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Are Core Hire Hare ~アレコレヒレハレ~

自作のweb漫画、長編小説、音楽、随想、米ラジオ番組『Coast to Coast AM』の紹介など

日本列島世界雛形説

2013-02-27 21:39:15 | Coast to Coast AM

最近の『Coast to Coast AM』はちょっと心に引っかかる話がなかなかありません。
ローマ法王の何百年ぶりの生前退位や相次ぐ隕石騒動など気になる事は多いのですが…

そんなわけで今日はゆるめのオカルト話です。
日本列島が世界の雛形となっているのは、オカルトかじってる人にとってはもはやポストは赤いレベルの常識です。
大本という新興宗教の教祖出口王仁三郎さんが提唱したとの話を見たことがありますが真偽の程は知りません。
ただ、照らしあわせてみるとなるほど良く似ています。



単に形が似ているだけならただのトンチですが、世界の出来事が遅れて日本の歴史に転写しているところがこの話のキモです。
人類発祥の地はアフリカ東部と言われていますが、古事記によればそこはニニギ神による天孫降臨の地です。
人類がアフリカ大陸を出て遠路はるばる旅したのと符合するように、初代天皇神武は東征の旅へと赴きます。
そして最初の文明が起こったメソポタミアの辺りは奈良盆地に相当しますが、ここは神武がヤマトへと連なる豊葦原瑞穂の国を興した地です。

この附合は神話の時代に限りません。
コロンブスが新大陸を発見したように、対応する北海道は明治の時代に屯田兵による開拓ラッシュが起こっています。

他にもまだ色々とこじつけられそうですが、現在はどうなのでしょうか?
この説によって日本の未来を占うことはできないでしょうか?
そこで考えてみると不思議なことが起こっていることに気づきます。
1991年のバブル崩壊から遅れること17年余、世界は2008年にリーマン・ショックが起こり、今なお世界経済を苦しめています。
また、日本で少子高齢化が叫ばれて久しいですが、人類全体にとっての前代未聞の少子高齢化はまだ始まったばかりです。
3.11の震災なども世界的な地殻変動の端緒にも思えてきます。

つまり戦後に限って言えば日本の出来事が遅れて世界に転写するという逆転現象が起こっていると言えます。
ならば、日本が真っ先に危機を乗り越え世界を救ってみるのも一興です。

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禁じられた考古学

2013-02-23 21:41:22 | Coast to Coast AM

『禁じられた考古学(Forbidden Archeology)』。
なんと中二心をくすぐる響きでしょうか…?
この2つの言葉の組み合わせは寝しなに思い出してはニヤニヤしてしまうほどの化学反応を起こします。

今回ご紹介する『Coast to Coast AM』はレギュラー・ゲスト、米著述家のマイケル・クリーモ(Michael Cremo)さんです。
彼は人類は定説とされているよりずっとはるか昔、何億年も前から存在していると主張しています。
しかし、彼の主張は学会から排斥され、時には妨害工作すら受けているために「禁じられた」ものとなっています。

その彼の主張の根拠のひとつがこちら。



発見された南アフリカ共和国の地名から『クラークスドロップ球体(Klerksdorp sphere)』と呼ばれています。
鉱石を主成分とするこの球体には模様がついていますが、驚くべきはこの球体の成立年で計測の結果なんと10億年はくだらない事が分かっています。
この点に関しては異論はなく、これが人工物かどうかで議論が別れており、クリーモさんは当時存在した人類の手によるものと考えています。
(にわかには信じがたいのですが、自然物とする地質学的な説明がなされており、個人的にはこちらに分があるかなと感じました)

またクリーモさんは自らの専門であるインドの古文書ヴェーダの記述から古代に現代よりはるかに進んだ文明があったと考えています。
確かにヴェーダには現代の我々からすると飛行機や核爆弾の存在を思わせる記述があることは有名です。
そして、そう思うのは決してクリーモさんただ一人ではありません。
同じくヴェーダに深く魅入られた科学者ロバート・オッペンハイマーは世界初の原爆の開発に成功した時こう言ったと言います。
「これを作ったのは我々が初めてではない」と。

