濱嘉之の新シリーズ「ヒトイチ」の新作です。5月の新刊が出たと思っていましたら、偶然書店で次の新刊が並んでおりました。
「ヒトイチ」は警視庁警務部人事一課の通称で、そこの監察係長の榎本博史警部が主人公です。ヒトイチは警視庁の上層部である警部以上の人事を担当する部署です。その中で、警察組織内の不祥事や非行事案を摘発し、処理するのが監察です。
ついでに書きますと、首席監察官で階級は警視正で署長経験者、首席監察官の下に二人の警視の管理官がおり、その下に四人の係長が配置され、主人公の榎本係長は最年少の係長と言う設定です。
本シリーズの設定から、単行本1冊全編一つの事件の解決に費やされるということでなく、警察官が事件を起こしてからの調査、処分の話ですので、3編からなる小説です。シリーズ第1作も同様3編でした。
今回は、第一章 拳銃自殺 本部から所轄に応援に来ていた優秀な刑事が所轄で拳銃自殺をした。その背景は。
第二章 痴漢警部補の沈黙 本部捜査一課の警部補が痴漢で逮捕。否認ではなく黙秘を続ける。警部補と被害者のJK関係が。
第三章 マタハラの黒幕 婦警がマタハラの被害を受けたと所轄の上司の課長を訴え記者会見を開いた。
第一章と第二章は警察社会の事件でしょうが、第三章は広く一般の会社でも起こりうる事件だと思います。古い習慣と発想、そこから発生した事件を利用しようとする人たち。
ただ身内の不祥事を、どこまで身内の事件として処理してしまうか、これが問題です。
強力な権力を持った組織ですから、開かれた処分をしていただきたいと思います。
「ヒトイチ」は警視庁警務部人事一課の通称で、そこの監察係長の榎本博史警部が主人公です。ヒトイチは警視庁の上層部である警部以上の人事を担当する部署です。その中で、警察組織内の不祥事や非行事案を摘発し、処理するのが監察です。
ついでに書きますと、首席監察官で階級は警視正で署長経験者、首席監察官の下に二人の警視の管理官がおり、その下に四人の係長が配置され、主人公の榎本係長は最年少の係長と言う設定です。
本シリーズの設定から、単行本1冊全編一つの事件の解決に費やされるということでなく、警察官が事件を起こしてからの調査、処分の話ですので、3編からなる小説です。シリーズ第1作も同様3編でした。
今回は、第一章 拳銃自殺 本部から所轄に応援に来ていた優秀な刑事が所轄で拳銃自殺をした。その背景は。
第二章 痴漢警部補の沈黙 本部捜査一課の警部補が痴漢で逮捕。否認ではなく黙秘を続ける。警部補と被害者のJK関係が。
第三章 マタハラの黒幕 婦警がマタハラの被害を受けたと所轄の上司の課長を訴え記者会見を開いた。
第一章と第二章は警察社会の事件でしょうが、第三章は広く一般の会社でも起こりうる事件だと思います。古い習慣と発想、そこから発生した事件を利用しようとする人たち。
ただ身内の不祥事を、どこまで身内の事件として処理してしまうか、これが問題です。
強力な権力を持った組織ですから、開かれた処分をしていただきたいと思います。