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日々の出来事から国際情勢まで一刀両断、鋭く斬っていきます。コメントは承認制です。但し、返事は致しませんのでご了承下さい。

最後のひと口

2006-07-17 11:26:03 | Weblog
 以前このブログで紹介したことのある、豚カツ屋のT氏から昨夜電話が入った。

 店を閉じてからT氏は元の職場に請われて再就職、忙しい毎日を過ごしていると報告を受けていただけに、なにかあったかと一瞬思ったが、故郷のマス寿司が手に入ったので届けてくれるという。

 今朝になってそれを届けていただいた。それを喜んだのは直子だ。

 「駅弁でしか食べたことがないからこんなちゃんとしたのは初めて」

 と、包みを開ける前から興奮気味。

 ひと口食べて、本当に嬉しそうな顔を浮かべた。よほど好きなのだろう。あっという間に全てをほおばってしまう私とは大違い。彼女はその後も小さく切ってゆっくりとひと口ひと口箸で運ぶ。これは、彼女の大好物を食べる時の特徴だ。

 そして、最後のひと口になると、包みにあった解説書を読み始めた。もちろん、私の「最後のひと口横取り計画」を警戒しながらだ。

 「う~ん、書いてあることは大したことなかった」
 そう言って最後の一片は彼女の口に運ばれた。

 良い休日の朝食だった。そして、友情に感謝!


サプライズ・パーティ

2006-07-17 00:41:37 | Weblog
 今日は「ピース・メディア塾」の開講日。講師は、一期からお願いしているTBSの記者、小嶋修一氏。

 出世指向のジャーナリストが増える中にあって、小嶋氏は「生涯一記者」を貫く。若かりし頃から医療分野にこだわり続け、今では他の追随を許さぬ医療専門記者だ。新聞社にはこういう専門性を持つ記者が存在するが、TV特に民放ではとても珍しい。

 彼の気取らぬ温かい人柄は塾生の間でも人気が高い。その人気の高さの現われだが、先日塾生の中から「小嶋さんの誕生日を祝いたい」との声が上がった。それも、遠慮がちの彼の性格を考えると、正面切ってお祝いしたいと言うと断られるかもしれないから、「サプライズ」にしたいということであった。

 “隠密作戦”が計画され、何度もメイルのやり取りが塾生や事務長である直子との間で行なわれた。そして、私にシナリオが渡され、小嶋氏に気付かれないための演技指導が行なわれた。ところが、こういうことの苦手な私がシナリオ通りに動かないため、周囲をやきもきさせてしまった。

 それでも、講義後、何とか近くのカフェに小嶋氏を導くことができ、サプライズ・パーティは成功した。

 小嶋氏、聞くところによると、誕生日当日も取材で徹夜していたとのこと。また、私生活面では、つい最近双子が誕生、奥方も体調を回復できておらず、家で46回目の生誕を祝うどころの話ではなかったようだ。それだけに、パーティは嬉しかったようでとても喜んでもらえた。

 その熱血記者の誕生日も徹夜して作り上げた医療問題特集が17日夕方に放映される「Evening5」で見られる。今回は、深刻な高齢化社会を迎えて注目される「お産」の話だ。時間のある方はどうぞご覧あれ。