宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

なんでもかんでもお金で解決

2006-06-07 16:00:10 | 政治
忘れぬうちに
先日来、極右の麻生外務大臣が中国へ行かせてもらって、やっと中国外相と会談することができた。「日本の中国への投資が減少しているから、中国も私と会わないわけにもいかんだろう」と、ご自分の体面を維持したくて格好つけて、うんぬんと申していたが、結局なんだい、円借款を再び始めるらしい?との事、やっぱりそれかい。しかし良かったね、命拾いした麻生さん!
このまま9月まで中国に行けなかったら、恥かしくて穴があったら入りたかったところでしょう。言いたい事を言う、やりたい事をするには大金が掛かるのですよ。これからは少しは考えんとなっ!
アフリカの次に南太平洋の島々へお土産持って旅行に出掛けた小泉さんといい、この国はなんでもかんでもお金で解決なんだな。
しかし、日本ではその手法は通用しても、外国人の心はそれで果たして変えられるかな?やや疑問?
おまけに天皇まで引っ張り出してお願い行脚ときたもんだ。米国の超右翼の国連大使まで手なずけている。お金がでているのか、いないのか?そこまでして肩書きが欲しいんか、靖国詣でしたいんか、マコトの無駄金使いの迷人さんだなあ。
2島返還打診も、プーチンさんに袖にされる。この国の官僚も小泉さんも、ジャーナリストも、立ち置かれている状況っていうものがトンとお分かりになっていらっしゃらないようだ。靖国参詣の、小泉さんの仰る、その「心」って奴が、極東アジアだけではなく、世界にうさんくさく思われているのが理解できてはいないし、その収拾には、莫大な労力を要すだけでなく、見栄張って、格好付ける、には、莫大なお金もかかる。そのお金はみんなの血と汗の結晶なのだ。それがそんなことに使われてしまう。
結局、日本の財政事情ってやつはどうなってんだい?借金だらけの筈だが・・・・?
外貨や投資分がかなりあると言うことなのかな?
収支はどうなのだ?
時間ができたら調べてみよう。
まだ、世界にバラ撒けるお金があるうちは影響力を行使できるのだから、それはそれでも、みんなが理解している自民党の政治手法だから仕方もないが、常任理事国入りをお金で買えたら、この世が、みすぼらしい世界にはなるわな。
日本のような未成熟な国が、肩書きの欲しさ一点で、常任理事国になれたとしたら、世界の一生の不覚であろう。
愛が欲しくて平民に要求するような国だものな、司る者たちが、自分で努力して「国の魅力」を作り上げようとしているのではないものな。
こんな風になってしまうのも、日本人のバランス感覚の希薄さが、日本国自身をその道へ追い込んでいるのだ。
常任理事国入りを希望するのも、その邪な心が読み取れるのだ。所謂、制御機能を役立たずにした末の経済技術成長大国で、得意満面、いい気になった政治小国を司る者たちは、近隣諸国に対して、単にいい格好したいのだ、単に威張りたいのだ、力を誇示したいだけなのだ!(それらがそのまま政治小国の証明になっている)
どんな言い訳をしようが、見え透いている心の中は、まるで中身の伴わないスカスカかぼちゃ型脳ミソ、なのである。
アーア、ヤダヤダ日本のこんな性質、体質。
批判非難をうまくかわし、正当化が上手にできる人が、日本では珍重されてリーダーになる要素の一つだから、内実が伴っていなくとも役目は務まる。
そんなだから、国自体の「国心」の「精神成長」が、いつまでたっても成就為されないのだ、ひじょうに残念!