当初30人ほどの参加表明があったと思うが、台風の接近もあって
遠方から来訪される筈だった方がキャンセル。
いみじくも席に余裕あり、普通に座れました。
プロジェクターでスクリーンにPC画面を映す方式。
過去に呉で行なわれた「このセカ探検隊」をノンストップでビデオ
映像にて体験できるイベント。
ブリンキーさんのファイル捌きに注目が集まる。
PCの壁紙が「艦コレ」のような可愛いキャラがいる気がするが、
「そこは気にしないで下さい」との主催者コメントで笑ってし
まう参加者たち。
まずは「映画『この世界の片隅に』見てないって人いませんよね、
ネタバレありますからね!」と尋ねられるも、全員リピーターな
雰囲気ありあり。
※私でさえ7回は見ている。
「では」…と、始まって映像が始まったトコロで再度停止。
「そうだ、呉に行ったこと無いって人はいますか?」
私を含め、約半分が挙手。
「ああ、これはイイですね~」と今回のイベント意義に合ってる
割合に満足するブリンキーさん。
映像は2013年のモノ。
アニメ完成前、制作中…の頃。最初、主旨を説明する片渕監督が
気のせいか若い!髪もスッキリされている、(失礼!)
まずは海岸で挨拶。監督の自己紹介で我々も拍手!
地元観光関係の方もスーツ姿で歓迎の挨拶されている。
「当時の地図で白くなっているのは機密となってる軍施設」
「空白にしてるどころか、地形さえ変えてある」
「呉は軍都として開発されたからほぼ碁盤の目になっている」
「地名も〇×から数えて1丁目、2丁目…」
「すみちゃんが将校さんと待ち合わせた火の見櫓がこの辺り」
興味深い話が続く。
途中から高台へ。眼下に広がる景色に「おお~」とリアル参加者が
声を上げるが、我々も同様に声を上げてしまう。
まさに灰ヶ峰からの景色!
「四国が…」とリアル参加者の声がする。なんか、監督並みに地形
知ってる人もいる模様。
「少し上にあったのが砲台」と砲台跡に向かう一行。
大和の砲身に比較しても遜色ない物が設置されていたとか。
「機銃もあった。呉は周囲の山頂の機銃と砲台に囲まれていた」とか
色々コメントが飛び出します。
なぜか比喩に「宇宙戦艦ヤマト」の武器を語る片渕監督に世代を見た
気が致しました。
山頂の砲台、肝心の夜間迎撃では使い物にならなかったという話も
興味深い。
山頂に発電設備を付設してなかったから、地上を攻撃されて送電が
停止して動かなかったとか。
…そんな映画には登場しないエピソードをスラスラ語る片渕監督に、
ホントそういうのが好きな人なんだなぁと感じ入る。
もちろん趣味だけじゃない、事実の裏付けが映画の奥行を作ると
お分かりの上での蘊蓄なのは言うまでもありませんが…。
途中から「サプライズ参加」の、こうの史代先生が登場。
自己紹介と挨拶にリアル参加者同様に拍手する我々。
ここはバスで一旦降りて、坂を上る映像です。
しかし相当な勾配で、それはカメラ越しにもハッキリと分かる程。
昔、修学旅行で行った長崎を思い出しましたよ。
リアル参加者の皆さんはピクニック・ファッションというか登山
衣装というか、そんな恰好なのに、こうの先生は軽やかな衣装。
ワンピース姿でスイスイ上って行かれます。思わず足元も確認
してしまった程です。(スニーカーじゃなかったような…)
この辺で「揺れるハンディカメラ」の映像が続いたので、視線
外して音だけ聞いたりしてました。
しかし、そうたら「コツコツ、ザッツ、ザッツ」という足音だけ
延々と聞こえたりして、思わす心配になるシーンも…(笑)。
たびたび聞こえた「車通りまーす」「バイク通りまーす」の声。
けっこう人とは擦れ違わない。
当日は暑かったし、坂の多い道は地元の人はなかなか徒歩では
移動しない模様。
実際、長ノ木に行ったら迷惑にしかならないのが良く分かる。
途中、周作さんとしずさんが機銃を避けて入った溝、三ツ蔵
もあった。
灰ヶ峰から見たときも片渕監督は同じ事を語ってらしたな。
「いわゆる聖地巡礼やっても『作中の景色』は見れません」と。
最近もコメントされてた「今ある風景から想像を働かせる事」。
それが改めて思い起こされました。
2度の休憩を挟み、「このセカ探険隊 呉編」映像上映会は終了。
もう今後は開催が無理だという現地イベントだけに、なおさら
貴重な体験させて貰った思いだ。
まず、地元への配慮。道路事情を考えて、地元以外の人々が入り
込む余地はない。
そして、ロケ地までの「過酷な移動」。そもそも「このセカ」の
ファンは年齢層が高い(笑)。
途中にトイレや休む場所も無いし、夏は熱射病の不安も付き纏う。
そういった理由で「今後は無い」とぼぼ断言されたブリンキーさん。
何度も参加し、自ら撮影した人だから説得力があります。
この映像をクーラーの聞いた室内で「体験」できたのは、本当に
有難かったです。
最後の最後、皆で『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の
予告編を見ました。
誰でもYoutubeなどで見れるが、皆で一緒に見るのが大事…という
ブリンキーさんの作品愛に同調する気持ちが拍手となって会場に
響きました。
台風も迫る中、土浦まで来てイベントを主催してくれたブリンキー
さんには改めて感謝いたします。
ブリンキーさん的には「ずっと上映してくれている土浦セントラル
シネマさんの近くで」という思いがあったそうです。
※スイマセン、私まだ行けてませんが、必ず日を改めて参ります!
