『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「シンデレラマン」 このタイトルなんとかならんかった?

2005年10月07日 | 映画
昔、ジャン・クロード・ヴァンダムブームの時に「シンデレラボーイ」という、チープなビデオジャケットがレンタル屋に並んでいましたが、「シンデレラ」に続く言葉が男臭漂うものはどうも似合いません。
今、募集中の東宝シンデレラオーディションも、シンデレラボーイオーディションだったら未来の妻婦木を探していても、山咲トオルとかKABAちゃんっぽい感じがする。
原題がそうだからしかたないかもしれませんが、「シンデレラ」=おとぎばなしというより、「シンデレラ」=ティアラ・ドレス・ガラスの靴・かぼちゃの馬車といった、ディズニー洗脳を強固にうけてる日本では、邦題は独自につけるべきだったのでは?と思います。

この映画の場合の「シンデレラ」は、栄光→挫折→チャンスを掴む ということで解釈してるのですが、そんな例は日本でも履いて捨てるほどあります。
「ほっしゃん」。
てんそブームでナイナイらと共にお笑いの頂点を一瞬だけ駆け抜けたが、その後、日々の糧を得るために東京の地下鉄工事をする。今年「R-1」というピン芸人の大会で優勝!
「藤川球児」。
第一回の松阪世代ドラフトで阪神から一番指名を受ける(当時の監督ノムさんは、「なんでこんなんとるねん」とボヤいていた)も、なかなか1勝をあげられず、来年はクビになるんちゃうかと毎年、戦々恐々としたオフを送る。日々の鍛錬を欠かさなかった結果、今年の阪神優勝に大きく寄与!
何年かしたら映画化してくれない?


寒冷地に住む極貧家庭の冬の悲惨さは、沢口あすかインタビューで知ってるつもりだったけど、やっぱり辛そう。
加えてコドモが腹をすかして起きてこようもんなら、ラッセル・クロウのようにウィットに富んだ夢ジョークがとっさに浮かんで、薄っぺらいハムを譲ることなんてできるかな~?
夕食時に、おむつを替えても、抱きながら食べても、泣き叫ぶ赤ちゃんに、「ゆっくりメシくわせろ!!」と怒鳴ったワタシは、「シンデレラマン」失格です。
0時になったらリセットさせてください。


★★1/2