あるBOX(改)

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壮絶!生キリコ<br>アルティエ・メスティエリ来日公演に行く!④

2005年06月15日 | 生活
ヴォーカルのマッシミリアノ・ニコロ、声はオリジナルの人より太く、曲を重ねる毎に存在感を増していく。
飛ばした紙飛行機も5枚を越え・・・取りあえずキャッチした客が折った飛行機を開くとイタリア文字。意味は分からん(笑)。

おそるべし、イタリアン・プログレ!

曲は「TILT」を終え。「さぁ、セカンド・アルバムからか?」と思ったら、その通りだった(笑)。

始まったのはワルツのリズム。
「明日のワルツ」だ――――!オレの一番のお気に入りだ――!!

「花芯」
「知覚と認識」
「9つの月の前で」
「北から南へ」
「9つの月の後で」
「メスカル酒」
「メスカル酒の杯」
「大地」
「重い空気」
「意識パート1」
「祭礼」
「意識パート2」
「放棄」
「マリリン」
「結末」

・・・・と「セカンド・アルバムも完奏」だったらセットリストも上記の通りだろうが。記憶はウロ覚えですたい!!!(笑)

しかし「明日へのワルツ」はスタジオ盤が完璧なせいか、ライヴではリズムの間が空くようでイマイチな気がしたな。キリコ先生もオカズの詰め込みが難しそうだった。

しっかし休憩殆んど無しかよ!?
たまにキーボードが一人でソロ演奏なんてやってたが。挨拶の「お客らくさま、ありがとごじゃります」みたいな発音も御愛嬌で、場内は暖かい笑いが起きていたが。

英語に切り替えて「1st出して、20年。その後で日本に来れるなんてウソのよう。幸せです。皆様はどうですか?」みたいなMCに「イエ―――!!!」と返答するファン(当然ワタクシも)。

その辺くらいがキリコ御大の休憩時間か?

他のメンバーは「キリコ&サキソホンの掛け合い」などで小休止。

それ以外ほぼ3時間ぶっ通しのライヴであった。

使ってたチッタのタオルを客席に投げたり、キリコのドラムスティックが次々と客席に投げ込まれたり(何本ブーメランみたいに投げ込んだんだ?10本じゃ足りないぞ)。

観客とミュージシャン間の心温まる交流も感じさせたライヴでありました。

デメトリオ・ストラトスを「マスター」と仰ぐヴォーカリスト、「明日は彼の命日」とホーミーからユーデル風の歌唱まで披露。「バンコの曲です」とか最初の紹介者が日本語で言ってたっけ。

喉を通る空気を操って「音」を響かせる。「歌」以上の「楽器」「発声具」としての「声」をこれほど追求されると、頭を下げるしかない。

イタリア最強のヴォーカリストと言われながら夭逝した故デメトリオの意志を継がんばかりの歌唱に、会場のイタリアン・プログレ・ファンは感動の風情。

私は聴き込みが足らず、感動も半端だったが、途中で「この歌唱、どっかで聴いた事あるな」くらいは思っていたから「マイ・マスター、デメトリオ」と聞いて会得は行ったが・・・。

アンコールは2回。

拍手の中、現れた彼らは再び「重力」を演奏し始めた。
気のせいか、乗りと迫力が最初より増している。

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