新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

ケアン?ケルン?何?

2010-06-05 18:02:22 | ウオーキング
渓谷の底にある小さな橋をいつもなら何気なく渡っているのですが、「カワガラス」でもいないかと橋のたもとの空き地に車を停めました。

まだ鮎釣り人は来ていません。フライの人が独りいました。橋から上流を眺めると100メートルほどのところに、茶色の鳥が水しぶきの近くで歩き回っていました。

「カワガラスだ」。すぐの車に戻りカメラの支度をして、杉林に入り川原に下りました。崖沿いに体を隠しながら近づいて目当ての岩に回り込みました。が、いません。さらに上流に移動したらしいです。ここから上流には足場が悪く登れません。いる事は確認したので、またの機会にと戻り始めました。

そして振り返って、目の前に現れたのが、この石積みです。暗い谷底でこれを見ますと、ドキッとします。どう見ても、なにか仏様三尊のように見えます。特に中央の姿はお顔まで想像できます。

山道での石積みは、ケルンとか言いますよね。その意味の第1義は、「埋葬場所の特徴付け又は慰霊」の意味があるそうです。
でもこんな谷底では、大雨が降ればすぐに流される場所です。多分今日明日の大雨で無くなっているでしょう。そう考えると、いたずらでしょうか。それともペットの死骸でも捨てに来たのか。どちらにしても気持ちのいいものではありません。



昔、ダムの周遊道路の下の岸で釣りをしたことがありました。なんとなく背後が気になって振り返ると、そこは事故現場でした。周遊道路を走っていたバイクが、ガードレールの衝突をしたようです。花束や、酒、タバコが沢山手向けられていました。
もちろん霊に向かって挨拶をして、釣りをさせていただくお願いをしたのは言うまでもありません。こう言う事は大切にする事にしています。

でもこの石積みはなんでしょうか。気になっています。
コメント
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