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冷める火星と燃え上がる金星(後)

2013-02-18 21:01:11 | Coast to Coast AM

冷める火星と燃え上がる金星(後)

前回の続きです。

このグレイ先生によると男性と女性ではホルモンの分泌の違いにより幸せの感じ方が異なります。
男の場合はいわゆる男らしさを作り出す男性ホルモン=テストステロン、女性の場合は癒しのホルモンといわれるオキシトシンが多いようです。
この違いによって男性は何かを達成すること、女性は誰かに守られている共感されていると感じるときに幸せを感じます。
ですから人生の方針に迷った時、自分の性にあわせて探してみるのもひとつの方法です。

さて、ここからが本題です。
男性にも女性ホルモン、女性にも男性ホルモンを持っています。
例えば、女性でも何か問題を解決なければならない時、緊張を強いられるときは男性ホルモンであるテストステロンが分泌されます。
つまり「男化」するというわけです。
(だいぶ前安野モヨコさんの『お仕事マン』という漫画をちょっと見たことがあったのですが、キャリア・ウーマンの主人公が難しい仕事をこなすときに「男モード」になるという描写があったのを思い出します)

では、これが女性にとって心地良いかというとそうでもないらしいのです。
つまり状況に応じて男性ホルモンが分泌されるのは仕方ないとして、女性にとってこの生理現象はストレスとなるようです。
同じように環境ホルモンによって生物の女性化が言われて久しいですが、男性にとって女性ホルモンが増えることもまた問題です。
ややもすれば男性が女性化してガサツでなくなっていいのではと安易に思ってしまいますが、結果は全くの逆です。
最近アメリカの青少年の間で多発している無差別殺人の原因にこの男性の女性ホルモンの増加が関連しているとのことです。
また父親の不在も青少年の無軌道な行動に関連が深いようです。

そしてこのことがこの現象が表題『冷める火星と燃え上がる金星』の指し示すことであり、我々が直面している問題です。

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冷める火星と燃え上がる金星(前)

2013-02-17 22:24:40 | Coast to Coast AM

今回のご紹介する「Coast to Coast AM」は火星と金星の話なのですが、いつもとはちょっと趣向が違います。
これらはセラピスト、ジョン・グレイ先生(Dr.Jhon Gray)による例えで火星は男、金星は女のことです。

男女はその見た目もさることながら、生まれ持った脳の働きも違うことは、テレビなどで盛んに取り上げられある種の常識になりつつあります。
例えば、会話するにも男は結論を導こうとし一方の女は感情の共有を目的とします。
悩み事を打ち明ける彼女に対して男が良かれと思って話を遮り解決策を探ろうとするというのは下中の下です。
彼女は悩んでいる感情を打ち明け相手と共有したいのであって、解決策など望んでいないことが多いのです。

また、女性は男性より4倍のストレスが感じやすいのだそうです。
比較的軽いストレスでも感情を司る脳の一部の血流が通常の8倍にも上昇し、何かと感情的に反応しがちです。
それに対して男性はストレス耐性はあるものの、決して感情的でないというわけではなく臨界点を越えて爆発します。
この違いから女性がストレスで感情的になっているのを男性が自分自身に当てはめて、女性の身に余程のことが起こっているに違いない勘違いしてしまいます。

そういうときはただ黙って彼女の愚痴を聞いてあげるだけでいいのです。
「それじゃあ、解決にならないじゃないか」っていう男性もあるかもしれません。
しかし、賢明な女性にとってどんな結論も最初から自分の中に見つけてあるのです。

このような違いを科学的に証明されたのは1996年というのですからアダムとイブの時代から続く男女の長い歴史の中で驚くほどに最近です。
男女平等、性差より個体差を謳う現代社会にとって政治的な問題もはらんでいることも留意せねばなりません。

