目覚めの悪い朝であった。寝不足で中々あかない瞼を時間をかけて少しずつ開けると、まだ明けやらぬ東の空から薄日が漏れているのが見えた。寝ている場所はベッドではなく、恐らくパソコンからそのまま倒れこんだのだろう、ソーファの上だ。
その時、ベランダの向こうに人影が揺れた。背筋がぞーっとした。誰かがヴェランダにいる。
戦う態勢に入ろうとするが、寝不足もあって身体に神経も血液も回っていない。起き上がって侵入者を早く捕まえなければと気持ちばかりが焦る。
それでも何とか態勢を整え薄明かりの中、カーテンと窓をほぼ同時に開けた。そして、侵入者に……。
窓を開けてみると、いやあ、侵入者と思った影の正体が判明した。それは、パートナーが干しておいたエイプロンであった。
「このばか者めが!」、と私はエイプロンに怒鳴りたくなる衝動をこらえた。そう、エイプロンのばか者、エイプロンフール、エイプリルフールだったのだ、今日という日は。
どうも最後までバカ話にお付き合いいただきましてありがとうございます。
その時、ベランダの向こうに人影が揺れた。背筋がぞーっとした。誰かがヴェランダにいる。
戦う態勢に入ろうとするが、寝不足もあって身体に神経も血液も回っていない。起き上がって侵入者を早く捕まえなければと気持ちばかりが焦る。
それでも何とか態勢を整え薄明かりの中、カーテンと窓をほぼ同時に開けた。そして、侵入者に……。
窓を開けてみると、いやあ、侵入者と思った影の正体が判明した。それは、パートナーが干しておいたエイプロンであった。
「このばか者めが!」、と私はエイプロンに怒鳴りたくなる衝動をこらえた。そう、エイプロンのばか者、エイプロンフール、エイプリルフールだったのだ、今日という日は。
どうも最後までバカ話にお付き合いいただきましてありがとうございます。