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Are Core Hire Hare ~アレコレヒレハレ~

自作のweb漫画、長編小説、音楽、随想、米ラジオ番組『Coast to Coast AM』の紹介など

太陽信仰と十字の系譜(前)

2013-01-31 21:42:10 | Coast to Coast AM

オリジナルweb小説とあわせて当ブログメインコンテンツである「coast to coast AM」シリーズですが、
今回取り上げるのは個人的にかなり熱いテーマなので、三部に分けてご紹介します。

ゲスト、マリス・コタレル(Maurice Cotterell)さんによる太陽神と十字をめぐる旅です。

十数年前、現在は中国領となっているタクラマカン砂漠で4000年前とみられるミイラが発見されました。
これだけでも歴史的な発見ですが、調査を進めるとさらに興味深い事実が判明しました。
背が高く目が青く肌の白いコーカソイドの特徴を有していたのです。
さらにはその墓にはあるシンボルがあり、それが今回のテーマ『ケルト十字』です。

ケルト十字は十字架の交差するところに丸を描いたもので、ケルト人が使ったことで知られその歴史はキリストよりはるか以前より存在しています。
つまり、マリスさんによれば彼らはケルト人の子孫だというのです(ケルト人はゲルマン人とほぼ同義です)。
かれらはタクラマカン砂漠からはるばる東へ向かいオーストリアはハルシュタット(ケルト語で『聖なる地』の意)に居を構えます。



そのひときわ高い丘に当時のエリート達ばかりが埋葬された紀元前400年の遺跡があり、その内部に残された壁画が謎めいたものでした。
ケルト十字はもちろん、そしてスワスティカとよばれる逆卍が描かれ、さらには迷路のような模様、羽の生えた蛇なども…
文字だけだと伝わらないかもしれませんが、何か思い出しませんか?
そうです。マヤ文明などネイティブ・アメリカンの壁画です。
ホピ族、マヤ族などの多くが迷路状の図柄、羽の生えた蛇、卍などが描かれており、偶然にしてはありえないほど共通しているようです。
マリスさんの研究による古代ケルト人とネイティブ・アメリカンに共通するもの、それはずばり『太陽信仰』です。

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※web小説‐伝承軌道上の恋の歌‐初めから


アーク・オブ・カヴァナントの行方(後)

2013-01-24 22:22:13 | Coast to Coast AM

前回の続きです。

さて、一昔前日本でもベストセラーとなった「神々の指紋」の著者で、考古学者のグラハム・ハンコック氏説です。
同番組にゲスト出演した際には麻薬による意識変容について熱く語るなど、トンデモ考古学者から更に危ない方面に片足突っ込んでいる同氏ですが、彼の説は実に興味深かったです。

彼によると、エチオピアのシオン・マリア聖堂にそれはあるとのことです。
少し意外と思われるかもしれませんが、エチオピアは古くよりユダヤ人が多く住む土地だったので、ありえる話です。
どこでか忘れましたが多分ここの映像を見たことがあるのですが、こじんまりとした質素な御堂だったと記憶しています。

関係者以外立入禁止のその先で日がな一日聖櫃の番をしている信徒がいるのですが、ハンコック氏によるとみな額だかに腫瘍が出来てしまうのだそうです。
どうも有難いばかりのものとはいいかねるようなシロモノですが、ここで聖書の聖櫃の描写を思い出してみます。
曰く契約の石は触れるとやけどをし、直接目で見ると目が潰れてしまうとのこと。
このような症状を引き起こす物質は何となく思い当たります。
ずばり契約の石とは何か放射性物質のようなものなのではないかということです。
それも現在の科学技術をもってしてもなお困難な常温核融合するようなものであれば、立派なオーパーツですが果たして…

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アーク・オブ・カヴァナントの行方(前)

2013-01-23 22:49:57 | Coast to Coast AM

さて、今日はアメリカのオカルト系人気ラジオ「coast to coast AM」の話題です。

今なおインディー・ジョーンズよろしく数多くの人が探し続けている聖書系アーティファクトといえば、ノアの箱舟、契約の箱、そして聖杯でしょうか?

中でもモーゼの十戒を刻んだ石を収めた契約の箱(聖櫃ともいいます)は、その実在を信じたくなるくらい記述が具体的です。
今から千年前にテンプル騎士団がエルサレムで見つけたとも言われていますが、真相は謎のままです。
隠されているという場所もいくつもあるのですが、その中で「coast to coast AM」で取り上げられていたものをご紹介します。

まずは、当ブログでもご紹介したリモート・ビューアー、エド・デイムズ氏の透視結果から。
彼によると、聖櫃はずばりエルサレムの聖墳墓教会にあるとのことです。
この教会はキリストが苦難を受けた道の先、彼が十字架に処されたゴルゴダの丘に立つ教会です。
キリストの墓の下というのはちょっと不思議な気もしますが、彼はそもそもがユダヤ教徒なので可能性はあります。