次回、この違いをさらに科学的にご説明しつつ、特に男の身に起こっている問題について考えて行きます。

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紀元前2345年のカタストロフ

2013-02-16 22:01:24 | Coast to Coast AM


先日、隕石がシベリアに落ちたかと思えば、また別の巨大隕石が月より近い距離をかすめる人類にとっては危機一髪の出来事が相次ぎました。
かつて恐竜を絶滅させるほどの大災害を引き起こした隕石ですが、それ以外にも様々なカタストロフがかつて地球に起こったであろうことは想像に難くありません。

『Coast to Coast AM』のゲスト、考古学者ジョナサン ・グレイ(Jonathan Grey)さんによれば紀元前2345年こそその年でした。
1万3000のもの火山が噴火し、地表の至る所で深さ3メートルもの亀裂が秒速13メートルの速さで地面を引き裂き、それまで一つだった大陸が別れ、地表に溢れだした大量の地下水が世界に大洪水をもたらしました。
なんとも刺激的な主張ですが、オーストラリアの地質学者によって証明され、著名な科学誌の検証にも耐えた確かなものだそうです。
そしてこれこそがノアの方舟の逸話として旧約聖書に記されている大洪水です。

とはいっても疑問が残ります。
大災害が数万年前というのであれば信じもしますが、いくらなんでも紀元前2345年は最近過ぎます。
例えばエジプトのギザの大ピラミッドなどはいくら頑丈でもそれほどの大災害を耐えぬいたとは考えられません。
グレイさんによれば、ピラミッドの内部の回廊がまっすぐに当時の北極星であるトゥバンに向かって伸びており、それから推測される建設年は大洪水から200年後の紀元前2144年とのことです。
また、マヤ歴の起算点である紀元前3113年という数字も当時からマヤ人がいたのではなくて、後から逆算して導き出した結果なのだそうです。

余談ですが、グレイさんによれば紀元前300年の中国の古い書物に古代中国人が月に行った時の様子が記述されているとのことで、ガラス状の構造物があるとのことです。
アポロ11号の乗員マイケル・コリンズさんが目撃した月面の人工物の実況が当時生中継で11分も放送されたそうなのですが(本当でしょうか…?)、それはきっとこの古代中国人が数千年前に見たものと同じに違いないとのことです。

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UFOあらかると(後)

2013-02-12 21:21:22 | Coast to Coast AM

前回の続きです。

プリンストン大学出身のジャーナリスト、アニー・ジェイコブソン(Annie Jacobson)さんは知る人ぞ知るアメリカの軍事基地エリア51について取材しています。
彼女は当基地のインサイダーから様々な情報を得ています。
軍の機密文書によれば、円盤型飛行隊の真相はソ連軍の飛行機だったとのことです。
また、地下で様々な生体実験がされており、その中には"Being"と呼ばれるものの存在に言及しています。
その姿形はいわゆる『グレイ』そっくりとのことです。

リチャード・ボイラン博士(Dr. Richard Boylan)は宇宙人達による星間連邦について研究しています。
そして彼は第二世界大戦の時代に各首脳と連邦の宇宙人達が結んだ協定について暴露しています。
ソースは?との質問に「数日前、突然頭のなかに情報が降りてきた」とのことです…ずこーっ
このレベルになってしまうと何でもありすぎてエンジョイ派の僕でもさすがについていけません。

ざっと記憶に残ってる範囲でこんなところでしょうか?
謎の飛行体が騒がれだした頃から時代が下るにつれ、銀と輝くナベ蓋からなめらかな円盤、未知なる発光体と我々の意識に合わせるように形が進化していっています。
面白いのは宇宙人=地球外生命体の存在自身の説明もこの謎の飛行体と同じく進化を遂げているということです。
いわゆる物理学の世界で統一理論が提唱され、この宇宙は11次元から成り立っているとの説が有力となっていますが、
それに合わせるように「Coast to Coast AM」のゲストさんの多くがETを多次元的な存在と考えるようになっているようです。

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UFOあらかると(前)

