あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

奇しくも古本でロジャースさん表紙の<br>ミュージックライフを購入していた②

2005年01月23日 | 生活
1975年2月号。
ある意味、ロジャースさんの最盛期かも知れません。
バッド・カンパニーの1stアルバムは、全米1位を獲得。シングル「ケイント・ゲット・イナッフ」も、これまた1位で。まさに「飛ぶ鳥を落とす勢い」だったワケですなぁ・・・。

そりゃ表紙になってても不思議じゃないが。当時、ロッド・スチュワートからも「英国ロック史上最高のヴォーカリスト」と賛辞を受けていたワケだし(お返しにロジャースさんも「ロッドが一番だよ」と英音楽誌の「あなたが選ぶベスト・ヴォーカリスト」インタビューで返答。まぁ、英国版のオーティス・レディングとサム・クックですからな)。

特に、バドカン以前にロジャースさんが在籍していた「フリー」は、日本で特に人気が高く(ウェットな感じがフィットしたんだろうなぁ)。

その影響もあって、バドカンは1st発売とともにトップバンドとなったワケですな(ドラムも元フリーだし、ベースは元クリムゾンだし、ギターは元モット・ザ・フープルだし・・・「スーパーバンド」と言われた所以ですな)。

よって75年当時の人気投票でも、それは反映され。
ミュージックライフ名物のリーダースポールでも、堂々と上位にランクされてるのでした(クイーンも上位にいるが。新進のアイドルバンドっぽかったし。だから、今でも私の中では「ロジャースさんの方がメイより格上」だったりする)。

――で。その人気投票を再現してみると。

1975年度ML人気投票中間発表
◆海外グループ部門

01位: Emerson,Lake&Palmer
02位: Led Zeppelin
03位: Queen
04位: Yes
05位: Deep Purple
06位: Paul McCartney Wings
07位: Pink Floyd
08位: Focus(フォーカスが、こんなに上位だなんて・・・)
09位: Rolling Stones
10位: Wishbone Ash
11位: Bad Company(ただし、年度順位では10位へ)
12位: Chicago
13位: T.Rex
14位: Grand Funk Railroad
15位: Mott The Hoople
16位: Three Dog Night
17位: Allman Brothers
18位: Loggins Messina(ケニー・ロギンスもソロで売れて・・・)
19位: Uriah Heep
20位: Faces
21位: Santana
22位: Geordie
23位: P.F.M.
24位: Steely Dan
25位: The Who
26位: Moody Blues
27位: Slade
28位: Alice Cooper
29位: Doobie Brothers
30位: Humble Pie
31位: Eagles
32位: Edgar Winter Group
33位: America
34位: Traffic
35位: Genesis
36位: Kinks
37位: Lynyrd Skynyrd
38位: CrosbyStillsNash Young
39位: Greatful Dead
40位: Nazareth
41位: Carpenters
42位: The Band
43位: ten Years After
44位: Nitty Gritty Dirt Band
45位: New York Dolls
46位: Mountain
47位: Jethro Tull
48位: Marshall Tucker Band
49位: Roxy Music
50位: 10cc

なかなか意外というか、納得というか・・・。

奇しくも古本でロジャースさん表紙の<br>「ミュージック・ライフ」を購入していた

2005年01月23日 | 生活
1975年の2月号ですよ。

コンベンションホールみたいなトコロで開催された「中古CDフェア」みたいな催しの隅に書籍コーナーがあって。

そこに表紙一面で笑顔を見せるロジャースさんの姿があって。
昔なら千円は下らない古本なれど580円とかで売っており(この辺、バブル知ってる世代は悲しいね。高値の頃の印象あるから、古本でプレミアついて無かったら「安い!」って感じちゃうもんなぁ・・・)、迷う間もなく購入。

持って帰って開いたら「バッド・カンパニー来日直前」ってだけで(涙)。記事や特集なし!
グループフォトが1~2枚載ってるだけでしたとさ。

まぁ、しかし。
日本一の洋楽雑誌だった「ミュージック・ライフ」の表紙を、我が敬愛するポール・ロジャースさんが飾った事実があるだけで感無量だ。

75年と言えば、70年代ロックが過渡期を迎えてる時期だが。
目次を見ても
●独占インタビュー:
 リンゴ・スターとその仲間達の友情とふれあい
●クイーンに関するABCからXYZまで
●来日直前のウィッシュボーン・アッシュ,
 スティービー・ワンダーを完全チェック
●ギター・バンド普遍の真実を
 ウィッシュボーン・アッシュにみる
●時代の先端をひた走る
 スティービー・ワンダー
●独占インタビュー:音の魔術師イーノにきく:「ブライアン・フェリーとうまく行ったことは一度もなかった!!」(笑)
●Rock Sound Seminar:ピンク・フロイド・サウンドの完全分析
●今月のVIP
「トリアンヴィラート」「フォガット」「ラベル」「スーパートランプ」「ジェファーソン・スターシップ」
―――てな感じで。

クイーンは売れ始めたトコロって雰囲気。
ミュージックライフ名物の人気投票でも、まだ3位。
ヴォーカル部門でも、まだフレディは10位に入ったばかり。
堂々6位のロジャースさんの後塵をはいし、まだまだ新米なムードを醸し出しているのでした。

もっとも翌年当りからはトップを独走。
グループ部門も、プレイヤー部門でも、クイーンが独走。
「キーボードプレイヤー部門」でも、組織票でフレディが独走し。

「キーボードの上位はキース・エマーソンとリック・ウェイクマンとジョン・ロードに空けとけや!!!!」と私を怒らせたワケだが。

当時はツェッペリンなどが強く、クイーンも小僧っ子ですな。
つ~か、グループ部門の人気1位は「エマーソン・レイク&パーマー」!!!

ホント、人気あったんだねぇ・・・・。

――以下、続く(?)