お湯の国 日本

美しい日本の温泉地中心の旅記録(おんせん鑑定士:監修) 【記事・映像は著作権、人権保護法等により無断使用を禁じます】

美又温泉(石見国)

2008年01月23日 | 💙関西中国 名湯巡.

   影像:浴槽は変形楕円、透き通った湯面が波打って澄明と湯量の豊富さが観察される。
                       映像:温泉会館の男子浴室(by公式HP)
美又温泉は、浜田市の東およそ15km、金城町の北東部に位置し、江の川の支流、美又川の河畔に開けた山峡に囲まれた温泉郷。歴史は比較的新しく、開湯は明治初期とされる。国民保養センターは、昭和44年に開設の公共温泉施設(平成12年1月全面改装)。新劇の創始者島村抱月、チベット探検の哲学者能海寛などを輩出。湯量も多く、アルカリ性の湯質は「美人湯」として人気、明治、大正、昭和にかけて美又温泉郷として大いに発展、今は鄙びた温泉地としてその面影を残す。

島根県は近畿・中国の中で温泉大県、玉造、湯の川、湯泉津、三瓶、有福、そして美又温泉郷は湯量、湯温ともこの地域にあって温泉天国と呼ぶに相応しい、何よりも温泉郷としての情感が漂う様はこれからも、存続・保存したいものだ。

   【Data】単純温泉 41.6℃、PH9.5 ラドン含有 源泉美又温泉


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