あるBOX(改)

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KAMIKAZE興行観戦記①

2008年05月20日 | ボクシング
2008年5月19日に行われたWBA世界ライト級タイトルマッチ

ディファ有明、なかなか遠かった。
でも有明テニスの森駅からは近かった。すぐ見えた。

入り口でレモン色のタオルを配っていた。(画像参照)
メインが熱い試合になればイイな・・・と思った。



カラーのパンフは無料だった。良心的だ。

会場は狭かった。驚いた。後楽園ホールより狭い。1500入って満員くらいか?

カードは合計4試合(4回戦、6回戦、10回戦、12回戦)、
少ないが、あまり長い興行もしんどいので、これぐらいで充分って気もする。

カーテンレザーは、白井・具志堅ジム「江藤三兄弟」の一角が登場。
デビュー戦だが、相手は11戦やってるタイ人のデットパノム。

入場曲は、女性ヴォーカル・ヴァージョンの「カレドニア」。
元はスコットランド・フォークだが、ヒーリング風味にアレンジされている。

長身の江藤信悟、小柄なタイ人をワンツーで追い立てる。
リードをしっかり打とうとする姿勢は買いたいが、やはり相手も直撃打はかわしてくる。
顔面カバーで防戦する時のデッドパノムは脇腹がガラ空きに見えたが、江藤もそこを突けず。
ちょっとボクシングが硬いかな?

両手ダラリで挑発するも、セコンドから「要らん事するな!」と怒られる江藤選手。
試合は判定で江藤が勝ったが、消化不良の印象も拭えず。
反省しつつも、兄弟をリングに呼んで宣伝に余念の無い江藤選手。

まぁ、硬いボクシングとか、中岸風太選手を思い起こさせるが

風太選手も最近よいKO勝ちしたようだし、
地道に練習しているうちにボクサーは成長するから(中には化けるのも居るし)、頑張って欲しい。

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2008年05月20日 | 英国ロック
そして、もうひとつの「5/19」

白井義男先生が、日本に初の世界タイトルをもたらした「5/19」。
小堀選手が、D・キングの眼前でライト級の世界王座を劇的KOで奪取した「5/19」。



しかし一方で
リングで戦ったボクサーの若い命が失われた事が知らされた日でもあった。

JBCが、5/3に後楽園ホールで行われたSライト級6回戦でTKO負けした後に意識を失い、都内の病院で急性硬膜下血腫による開頭手術を受けた張飛選手(本名:竹内幹雄/明石ジム)の前日死去を発表したのだ。(享年22才)

一年前の同日、村上潤二選手が亡くなった日でもあった。

第2試合に出場した八王子中屋ジムの丸山伸雄選手が勝者インタビューで語った「後輩が頑張っているところを見せたかった」という言葉・・・。

リング渦ではなかったが(心臓発作)、「現役引退から日を経たず」若い命が失われたショックを多くの人々が感じた日だった。

ラストファイトの相手は、小堀佑介だった。

小堀祐介が世界戦のリングに上がる前の待ち時間、激励賞の読み上げが行われたが
その中には、故村上選手の所属ジム会長の中屋会長の名前もあった。

そして、故村上選手の御母堂の名前も・・・。

リング上では
「レフェリーのラファエル・ラモス氏の御母堂が、前日に亡くなった」として、テンカウントゴングが鳴らされた。

家族を大切にする米国人が、仕事を優先して帰国しない事に対する「御礼的な意味合い」もあったかも知れない。

すこし違和感を覚えたが、
私は「白井義男さん」「張飛選手」「村上潤二選手」へのテンカウントゴングも兼ねている・・・と自分の中で解釈し

心の中で、ご冥福を祈った。