『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

『拝啓、愛しています』 「イ・サン」の英祖がAVを見てるでチョ~ナ~

2013年02月01日 | 映画
韓国の歴史ドラマ監督イ・ビョンフン作でおなじみのあの怖い爺さん!
『ホジュン』『商道(サンド)』『イ・サン』で、主人公を導くメンター、厳しく高い壁の役を努めてましたイ・スンジェが、まさかのチャーミングなハラボジを演じています。
いつも通り、頑固は頑固なんですが、目の奥はやさしさに満ち溢れています!
いつも怖かった、あの爺さんが、笑てます!
ヤキモチやきます。
カフェにも行きます。
黒手袋をパンパンします。
お誕生日の歌も歌います。
鼻水も出します。
AVも見ます。
あの英祖がですよ~。
この爺さんが、英語題「late blossom」の通り、人生最終版にして、恋をするわけですが、これだけにとどまらず、もう一組の老夫婦が出てきます。
こっちは、社会問題(認知症介護)担当なんですが、この二つがええ具合に絡み合って、愛すべき映画に仕上がりました。
大好き、この映画!!

原作は、韓国の人気ネット漫画家カン・プル。
日本でも発売された『純情物語』を読んだ感じでは、ドベタな韓流ドラマの漫画版といった感じやけど、じんわりハマるエピソードの積み上げがうまく、映像化に向いてると思いました。
映画にもなってるんやけど、どやろね。

この題名すごくいいです!!
原題は「クデルル サランハムニダ」。
直訳で「あなたを愛してます」やけど、映画で語られる通り、同じ「あなた」でも、「クデ」と「タンシン」があって、この爺さんが、その使い分けを語っています。
このこだわりの「あなた」を、もうひとつのキーアイテム手紙からの連想で「拝啓」に置き換えるなんて、この題名はファインプレーです!
ドラマ版もあって、そっちはそのまま「あなたを愛してます」になっとった。
お~!イ・スンジェが引き続き同じ役で出てるやん!!
キム・ヒョンジュンが出てるから、老人四人の話だけではなさそうやね~。
見たい!!!


★★★★