お湯の国 日本

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石川啄木(忘れ来し・・・北海道JR旧新内駅)

2009年11月14日 |   ✒歌碑句碑 紀行

映像:北海道JR旧新内駅に設置された白樺をモチーフの啄木歌碑

『忘れ来し  煙草思ふ
       ゆけどゆけど 山なほ遠き 雪の野の汽車』

『遠くより  笛ながながと
        ひびかせて  汽車今とある 森林に入る』    

解説:石川啄木は小樽から釧路へ向いこの地を車窓から眺めている。当時の汽車はゆっくり、
狩勝トンネルを抜けやっと車窓が明るくなった時、眼前に十勝の大地が開ける。途方もない
人生の疲労感、重苦しい喪失感を背負いながらの漂白の旅は詩人石川啄木を更に研ぎ澄ます。 

そして、その思いをこのように書き留める

『何事も  思うことなく
        日一日 汽車のひびきに  心まかせぬ』  (一握の砂:石川啄木より)


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