長くなりそうなので、一番興味深かったグラハム・ハンコック氏説は次回に回します。

尺稼ぎに他説をば。
それはずばり日本説です。
また契約の箱の形は日本の神輿と偶然とは思えないほど共通点があります。
また、石川にモーゼの墓というのがあり、町の名前が宝達志水町、宝(≒聖櫃)が達した町というのが意味深げです。
県南部のことを約束の地、カナン(加南)と呼ぶのもまさに因縁といえるでしょう…
では肝心の箱はというと四国の剣山説が有名で、これはイスラエルの元大使さんが調査に乗り出すほどの張り切りようです。

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※web小説‐伝承軌道上の恋の歌‐初めから


古代の航海(後編)

2013-01-17 22:35:31 | Coast to Coast AM

さて、前回は明代の世界地図についてお話しましたが、アメリカ大陸と他文明の交流はこれにとどまりません。

ちょうど明の一つ前の王朝である元にもアメリカ大陸との存在をにおわせる記述があります。
ご存知マルコ・ポーロもフビライ・ハーンの時代の中国を訪ねたことは有名ですが、彼は東シベリアから船で40日かけて着く大陸について記しており、カナダあたりのこと指しているのではないかとのことです。
余談ですが、マルコ・ポーロが中国に本当に行ったかどうかは学者の間でも見解がわかれます。
万里の長城について何も書かれていなかったりと怪しい点がいくつかあるからです。
事実、当時イタリアへ帰還した彼は周りから嘘つき呼ばわりされるなどの不遇も味わっています。
トンプソン博士によればジェノアが持っていた新大陸への権益を侵されることを恐れてアメリカ大陸の情報は伏せられていたとのことです。

更に遡ること1300年余、ギリシャ・ローマ時代のことです。
現在とはもう一つ別のカスピ海と呼ばれる湾が欧州の西方にあり、その沿岸でしばしば吹き荒れる嵐を彼らは「ハリケーン」と呼んでいました。
ハリケーンとはもともと西インド諸島の原住民が使っていた言葉であることがはっきりしています。

更にさかのぼります。
古代エジプトの彫像にアメリカ大陸原産のパイナップルを思わせるものを持っているものがあります。
エジプトとネイティブアメリカンともに太陽の化身である蛇神をレイ呼び、また我々が連想するエジプトの彫像とよく似たものが遺跡として発見されています。
実物を見たい方は下のサイトにイメージが載っているので見てみてください。
http://www.davidpratt.info/americas1.htm(英語)

個人的には明の世界地図はかなり眉唾ですが、期待をいだかせるものも中にはある気がしています。
縄文土器に良く似たものがポリネシアや南米で見つかっていることもありますし、古代人の航海能力は意外と侮れないのかもしれません。

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古代の航海(前編)

2013-01-16 23:22:54 | Coast to Coast AM

1492(意欲に)燃えるコロンブスがインドと間違えて『発見』した新大陸アメリカ。
原住民からすれば失礼な話ですが、それ以前にアメリカには様々な文明がすでに辿り着ていたとしたら…?
「coast to coast AM」のゲスト、ガンナー・トンプソン博士はコロンブス以前のアメリカ大陸と他文明との交流について調査研究しています。

そもそも事の始まりは中国で見つかった15世紀初期の明代の地図です。
これを大々的に発表したのが『1421:中国が新大陸を発見した年』を上梓した英国の作家ギャヴィン・メンジーズさんでした。
実際に明代の地図を見るとそこにはアフリカはもとより南北アメリカ大陸、なんと南極北極も載っています。



また、数年前1418年作成の明代の地図を上海で見つかった地図があり、両者が間違いまで含めてよく似ていることが判明しました。
つまり、コロンブス以前の明代の地図が少なくとも2つ存在することになります。

偉大な中国史において発展の停滞期の始まりを象徴する明代ですが、そもそも海洋進出への情熱は現在の共産政権に負けずとも劣りません。
宦官であった鄭和は60隻もの大艦隊でなんとアフリカまで遠征しています。
それも明の永楽帝が暗殺したはずの政敵建文帝の生存を信じて探しに行ったという話も聞いたことありますが、ぶっちゃけこの地図より怪しい話です。

オカルト界ではピリ・レイスの地図というのが有名で、さすがにこれは一考にも値しないシロモノですが、今回は一味違います。
長くなったので元代からなんと古代エジプトまでアメリカ大陸との交流の歴史を解き明かしていく怒涛の検証編は次回です。

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サイコパス化する社会(後)