今回配られた地図は、当時の呉の物と現在の呉観光地図で、見比べ
用にと思って準備してくれたそうです。
実際に当時の探検隊で使われた物と同じとの事…。
このイベントは同会場で「江波編」で行われる予定で、9/9(日)を
押さえてあるそうです。
早めに押さえないと埋まってしまうそうで、本当は土曜を考えて
らしたそうですが、早い者順になったそうです。
席を戻すのを皆で手伝い、撤収準備完了。
各自参加費500円をお渡しし、名残惜しいが、いよいよ解散。
窓外を見ると来る時とは打って変わって降雨!
キャリーカートに荷物を仕舞ったブリンキーさんは「少し収まった
タイミングで引き揚げたがイイですよ」
参加者を気づかい、希少な資料を公開する大変なイベントを主催し
ながら恩に着せる様子もないブリンキーさん。
ええ人やぁ~。
カートの持ち手を伸ばす姿を見て「遠方から来られたんだなぁ」と
改めて思いつつ、「コミケに通いなれた人の仕草?」って気もした。
外に出たら、強風と雨で、もはや嵐!
帰りも歩いたが、途中で傘がブッ壊れた…。駅前の店舗で新品買って
なんとかリカバリー。
途中で出会った土浦祇園祭の皆さんは法被姿でズブ濡れだったが、
テンション上がってらっしゃるので、ひたすら笑顔でした。
常磐線の上野方面行きは、まだ遅延なく動いていたので早々に土浦を
離脱いたしました。
※ホントは土浦セントラルシネマズさんの場所確認したかったが…
常磐線の列車内で爆睡し、上野で乗り換えて帰途に就く。
楽しいイベントでした。
9/9、スケジュールが合うなら絶対来たいです!
遠方から来訪される筈だった方がキャンセル。
いみじくも席に余裕あり、普通に座れました。
プロジェクターでスクリーンにPC画面を映す方式。
過去に呉で行なわれた「このセカ探検隊」をノンストップでビデオ
映像にて体験できるイベント。
ブリンキーさんのファイル捌きに注目が集まる。
PCの壁紙が「艦コレ」のような可愛いキャラがいる気がするが、
「そこは気にしないで下さい」との主催者コメントで笑ってし
まう参加者たち。
まずは「映画『この世界の片隅に』見てないって人いませんよね、
ネタバレありますからね!」と尋ねられるも、全員リピーターな
雰囲気ありあり。
※私でさえ7回は見ている。
「では」…と、始まって映像が始まったトコロで再度停止。
「そうだ、呉に行ったこと無いって人はいますか?」
私を含め、約半分が挙手。
「ああ、これはイイですね~」と今回のイベント意義に合ってる
割合に満足するブリンキーさん。
映像は2013年のモノ。
アニメ完成前、制作中…の頃。最初、主旨を説明する片渕監督が
気のせいか若い!髪もスッキリされている、(失礼!)
まずは海岸で挨拶。監督の自己紹介で我々も拍手!
地元観光関係の方もスーツ姿で歓迎の挨拶されている。
「当時の地図で白くなっているのは機密となってる軍施設」
「空白にしてるどころか、地形さえ変えてある」
「呉は軍都として開発されたからほぼ碁盤の目になっている」
「地名も〇×から数えて1丁目、2丁目…」
「すみちゃんが将校さんと待ち合わせた火の見櫓がこの辺り」
興味深い話が続く。
途中から高台へ。眼下に広がる景色に「おお~」とリアル参加者が
声を上げるが、我々も同様に声を上げてしまう。
まさに灰ヶ峰からの景色!
