お湯の国 日本

美しい日本の温泉地中心の旅記録(おんせん鑑定士:監修) 【記事・映像は著作権、人権保護法等により無断使用を禁じます】

北原白秋(我つひに・・・水郷の街柳川)

2015年07月29日 |   ✒歌碑句碑 紀行

水郷の堀割水路に白壁の倉庫・・・・水郷の街ならでは景観。
その一隅に。歌人北原白秋の歌碑が建っていた。白壁
柳川藩立花家別邸「お花」の倉周辺、白秋の郷愁の景観

碑文:『我つひに 還り来にけり 倉下や 
     揺るる水照の  影はありつつ
 (白秋)

解釈:夢にみた故郷柳川に帰ってきた。忘れ時の光景
   どんこ船が行き交う柳川下りの水路。水面に浮
   かぶ白壁の蔵屋の影々はなんと懐かしいことか

解説:北原白秋は故郷を離れ東京で文壇活躍し北海道
   九州まで旅して歩いたがなかなか郷里には帰る
   機会がなく、20年ぶりに帰った時の作品である。

感想:ここで筆者が北の歌人として敬愛する石川啄木
   と対比すると興味深い。村を追いだされた寺の
   息子と裕福な商家の白秋。悲哀がちがい過ぎる

参照#同じく望郷の歌 石川啄木碑 (渋民公園)


コメント    この記事についてブログを書く
« 北原白秋生家(福岡県柳川市) | トップ | 柳川温泉(福岡県柳川市) »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

 ✒歌碑句碑 紀行」カテゴリの最新記事