エジプトのシナイ半島のリゾート地ダハブで24日夜、ほぼ同時発生の3件の爆発があり、これまでに20人以上が死亡、多くが負傷した。また、26日にも、今度は同半島の北部で連続爆破が起きた。こちらは今のところ死者は確認されていない。
サウディ・アラビア半島東部にあるバハレーンでも26日、繁華街で2発の爆発が確認された。犠牲者についての情報は今のところ入ってきていないが、大規模な爆発ではないようだ。そして、少し離れたスリランカでも25日、国軍司令官を狙った反政府武装勢力の自爆攻撃が起き、司令官は重傷、随行員8名が死亡した。イラクではほぼ毎日、自爆攻撃を含む武装勢力からの攻撃が相次ぎ、もはや数名の死者ではニュースにならない状態だ。
今のところ、これらの攻撃の実行声明は出されていないが、状況を考えると、いずれもがイスラーム系武装勢力の可能性が高い。気になるのは、23日にカタールの衛星TV局「アル・ジャズィーラ」が放送したオサマ・ビン・ラーディンと言われる人物の呼びかけだ。
その人物は呼びかけの中で「(西側諸国による)ハマスの拒否は、イスラム教徒に対して十字軍とシオニストが戦争を仕掛けていることを確認するものだ」と述べている。
今回は恐らく米国情報関係機関から情報が寄せられたのであろう。在米日本大使館が珍しく素早い対応を見せ、在米邦人に対してメイルを送り、録音声明が各地のテロ組織に影響を及ぼす可能性も排除できないと指摘、人が多く集まる場所では、警戒を強めるよう呼び掛けている
アル・カーイダのこれまでの行動パターンを見ると、「そろそろ」と思うのは当然かもしれない。もちろん、これまで彼らの仕業とされてきた事件が全て真正であることが前提だが、恐ろしいことの前触れでないことを願うばかりだ。
普段から気を付けておいていただきたいことだが、海外旅行をする場合、航空会社やホテルの選び方、訪問先の近くに米国やイスラエルのシンボルになるような建物や記念構造物がないかなど、皆さんにも出来ることはある。細心の注意を払ってご自分の身を守っていただきたい。
サウディ・アラビア半島東部にあるバハレーンでも26日、繁華街で2発の爆発が確認された。犠牲者についての情報は今のところ入ってきていないが、大規模な爆発ではないようだ。そして、少し離れたスリランカでも25日、国軍司令官を狙った反政府武装勢力の自爆攻撃が起き、司令官は重傷、随行員8名が死亡した。イラクではほぼ毎日、自爆攻撃を含む武装勢力からの攻撃が相次ぎ、もはや数名の死者ではニュースにならない状態だ。
今のところ、これらの攻撃の実行声明は出されていないが、状況を考えると、いずれもがイスラーム系武装勢力の可能性が高い。気になるのは、23日にカタールの衛星TV局「アル・ジャズィーラ」が放送したオサマ・ビン・ラーディンと言われる人物の呼びかけだ。
その人物は呼びかけの中で「(西側諸国による)ハマスの拒否は、イスラム教徒に対して十字軍とシオニストが戦争を仕掛けていることを確認するものだ」と述べている。
今回は恐らく米国情報関係機関から情報が寄せられたのであろう。在米日本大使館が珍しく素早い対応を見せ、在米邦人に対してメイルを送り、録音声明が各地のテロ組織に影響を及ぼす可能性も排除できないと指摘、人が多く集まる場所では、警戒を強めるよう呼び掛けている
アル・カーイダのこれまでの行動パターンを見ると、「そろそろ」と思うのは当然かもしれない。もちろん、これまで彼らの仕業とされてきた事件が全て真正であることが前提だが、恐ろしいことの前触れでないことを願うばかりだ。
普段から気を付けておいていただきたいことだが、海外旅行をする場合、航空会社やホテルの選び方、訪問先の近くに米国やイスラエルのシンボルになるような建物や記念構造物がないかなど、皆さんにも出来ることはある。細心の注意を払ってご自分の身を守っていただきたい。