あるBOX(改)

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映画版「寄生獣」予告編、公開される

2014年07月18日 | アニメ・特撮
岩明均による衝撃的な漫画「寄生獣」。

実写映画化が発表され、「とうとう、あの作品が!」とファンを驚かせて数ヶ月。
ついに予告動画が公開された。

Youtubeで見られる約1分の動画では、プロローグ的な光景やアクションパート、
さらに衝撃的な寄生生物の捕食シーンも見ることができる。
※これが原作の「バクンッ」という光景を良くCGで再現してるのよ!



「寄生獣」は、1988年から1995年にかけて講談社のモーニング系にて連載された、
異色SF作品。

ある日、右手に寄生生物・ミギーを宿してしまった平凡な男子高校生=
新一と、人類を捕食対象としながら この世に潜むクリーチャーとの戦いを描く物語で

新一の孤独なバトルから、地域警察が参入するまで規模が広がり、
相手の侵略を食い止める戦いへと発展する数奇なストーリーは圧巻。

その段階での人間模様、心を持ったクリーチャーとの関わりなどは、
単なるモンスターハントSFとは一線を画する作品で

原作を読んだ時、私は物凄い衝撃を受けました。



人類とは何者か、個とは何か・・・といったテーマを
作者は乾いた描線でシレッと描いてしまってるのだ。とんでもない描写力だ。

実写映画版の主人公役は染谷将太。
その他、深津絵里、橋本愛、浅野忠信、東出昌大、ピエール瀧らのキャストが出演。

監督・VFXは「ALWAYS三丁目の夕日」「永遠の0」の山崎貴。

壮大な原作だけに映画は2部作で制作。
※そりゃ、そーだ

2014年11月29日にPART1、2015年にPART2が全国東宝系にて封切られる。
なお年内には日テレ他にて、TVアニメ版の放送もスタートする予定だ。

たぶん、海外でも評判を呼ぶと思いますよ。
"あの”原作を、どう映像化するか?“あの”ストーリーを、どう映画の尺に纏めるか?

・・・興味は尽きませんなぁ。

ジョニー・ウィンター死去

2014年07月18日 | 洋楽
何気に洋楽サイトを覗いたら
とんでもないニュースが目に飛び込んできた。

ジョニー・ウィンター死去。
70才で、実際見た目もオジイちゃんになってるとはいえ
演奏は元気だったジョニーだけに、突然の他界ニュースは大ショックだ。

60年代後半シーンに現われ、そのブルースギターで世界を魅了した、
歌う白人ギタリスト=ジョニー・ウィンター。



そもそも彼自身がアルビノであり、(双子の)エドガーともども
20代にして白髪、眉毛も睫も真っ白・・・という風貌もインパクト充分で
本人も「長生き出来ないんじゃないの?」みたいに言ってたワケだが
※その上でドラッグ中毒になってらしたからねぇ・・・

90年代にはアルバムリリースのペースも落ちていくが、これは徐々に体調が悪化し、
視力も弱って殆ど見えない状態になったからとも言われた。

引退も考えたらしいが、相談を持ちかけたBBキングに
「なに言ってるんだ、もっとトシいってる俺が現役なんだから頑張れよ」と
諭されてアルバム制作とライヴ活動を再開。

2004年には12年ぶりとなるスタジオ・アルバムをリリース。
2011年には、ブルースのカバーを新録した『Roots』を発表。
その存在をアピールした。



ライブ活動は、椅子に座ってのプレイとなり、
ギターも小型のヘッドレスギター「LASER」を使用。
さすがに往年のパワフルな熱血ライブは無理だったが
※全盛期は相当ロックンロールしてたもんね



「椅子に座っててもプレイ自体は充分ジョニーしてた!」
「アンコールでは往年の愛器サンダーバードを弾いてくれた!」と
ファンを感動させた。

長らく「来日しない最後の大物」と言われていたが
2011年、遂に初来日。
東日本震災の衝撃で他のミュージシャンの公演が中止となる中の来日公演だった。
終演後にジョニーは、「日本のファンは大人しいと聞いてたけど、盛り上がってくれて
びっくりしたよ。ロックン・ロールをわかってるんだね。嬉しいよ!」と語ったという。
※もう、それだけで逆に日本のジョニー・ファンが感激ですよ。

そしてなんと翌年も来日。
さらに今年4月には3度目のジャパン・ツアーを実現させた。



私は2012年に観に行ったが、
単独ではなく「ジャパン・ブルース&ソウル・カーニバル」の
ヘッドライナーを務めるジョニーを拝みに行った形だった。
※ギター抱えて登場するジョニーの姿を見るだけで感激だったなぁ・・・



下のリンクは当時のブログ記事。
ジョニーのステージを目撃した感激を述べております・・・。

「ジャパン・ブルース&ソウル・カーニバルに行く①」
http://blog.goo.ne.jp/aru-rodgers/e/b5b05ca282b0da02a3b85b3e0dfb7a19
「ジャパン・ブルース&ソウル・カーニバルに行く②」
http://blog.goo.ne.jp/aru-rodgers/e/5114bb6bdf712678daba482b30c34537

やっぱりギタープレイには往年の片鱗が残りまくってました。

なお、ジョニーの死は、彼に近い関係者や、ジョニーの音楽仲間であるリック・デリンジャーの妻が明かしたものとの事。

他界した場所は、滞在中のスイス・チューリッヒのホテル。
欧州ツアーの最中。
詳しい死因などは伝えられていないとの事。

なお、今年9月には「ステップ ・バック」というニューアルバムが
リリースされる予定だったジョニー
その発売を待たずに、この世を去ってしまったのは、本当に残念だ。



上の動画は私が最も好きなジョニー・ウィンターの曲。
http://www.youtube.com/watch?v=oFhnatkQ2b8
※埋め込み画面からの再生は出来ない設定なので
上記リンクから動画サイトに飛んで下さいませ。

「ロックンロール!フーチークー」は、厳密に言うと作曲者はリック・デリンジャーで
彼が歌うバージョンもあるのだが、それより無骨な演奏のジョニー版も素晴らしい・・・・。



弟エドガーのグループ「ホワイト・トラッシュ」のライブに
ゲスト参加したヴァージョンも良い。
※アルバム名は「ロードワーク」

渋いブルースから熱いロックンロール、ポップなチューンまで
幅広くファンを楽しませてくれたミュージシャンでした。
まさに「Go! Johnny Go!」でした。



本当に感謝・感謝です。

急な事で咄嗟に言葉は出てきませんが
ジョニー・ウィンター氏の御冥福をお祈り致します。