あるBOX(改)

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感想:小堀佑介vsアルファロ

2008年05月19日 | ボクシング
小堀、3RTKOで見事に王座奪取
2008年5月19日ディファ有明 WBA世界ライト級タイトルマッチ

KAMIKAZEアタックを本当に成功させてしまった挑戦者に脱帽ですね。

小堀に惚れ込んで、この試合の実現に尽力した「KAMIKAZE総合プロデューサー」萩森健一さんには、ただただ頭が下がる思い。
(KAMIKAZE公式HPに、試合成立までの御苦労が述べられております)



角海老陣営の「相手選び」、試合の読み、作戦が全てズバリと当たった試合でもありました。

・相手は前に出てくるから小堀と噛み合う。
・スピードは無いから、打ち合いになっても小堀の回転力が優る。
・しっかりパンチを打ってくるアルファロに右ストレートから左フックを合わせる。

これらがドンピシャで嵌っておりました。

初回から左フックのタイミングが合ってたし。
陣営の研究の成果だと思います。

※2回小堀のダウンも早めにとってくれたも、良かったかも。
 右ストレートでロープに飛んだトコロだったから、
 レフェリーによったら続行させたかも知れないし。
 そうなったら倒された可能性が高かったかな?
 でも、最近の傾向なら、あのケースでのダウンは「あり」だし。
 小堀が掛けた最後のラッシュで止めたのも「あり」でしょう。

遂に世界王者を育てた田中栄民トレーナーも、これまでの苦労が報われた事でしょう。

勝者、萩森氏ともども祝福したいですね。
本当に、おめでとうございます。

会場で感じたことは、また改めて・・・。

ただ、帰宅して留守録を見た「スカイA実況陣」には落胆した事は述べておきましょう。

とにかくダメージング・ブローに鈍感すぎ!

第2Rにダウンを奪われた小堀が残り50秒で放った左フックで、王者の右足が流れて後退したのに淡々と実況してるし・・・。
(あのラウンドは凄い3分間でしたよ)

KOラウンド、私は「それまで、お互いにダメージを負いあった選手が打ち合う」のっぴにならない切迫感を覚えたが、解説陣は落ち着きすぎてるし。

※まぁ、修羅場くぐり抜けた坂本博之&本望信人コンビだから仕方ない
 かも知れないけどさ

「騒ぎすぎ」も困るけど、会場の熱狂を、もっと上手く伝えてくれないとねぇ。

放送してくれたこと自体には「感謝」ですけど・・・。

ディファ有明で「アルファロvs小堀」生観戦

2008年05月19日 | ボクシング
WBAライト級タイトルマッチ
ホセ・アルファロvs小堀佑介の観戦に
有明テニスの森へやってきた。

入り口で黄色いタオルを配っていた。
カラーのパンフは豪華だった。

画像はチケット半券。
安い席しか買えませんでした。



でも、
もし小堀選手本人に
「高い券を用意してよ」と頼んでも
ひな壇の上の方、「高い方にある席」を
準備してくれたことでしょう(笑)。

※パンフに書いてあった
 「小堀祐介ネイチャー列伝」より

その他、
パンフには、小堀選手の幼なじみが語る興味深いコメントもあった。
「勉強も、水泳もトップクラス、剣道は3段。天才肌」って
・・・凄いじゃん。

喋りの苦手さから、甘くみてしまったが
ある意味スーパーマンじゃないか。
ものぐさで、寝るのが好きなだけで(笑)

しかし、興行は「主催:角海老宝石ジム」の体裁とっているが
協賛(スポンサー)は、「小堀佑介ネットファンクラブ」
「クラブコボリ」「㈱ロイズコンサルティング」・・・と
完全に「小堀後援関係」のみ。

新聞社(スポ紙ふくむ)の協賛もなし。地上波TV局の協賛もなし。
「小堀を後押しする人たち」で作ったような興行。

赤字数千万の世界でしょう。
でも「小堀に世界戦をやらせたかった」
「王者との相性を考えて、ここで挑むしかない」と
個人後援者がプッシュしてくれた小堀選手は幸せ者。



※彼のパーソナリティにそれだけの魅力ありなんでしょうな。
 私も、その魅力は認めます。
 ただし、ここ数戦の「モチベーション低下」による拙戦には
 落胆でしたが。
 ワタシャ「やる気なくすなら、そこまでの選手」てな主義だし
 「相性」を克服する姿勢が見えない選手も「そこまでの・・・」
 と思っているので・・・

まぁ、
それで勝ってしまったのだから、こっちとしちゃ
「参った!」の一言ですがね。