
映像:美しい雪形を表す岩手山を望む北上川沿い、渋民公園の短歌碑
石川啄木の歌碑は北日本の各地にあるが、筆者が最も啄木を感じるの
がこの地の歌碑である。石川啄木の心の情景として感じられる歌碑だ。
碑歌:「やはらかに 柳あをめる
北上の 岸辺目に見ゆ
泣けとごとくに」 (啄木 一握の砂)
解説:この時の啄木はどん底に近い状況だった。時代は幸せ人はより
幸せに、不幸人はとことん不幸と容赦のない格差の時代、啄木
はこの歌で反骨を示した。啄木時代は格差というより差別かも。
参照#石川啄木(哀しみの歌人)探訪記紀行