東京・代々木で行なわれた「東京平和映画祭」に足を運んだ。
この映画祭も今回で3年目。マスコミが協力的に紹介したことも手伝い、会場はほぼ満員であった。
映画祭では、午前10時から午後9時まで5本の長編映画と1本の短編映画が上映されていた。体力のある若者であれば、全てを観る事ができるだろうが、私は2本の長編と短編映画を観るに止めた。
私のお目当ては、短編映画「魔法のランプのジニー」。これは、朝日新聞でも大きく取り上げられていたので御存知の方も少なくないであろうが、アメリカの中学生二人が「ヒロシマ・ナガサキ」を題材に作った作品だ。
12歳の時に授業で原爆投下のことを習ったが、教科書には「巨額を投じて原爆が開発され、ヒロシマとナガサキに落とされた」としか書かれていなかった。原爆投下を「なぜ?」と思った二人は、一年かけて核開発に関わった学者など(広島市長にもカメラを向けている)を精力的に取材、その模様を16分間の映画にまとめた。
タイトルにある「ジニー」は、魔法のランプに閉じ込められる魔神の名前。広島・長崎に落とされた原子爆弾を象徴しているとの設定だ。二人は、映画の中で、ジニーに「あんなことはしたくなかった」と言わせ、原爆投下をしたのはジニーではなく、原爆を開発した人間が人間を殺す、とのメッセージを観る者に伝える。
評判どおりの見応えのある作品であった。14歳の少年らしさと彼らの豊かな才能が実にうまくマッチして観る者を惹きつける。短編映画に必要な力強さと衝撃も兼ね備えている。
その内の一人、スティーヴン・ソター君が来日しているとのことだったので、劇場挨拶があるかと密かに楽しみにしていたのだが、21日に「ピース・ボート」に乗って世界の旅に出てしまったとのことで、ヴィデオでの挨拶に留められた。残念!
この映画祭も今回で3年目。マスコミが協力的に紹介したことも手伝い、会場はほぼ満員であった。
映画祭では、午前10時から午後9時まで5本の長編映画と1本の短編映画が上映されていた。体力のある若者であれば、全てを観る事ができるだろうが、私は2本の長編と短編映画を観るに止めた。
私のお目当ては、短編映画「魔法のランプのジニー」。これは、朝日新聞でも大きく取り上げられていたので御存知の方も少なくないであろうが、アメリカの中学生二人が「ヒロシマ・ナガサキ」を題材に作った作品だ。
12歳の時に授業で原爆投下のことを習ったが、教科書には「巨額を投じて原爆が開発され、ヒロシマとナガサキに落とされた」としか書かれていなかった。原爆投下を「なぜ?」と思った二人は、一年かけて核開発に関わった学者など(広島市長にもカメラを向けている)を精力的に取材、その模様を16分間の映画にまとめた。
タイトルにある「ジニー」は、魔法のランプに閉じ込められる魔神の名前。広島・長崎に落とされた原子爆弾を象徴しているとの設定だ。二人は、映画の中で、ジニーに「あんなことはしたくなかった」と言わせ、原爆投下をしたのはジニーではなく、原爆を開発した人間が人間を殺す、とのメッセージを観る者に伝える。
評判どおりの見応えのある作品であった。14歳の少年らしさと彼らの豊かな才能が実にうまくマッチして観る者を惹きつける。短編映画に必要な力強さと衝撃も兼ね備えている。
その内の一人、スティーヴン・ソター君が来日しているとのことだったので、劇場挨拶があるかと密かに楽しみにしていたのだが、21日に「ピース・ボート」に乗って世界の旅に出てしまったとのことで、ヴィデオでの挨拶に留められた。残念!