2013-02-11 21:40:04 | Coast to Coast AM

ラジオ「Coast to Coast AM」はUFOの本場アメリカの番組なので、UFOや宇宙人(ET)に関するトピックが最も多いです。
メイン・ホストのジョージ・ノーリィ(George Noory)さんがもともとUFO畑の人らしく結構お堅い大学の教授がゲストの時でもそっち方面に話を誘導するので聴いてるこっちがドキドキすることも。
この手のテーマは内容が荒唐無稽すぎ、逆に細かすぎ、映像がないと面白みに欠けるなどの理由で個人的にはあまり熱心に聴いていません。

先日NHKの「コズミック・フロント」でもロズウェル事件の真相が明かされていました。
それによれば後年公開された当時の米国の実験中の新型兵器と当時の目撃情報が一致しており、ほぼ間違いないようです。
三角型のUFOの目撃談が相次いだかと思えば、似たような形のステルス戦闘機が登場したりと、目撃されたUFOが実は軍の秘密兵器と言うことは今もあるんじゃないでしょうか。
そんなわけで相も変わらずラジオで喧々囂々やっているのと聴くと、ちょっと食傷気味になってしまうのです。

とはいえ、中には興味深いものあり、気になったお話をかいつまんでご紹介してみます。
まずはリモート・ビューアー01、ジョー・マクモニーグルさんからです。
日本のテレビにも度々出演し、お笑いコンビ・麒麟の田村さんのお父さんを探し当てたりしているのでご存じの方も多いと思います。
彼によるとロズウェル事件はもともと世間の注意をそらせるためのフェイクとのこと。
それとは別に本当にUFOがクラッシュした事案があり、場所はメキシコ国内、そこにはまだ破片も残っているそうです。
またワシントン州の山間部にはUFOの地下基地があるとのことです。

さらにマクモニーグルさんの遠隔透視はUFO自体に挑んでいきます。
ところがこれが困難を極めます。
UFO側が精神障壁を作りだし透視を妨害するそうで、まるでSF小説さながらのサイキック・ウォーズです。
で、UFOの構造はというと有機体的機構(Bio-Machanic?)のようなものだそうです。
となるとUFO作るのに回路を培養したりするんでしょうか…?あるいは壁が脈打ってたり…?
いずれも現代の我々人類の持つ科学技術とは根本から違うコンセプトで作られているようで好奇心をくすぐられました。

思いがけず長くなりましたので次回に続きます。

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ユニコーンは実在した!

2013-02-07 22:17:07 | Coast to Coast AM

今日ご紹介する「coast to coast AM」のゲストはウィザード、オベロン・ゼル(Oberon Zell)さんです。
オベロンとは欧州の文学にしばしば登場する妖精王のことです。
英国ロック・バンド、クィーンのファンの方なら「マイフェアリーキング」や「フェアリーフェローズマスターストローク」でお馴染みかと思います。
ウィザード≒魔術師というと胡散臭く思われがちですが、ウィザードとはワイズマンと同じ語源であり、古代ギリシャの哲学者たちもウィザードであるということです。
ホグワーツならぬグレイ魔術学校(Grey School of Wizardry)の通信教育講座も開設しているそうです。

このゼルさん、聴くところによれば魔術のみならずなんと過去にユニコーンを飼育していたとのことです。
気性が荒く人前には姿を現すことはめったにないものの、唯一清らかな乙女にのみ心を許すというあたり引きこもり系男子の僕としては妙に親近感を覚えずにいられない伝説の動物です。
そのユニコーンが実在するとすれば大発見ですから、その姿を確かめようととネットの情報の海にダイブしてみたところ、
まずオベロン・ゼルさん自身の風貌に驚かされました。

オールシーズンでハロウィンやってますというような出で立ちでコスプレ感が半端ありません。
同じ魔法学校とはいってもまだハリー・ポッターのホグワーツ魔法学校の制服のほうが世間受けはよさそうです。
普段からこれで生活されているようでウォルマートのようなところで買い物している画像も見つけました。
で真ん中にいるのがユニコーンなのですが、どうみても馬というより山羊です。
確かに山羊ならもともとツノがありますから、このような生え方をする種類がいてもおかしくはありません。
ツノ自体がフェイクではと思われるかもしれませんが、頭蓋骨も残っておりちゃんと生えてることは間違いないようです。

