都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

虎ノ門のギャンブレル屋根住宅

2020-03-14 | 港区   
I邸
所在地:港区 虎ノ門3-19-3
構造・階数:木・2F
解体年:2018(平成30)
Photo 2018.5.10

 愛宕山の西南側の一角の奥にあった洋館。いつ頃建てられたのかは不明だが、戦前のものとも思われるもの。

 ギャンブレル屋根の2階建てで緑色のトタン葺きで、ドーマー窓が付くちょっと可愛らしい建物。愛宕山の丘の斜面に建っていたので、玄関にたどりつくまで十数段、ほぼ一階分の階段があり、下から見上げた時の姿が格好良いお家だった。


 Photo 2018.5.10

 都心だけに周辺には高層のマンションやオフィスが多い。一昨年に訪れた際、既に南側の通り沿いの方は木造家屋群が解体されていて、この近所も空き地や空き家が多くなっていたので、今後どうなるのだろうと思っていたが、その後、半年のうちに解体されてしまった。

 東側には愛宕グリーンヒルズの高層ビルが聳えている。ここまで背の高いビルではないようだが、この家があった一角にもビルが建つようだ。


 北側から Photo 2008.5.21

 一つ上の段に建つ家々へアプローチする階段が東側にあり、そちらを上るとこの家を北側から眺めることができた。上から見ると、玄関部分は瓦葺きの切妻屋根だったことがよくわかる。またこの時点では屋根は塗り直されておらず、比較的おとなしい緑色だった。

Tokyo Lost Architecture  
#失われた建物 港区  #住宅系 
#ギャンブレル屋根  #洋館・洋風住宅
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