2013-01-13 21:26:09 | Coast to Coast AM

前回のつづきです。

感情に流されず合理的な判断ができ、スリルを好み攻撃的で積極的。
なにやらそれまで持っていたサイコパスのイメージが崩れ落ちる音がします。
はっきりいってサイコパスの持つ一面は男なら誰しも憧れるかっこいい男性像です。
社会的に成功している人が多いことは前回お話しましたが、サイコパスは(少なくとも外面は)人格的にもとても魅力的な人物であることも多いのです。

サイコパスは双子の研究などから先天的な要素が強いようですが、環境にも左右されます。
ゲストのジョナサン・ザップさんによれば人口の1%を占めるとのことです。
嘘かホントかその1%とはいわばサイコパス特性を持つネアンデルタールの末裔なのだとのことです(こういった意見が聞けるのが「coast to coast AM」ならではではあります)。

そして話はここにとどまりません。
ジョナサン・ザップさんによれば我々もサイコパス的な側面を持っています。
スリルやサスペンスのない物語は平坦でつまらないと感じます。
思春期の少年にとってギャングや戦争などの暴力的な話題が魅力的に感じることも少なくありません。
他のサイコパス気質の人間から影響を受けたり、戦争など置かれた環境によってもサイコパス化することもありえます。
そしてサイコパス化するのは人だけにとどまりません。
ナチズム、スターリニズムなど社会がサイコパス化することもあります。

ここからは僕の意見ですが、合理主義に基づく競争主義あるいは平等主義を極端に推し進めようとする社会はゆるやかにサイコパス化していると言えるのではないでしょうか?
しかし、それを単純に悪だと決めつけられないのは、人間のサイコパスと同じく功罪があいなかばするということです。

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サイコパス化する社会(前)

2013-01-12 21:42:52 | Coast to Coast AM

今回取り上げる「coast to coast AM」はいつものオカルトから離れて、サイコパスについての話題です。
サイコパスとは一般的に共感能力に乏しく冷淡で自己中心的な人たちのことを指します。
単に性格の傾向というにはちょっと異質で、彼らは通常であれば動揺するような言葉や場面に接しても感情を司る部分の脳が全く反応を示しません。
では、冷徹で感情を持たないロボット人間なのかというとそうではありません。
彼らは原始的な感情である、怒りやスリルによる興奮を非常に好みます。

サイコパスといえば「ああ、連続殺人とかする異常犯罪者たちのことでしょ」と思われるかも知れません。
同番組でもジェフリー・ダーマーが例としてあげられていましたが、事情はもっと複雑です。
冷徹で感情を持たないということは一方で、目的にかなった合理的な判断を常に下せるということです。
彼らの攻撃性やスリル欲求は積極性にも結びつきます。
サイコパス研究の第一人者、ボブ・ヘアーさんによる驚くべき事実が挙げられており、
社会的に成功している高額所得者達の中にはサイコパスが多く存在しているそうです。
犯罪者になるのはある意味でサイコパス界の落ちこぼれです。

そう言われると確かに思い当たるフシがあります。
人に対する思いやりが一切なく周囲には倦厭されてるけど仕事はできて上司の覚えだけは良い、そんな人はどこの部署でも1人は見かけます。
ただ、そういう人が即サイコパスなのかというとそうも言えないそうで、ボブ・ヘアーさんによると診断には6ヶ月の期間を要するとのことです。
一方でボブ・ヘアーさんによるサイコパスチェックリストもネット上にありますから参考にはなりそうです。

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※web小説‐伝承軌道上の恋の歌‐初めから

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ニギわう森 - At a forest on the day-


アメリカの人気深夜ラジオ番組

2013-01-02 18:58:06 | Coast to Coast AM

From the city of angel after the pacific ocean good morning, good evening wherever you may be across a nation around the world
(太平洋を臨む天使の街ロスエンジェルスより世界のどこかにいるあなたにこんにちはこんばんは!)
こんな決まり文句で始まるアメリカの深夜ラジオ番組『coast to coast AM』。
この幕開けの爽やかさにもかかわらず実は…かなり濃いオカルト番組です。

UFOはもちろん、超古代文明、スピリチュアル、陰謀論などなんでもありなこの番組、
もはや月の裏側や火星に文明の痕跡があるなんてことはカラスは黒いレベルの常識です。
興味深いのはこの事実をインゴ・スワン、ジョー・マクモニーグルといった著名なリモート・ビューワー(遠隔透視者)たちがこぞって主張しているということです。
(マクモニーグルさんは度々日本のテレビに登場して色々的中させているのでご存じの方も多いと思います)
にもかかわらずNASAの火星探査機やJAXAのかぐやのレポートにないということはやはり組織の陰謀なのでしょうか…!?

僕もいい大人なのでさすがに真に受けるわけではないですが、SF・ファンタジー小説の設定集と思えばなかなか楽しめます。
今後興味深い内容はご紹介したいと思いますのでよろしくお願いします。
話半分どころか10倍くらいに薄めて見てもらえればと思っています。

※伝承軌道上の恋の歌‐初めから

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