あまり写真を拝借するのも気が引けるので、詳しくは下のリンクを見てみてください。
http://www.sideshowworld.com/9-ms-pi/interview-OZ.html
 
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太陽信仰と十字の系譜(後)

2013-02-02 22:07:48 | Coast to Coast AM

前回の続きです。

そして、キリストはこの世界をまたにかけた太陽信仰の象徴である十字を背負って死ぬことにより、太陽信仰を象徴する存在となったともいえます。
それまでの世界に十字のシンボルとともに広がっていた太陽信仰を纏めあげることを試みた野心的な一大宗教家としての姿が浮かび上がってきます。

しかし、十字や卍や羽の生えた蛇など太陽信仰が共通していたのと同じく、世界にそのような人物はいなかったのでしょうか?

紀元後4世紀のマヤにペイカウ王(Lord Pacal)という王がいました。
彼は生前数々の奇跡を起こし、二つの木で作った十字の上で死に、自分は明けの明星であると語ったとの逸話が残されています。
驚くべきことにこれは新約聖書に描かれたキリストと一致しているのです。
(もちろん近年にキリストの逸話が持ち込まれた可能性は否定できませんが)

そしてマリスさんはさらにスワスティカの謎を解き明かしていきます。
スワスティカには右周りと左回りのものがありますが、正式には逆卍が正しく卍は逆向きです。
これにもちゃんとした意味づけがなされているそうです。
それは地球での磁力の反転があったためある時点から卍の向きが変わったのだと推察しています。
そのある時点とはがマヤ暦の起算点3113年だとのことです。

過去記事『古代の航海』でも触れましたが、「coast to coast AM」に出演するゲストには古代アメリカと中国、ヨーロッパとの共通点を指摘する人がかなりいます。
心理学者のユング風に言うなら人間の深層意識にある元型=アーキタイプゆえの必然とも言えるのでしょうけど、アトランティス帝国による説明を試みる人もおり、いずれご紹介できたらと思います。

三部にわたってご紹介した『太陽信仰と十字の系譜』ですが番組中ではわずか30分ほどのお話でしたが、ダヴィンチ・コードに劣らない一大オカルト・ミステリー小説を読了したような気分になりました。

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太陽信仰と十字の系譜(中)

2013-02-01 21:55:14 | Coast to Coast AM

前回の続きです。

マリスさんによれば卍やケルティック十字は全て太陽信仰をあらわす図柄との事です。
最も古いスワスティカが発見されているインド、中国、海を越えた新大陸まであまねく古代世界に広がっています(スワスティカは元はサンスクリット語です)。

太陽信仰とともにポピュラーだったスワスティカも西洋社会では今やナチスの象徴としてタブーとなっていますが、そのナチスもこの連綿と続く太陽信仰の歴史の中にあるとの事です。

ナチスは誇り高きゲルマン民族こそが『東』から来たアーリア人の末裔と称していましたが、このアーリア人こそ太陽信仰する民であるタクラマカン砂漠で見つかったコーカソイドだとの事です。
さらに、古代ゲルマン人に習ったとされるナチ式敬礼は実は古代エジプトのファラオ・アメンホテプ4世が化身した太陽神イクナートンと共通しており、敬礼ももともと太陽に向かって手をかざすという意味でした。
そしてナチスは壮大な太陽信仰のシンボルである卍をタブー化し封印したという役目をはからずも果たしたと歴史的には解釈できそうです。

ナチスといえば少なからずオカルト的な側面を持っておりキリストの聖杯を探していたとの噂がありますが、では当のキリスト本人はこのシンボルと関わりはあるのでしょうか?
ここでまた今回のキーワード『十字』が浮かび上がってきます。
キリストの処刑に使われた十字架はただの処刑具ではありません。
キリストの負った十字架は太陽のシンボルのメタファーであったのです。

続きます。

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