「四国が…」とリアル参加者の声がする。なんか、監督並みに地形
知ってる人もいる模様。
「少し上にあったのが砲台」と砲台跡に向かう一行。
大和の砲身に比較しても遜色ない物が設置されていたとか。
「機銃もあった。呉は周囲の山頂の機銃と砲台に囲まれていた」とか
色々コメントが飛び出します。
なぜか比喩に「宇宙戦艦ヤマト」の武器を語る片渕監督に世代を見た
気が致しました。
山頂の砲台、肝心の夜間迎撃では使い物にならなかったという話も
興味深い。
山頂に発電設備を付設してなかったから、地上を攻撃されて送電が
停止して動かなかったとか。
…そんな映画には登場しないエピソードをスラスラ語る片渕監督に、
ホントそういうのが好きな人なんだなぁと感じ入る。
もちろん趣味だけじゃない、事実の裏付けが映画の奥行を作ると
お分かりの上での蘊蓄なのは言うまでもありませんが…。
途中から「サプライズ参加」の、こうの史代先生が登場。
自己紹介と挨拶にリアル参加者同様に拍手する我々。
ここはバスで一旦降りて、坂を上る映像です。
しかし相当な勾配で、それはカメラ越しにもハッキリと分かる程。
昔、修学旅行で行った長崎を思い出しましたよ。
リアル参加者の皆さんはピクニック・ファッションというか登山
衣装というか、そんな恰好なのに、こうの先生は軽やかな衣装。
ワンピース姿でスイスイ上って行かれます。思わず足元も確認
してしまった程です。(スニーカーじゃなかったような…)
この辺で「揺れるハンディカメラ」の映像が続いたので、視線
外して音だけ聞いたりしてました。
しかし、そうたら「コツコツ、ザッツ、ザッツ」という足音だけ
延々と聞こえたりして、思わす心配になるシーンも…(笑)。
たびたび聞こえた「車通りまーす」「バイク通りまーす」の声。
けっこう人とは擦れ違わない。
当日は暑かったし、坂の多い道は地元の人はなかなか徒歩では
移動しない模様。
実際、長ノ木に行ったら迷惑にしかならないのが良く分かる。
途中、周作さんとしずさんが機銃を避けて入った溝、三ツ蔵
もあった。
灰ヶ峰から見たときも片渕監督は同じ事を語ってらしたな。
「いわゆる聖地巡礼やっても『作中の景色』は見れません」と。
最近もコメントされてた「今ある風景から想像を働かせる事」。
それが改めて思い起こされました。
2度の休憩を挟み、「このセカ探険隊 呉編」映像上映会は終了。
もう今後は開催が無理だという現地イベントだけに、なおさら
貴重な体験させて貰った思いだ。
まず、地元への配慮。道路事情を考えて、地元以外の人々が入り
込む余地はない。
そして、ロケ地までの「過酷な移動」。そもそも「このセカ」の
ファンは年齢層が高い(笑)。
途中にトイレや休む場所も無いし、夏は熱射病の不安も付き纏う。
そういった理由で「今後は無い」とぼぼ断言されたブリンキーさん。
何度も参加し、自ら撮影した人だから説得力があります。
この映像をクーラーの聞いた室内で「体験」できたのは、本当に
有難かったです。
最後の最後、皆で『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の
予告編を見ました。
誰でもYoutubeなどで見れるが、皆で一緒に見るのが大事…という
ブリンキーさんの作品愛に同調する気持ちが拍手となって会場に
響きました。
台風も迫る中、土浦まで来てイベントを主催してくれたブリンキー
さんには改めて感謝いたします。
ブリンキーさん的には「ずっと上映してくれている土浦セントラル
シネマさんの近くで」という思いがあったそうです。
※スイマセン、私まだ行けてませんが、必ず日を改めて参ります!
今回配られた地図は、当時の呉の物と現在の呉観光地図で、見比べ
用にと思って準備してくれたそうです。
実際に当時の探検隊で使われた物と同じとの事…。
このイベントは同会場で「江波編」で行われる予定で、9/9(日)を
押さえてあるそうです。
早めに押さえないと埋まってしまうそうで、本当は土曜を考えて
らしたそうですが、早い者順になったそうです。
席を戻すのを皆で手伝い、撤収準備完了。
各自参加費500円をお渡しし、名残惜しいが、いよいよ解散。
窓外を見ると来る時とは打って変わって降雨!
キャリーカートに荷物を仕舞ったブリンキーさんは「少し収まった
タイミングで引き揚げたがイイですよ」
参加者を気づかい、希少な資料を公開する大変なイベントを主催し
ながら恩に着せる様子もないブリンキーさん。
ええ人やぁ~。
カートの持ち手を伸ばす姿を見て「遠方から来られたんだなぁ」と
改めて思いつつ、「コミケに通いなれた人の仕草?」って気もした。
外に出たら、強風と雨で、もはや嵐!
帰りも歩いたが、途中で傘がブッ壊れた…。駅前の店舗で新品買って
なんとかリカバリー。
途中で出会った土浦祇園祭の皆さんは法被姿でズブ濡れだったが、
テンション上がってらっしゃるので、ひたすら笑顔でした。
常磐線の上野方面行きは、まだ遅延なく動いていたので早々に土浦を
離脱いたしました。
※ホントは土浦セントラルシネマズさんの場所確認したかったが…
常磐線の列車内で爆睡し、上野で乗り換えて帰途に就く。
楽しいイベントでした。
9/9、スケジュールが合うなら絶対来たいです!
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