あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

クロスロードフェス録画鑑賞

2011年11月17日 | 洋楽
WOWOWさんで放送してくれた『クロスロード・フェスティバル』
クロスロード・フェス2004,
クロスロード・フェス2007,
クロスロード・フェス2010・・・と堪能させてもらいました

 

いや~、楽しかった

クラプトンさんもギタリストのイベントだとリラックスしてブルースフレーズを弾きまくり
実に楽しげなんですな
でも、他のギタリストに触発されて気合の入ったソロ弾いたりして
クラプトンさんの魅力を再認識する良い機会にもなりました



BBキングさんに「こんなイイ奴は居ない」と言われ、少し顔を赤らめて照れるトコなんて
「可愛いい」と思っちゃいましたよ

そしてBBキング(81歳)さんの「オレは永遠に生きる!」宣言にドギモ抜かれましたよ
まぁ、ブルースは永遠に生きる ブルースに触れていってくれ・・・って意味でしょうが
キングさんが巨体を揺らしながら宣言すると、妙に納得させられてしまいます

その他の感想としては



やっぱサンタナは凄い
「ジンゴ」ではクラプトンとギターソロ応酬 すこし鳥肌
リズムの洪水は時代を超えたって感じ
まだ生で観た事ないから次の来日には行きたいな

そしてZZトップも凄い
シンセサウンドに乗ってブギー演奏してた時代は売れまくったが
その前の土臭いロックがキャリアをしっかり支えてるから、しぶとさが違う
「タッシュ」のリフ聴けば会場は大歓声だ

そしてジェフ・ベックは凄い
相変わらず風貌が変わらない
『レスポール・トリビュート』ではロカビリーっぽいギターを聴かせたが
ここではシャープなプレイで本領発揮
可愛い女性ベーシストを従えてキレのあるフレーズ連発
・・・参った



ジョニー・ウィンターさんは来日時より声が出ているかな
2~3年の間にまた老けた?

ジョン・メイヤーやデレク・トラックスは良いギタリストだ
若いのに良いプレイをする
デレク・トラックスなんて肌ツルツルの青年なのに あんな渋いギター弾いて

「親のレコード聴いてスライドギターに興味持った」なんて
なんて良い青年なんでしょう

クラプトンはホスト役としてバミューダなんて履いて
「楽に演っていってくれ」てな体だが

オジイちゃんブルースマンがビシッとスーツで決めて登場しているのも「横山やっさん的」で良い
「舞台にはスーツや」という心意気を感じる
南の島は暑いだろうに・・・なんて言ったら
「もうトシだから暑さなんて感じねぇよ」と返されそうだ

そしてウィンウッド
やっぱ素晴らしい

クラプトンさんの「また一緒に演奏するのに25年かかった」という紹介を
ステージ脇で背筋を伸ばして聞いている姿が素敵だ



『プレゼンス・オブ・ザ・ロード』は後のマジソン版よりコナれてないが
それでも演奏は十二分に感動的

『ディア・ミスタ・ファンタジー』では
「ウィンウッドって、こんなに素晴らしいギタリストでもあったのか」と
感激させてくれた

う~ん、声は神から貰った天才的なモノだし
ハモンドは弾けるし、シンセも操るし、オールマイティーじゃないか



だいたい、ジミヘン全盛期のアルバムに参加して堂々とハモンドで存在感を
示している人だからな
他の同時代ミュージシャンはエイリアン・ジミヘンにビビってたろうに、
一見おとなしそうで知的顔して
実は大したタマなんですわ

その『ブードゥー・チャイル』スローバージョンを
クラプトン相手に再現するウィンウッドさん

ジミヘンとの「触れれば切れん」ばかりに緊迫した空気感に較べると、
幾分リラックスした演奏だが
それでも素晴らしいテンションを維持しての演奏は見事の一言!
私が『ブードゥー・チャイル/スライトリターン』(こっちの方が有名)
よりスローバージョンの方が好きなのは、やっぱウィンウッドの
ハモンドがあるからだろうな

再認識させられましたよ

来日公演が本当に楽しみだ