受ける事から世の中の犯罪の発生を減らすように造られた仕組みに感心します。奉行所同心の少ない人数を影から助けていた事や、陰陽道の実態が勉強になります。
○足引き寺閻魔帳
京の地蔵時の住職黒田宗徳と奉行所同心蓮根左仲と手先与惣次、境内に画室を持つ女絵師お琳そして宗徳の愛犬で人の言葉を解す豪の四人と1匹が、京の町に潜む悪人達を依頼によって密かに誅伐を下していく。
ここまでは庶民の舞台にした話で、全部読んでおりますし新刊も次いで発刊されています。
さて、「祇園社神灯事件簿」は京都祇園社を舞台に祇園社を警護する侍3人の話で、不思議な世界の話として、手つかずにしていました。
最近、上記の作品が途切れたのでふと読んでみましたら、これがまた面白いのです。
京都祇園社(今の八坂神社)と京都市内の祇園社にかかわる御旅所等の灯明を消さないように市中の警護をかねて、各社を見回る仕事をしているのです。
京都の神社仏閣の仕来りや京都の祭り、そして京都の影の仕事をしている四座雑色の話など大変面白いです。
最近本「祇園社神灯事件簿」に夢中になっています。今第4巻を読み始めています。各シリーズが長いのが特色ですが、このシリーズは第5巻で終了になっているそうです。なぜなのか第5巻の結末が気になっています。
作成中は草稿モードにしているのですが、完成後投稿モードに変えずに投稿したつもりでした。遅くなりましたが。以下。
私の時代小説遍歴は、池波正太郎に始まって藤沢周平、平岩弓枝、山本一力と続いています。
その流れと別に、時代小説を楽しむ作家として澤田ふじ子があります。
一寸したお出かけのときに電車の中で読んだり、ドライブ途中で休憩時に木陰で読んだりしています。
この作家はほとんどが京都を舞台にした時代小説です。徳川幕府の侍とそれに対抗する公家の世界、京都の独特の職人の世界とそれを生業とする商人たち、そして多くの神社仏閣、それらが渾然となっての京都の文化が大変面白いです。江戸文化は紹介されることが多いですが、京都の世界は知らない事が多く勉強になります。
澤田ふじ子の時代小説にはシリーズ化されたものが多く、その主人公の個性がどれも魅力があります。
○公事宿事件書留帳
訴訟を庶民に代わって代行する公事宿を舞台に、公事宿の居候田村菊太郎が弟の京都東町奉行所同心組頭の鉄蔵を助けて事件を解決していく。
江戸の奉行所を主人公とする小説と違って、庶民側からの訴訟事情が語られている。
○禁裏御付武士事件簿
京都御所・寺町御門の警護にあたる御付武士久隅平八が、非番の日には行商人などに身をやつし市中の諜報活動に当たる。朝廷を監視する御付武士と朝廷を密かに応援する京都の庶民との間で事件を解決していく。
天皇家や公家とが身近にある京都で、幕府側の締め付けや監視の下で彼らがどう明治時代を迎えたか大変面白いです。
○土御門家・陰陽事件簿
陰陽頭・土御門家の京都触頭・笠松平九郎が陰陽師としての仕事の傍ら、京都の町に起こる事件を奉行所同心たちと解決していく。
江戸時代に土御門家から職札を給された陰陽師たちが、庶民の悩みを相談受ける事から世の中の犯罪の発生を減らすように造られた仕組みに感心します。奉行所同心の少ない人数を影から助けていた事や、陰陽道の実態が勉強になります。
○足引き寺閻魔帳
京の地蔵時の住職黒田宗徳と奉行所同心蓮根左仲と手先与惣次、境内に画室を持つ女絵師お琳そして宗徳の愛犬で人の言葉を解す豪の四人と1匹が、京の町に潜む悪人達を依頼によって密かに誅伐を下していく。
ここまでは庶民の舞台にした話で、全部読んでおりますし新刊も次いで発刊されています。
さて、「祇園社神灯事件簿」は京都祇園社を舞台に祇園社を警護する侍3人の話で、不思議な世界の話として、手つかずにしていました。
最近、上記の作品が途切れたのでふと読んでみましたら、これがまた面白いのです。
京都祇園社(今の八坂神社)と京都市内の祇園社にかかわる御旅所等の灯明を消さないように市中の警護をかねて、各社を見回る仕事をしているのです。
京都の神社仏閣の仕来りや京都の祭り、そして京都の影の仕事をしている四座雑色の話など大変面白いです。
最近本「祇園社神灯事件簿」に夢中になっています。今第4巻を読み始めています。各シリーズが長いのが特色ですが、このシリーズは第5巻で終了になっているそうです。なぜなのか第5巻の結末が気になっています。
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