京都楽蜂庵日記

ミニ里山の観察記録

モチツツジ(黐躑躅)

2013年05月20日 | ミニ里山記録

ツツジ科ツツジ属の落葉低木植物日当りの良い崖に多い。花の萼や柄、葉などに腺毛(粘毛)があり、そこから粘着性の液滴が分泌される。野外ではここに多くの昆虫が粘着してとらえられる。この腺毛は花にやってくるルリチュウレンジバチなどの食害性昆虫を捕殺するためと考えられている。また、ここに捕らえられた昆虫を餌とするサシガメ類などの昆虫も知られる。

下の写真はモチツツジの萼の粘毛に捉えられたオドリバエである。モチツツジには他の昆虫を餌にしようとしてであろうが、オドリバエがたくさんやってくる。このオドリバエはミイラ取りがミイラになるドジを踏んだのだろう。


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