Survival Adventure

Survival Adventure(Oxford Reading Tree Stage 9 Stories)

情報
作者：Roderick Hunt
ジャンル：冒険
種類：絵本 、ＬＲ
YL：１．０～１．２
ページ数：３２ページ
語数：１４６８語
おすすめ度：

ストーリー
Wilf とChipは庭でテントを張りサバイバルごっこをしていた。サバイバルキットを用意しているとBiffが傘も必要だと持ってきた。そんなものサバイバルに必要ないというWilfとChip。するとMagic Keyで時代をさかのぼり、森の中へ。本当にサバイバルをすることになった3人。森で迷子になったAmyという女の子とLittle Foxという男の子に出会います。Biffの傘が思わぬ形で役に立つ!?

感想
本当のサバイバルはシャレにならない。ごっこ遊びか、せいぜいキャンプくらいにとどめといたほうがよさそう。Amyのような,長距離をwagonで移動する生活も大変そう。屋根のある家に住むということは贅沢かつ大変幸せなことだ。

使えそうな表現
Amy was tired and fed up.

Superdog

Superdog(Oxford Reading Tree Stage 9 Stories)

情報
作者：Roderick Hunt
ジャンル：冒険
種類：絵本 、ＬＲ
YL：１．０～１．２
ページ数：３２ページ
語数：１４９０語　
おすすめ度：

ストーリー
今回は犬のFloppyが主人公。
子供たちはテレビでドッグショーを見てFloppyも訓練すればあんなふうにDog of the yearになれるのではと思い訓練を開始。しかし老犬のFloppyにとっては大迷惑。くたくただ。
ベッドで寝ているとMagic Keyによって突然見知らぬ街にやってきてしまった。そこでFloppyは人助けなどをしてSuperdogとして大活躍！

感想
Floppyって老犬だったのか？Magic Keyで行った先では困った人々を次々と助けて、ちょっと得意げ、でも戻ってきてみればやっぱり普通の犬。現実は厳しい。

気になる表現
Oh Floppy ! Your hopeless !
子供たちの気まぐれで厳しい訓練をさせられた上にこの言われよう・・・

The Quest

The Quest(Oxford Reading Tree Stage 9 Stories)

情報
作者：Roderick Hunt
ジャンル：冒険
種類：絵本 、ＬＲ
YL：１．０～１．２
ページ数：３２ページ
語数：１５０７語　
おすすめ度：

ストーリー
Wilmaは物語を書いていた。
「Ulmという美しい国にあるクリスタルのベル。春や夏の訪れを伝えるベルだ。そのベルがGrimlockという悪い男によって盗まれてしまった。すると、Ulmの地は雪や氷に閉ざされてしまった。」
というストーリー。
これからベルを奪い返す主人公を考えようというところで、Magic Keyによって自分の書いた物語の中へ。Wilma自身が主人公になってベルを取り戻す冒険が始まった。

感想
Wilmaが自分の書いたファンタジーの世界でモンスターや悪と戦います。Wilmaも女の子だから美しい夢のような世界や悪と戦う勇気ある主人公に憧れるんだろうな～。短いストーリーながらもしっかりファンタジー。

The Litter Queen

The Litter Queen(Oxford Reading Tree Stage 9 Stories)

情報
作者：Roderick Hunt
ジャンル：冒険
種類：絵本 、ＬＲ
YL：１．０～１．２
ページ数：３２ページ
語数：１４５２語　
おすすめ度：

ストーリー
Chipはピクニックの帰り、ゴミを適当に投げ捨ててしまいます。
その夜、ベッドに入っているとMagic Keyがひかり、一人で冒険へ。着いたところはLitter Queen's Palace。ゴミやガラクタでメチャメチャに汚れた部屋に、巨大なドブネズミを２匹従えた、汚らしいLitter Queen。Chipは公園にゴミを撒き散らすように命令されてしまいます。
嫌がるChipの運命やいかに？

感想
悪いことは、やめなさい！と言うより、逆に、やりたいなら、どんどんやりなされ！と言うほうが効果絶大？厳しい罰を受けた感じのChipでした。

使えそうな表現
How dare you !

Storm Castle

Storm Castle(Oxford Reading Tree Stage 9 Stories)

情報
作者：Roderick Hunt
ジャンル：冒険
種類：絵本 、ＬＲ
YL：１．０～１．２
ページ数：３２ページ
語数：１３８６語　
おすすめ度：

ストーリー
子供たちは、Nadimが持ってきたStorm Castleというテレビゲームで遊んでいます。
するとマジックキーがひかりだし、当然、行き先はStorm Castle。ところが肝心のNadimがいない！どこへ？不思議な世界に迷い込んだ子供たち。変な鏡があったり、モンスターの登場、迷路、パズル・・・お城から脱出できる？

感想
以前、Stage 6のRed Planetを読んだときもゲームと似たような世界に入り込んで、不思議な宇宙人が出てきたっけ。マジックキーは歴史をさかのぼるときもあれば、架空の物語の世界に入り込むときもあれば、小さくなってしまうときもあれば、意外と何でもありなところがまた面白い。

使えそうな表現
Run for it !
逃げろ！

Green Island

Green Island(Oxford Reading Tree  Stage 9 Stories)

情報
作者：Roderick Hunt
ジャンル：冒険
種類：絵本 、ＬＲ
YL：１．０～１．２
ページ数：３２ページ
語数：１５００語　
おすすめ度：

ストーリー
Mr Johson とMrs Mayはクラスの子供たちを連れて1週間の野外活動へ。
さまざまな学習活動を行う中、Chipは浜辺で油にまみれたカモメを発見。ANIMAL RESCUEへ連れて行くことに。そこで、ちょうど保護されていたカワウソが自然に戻されるという。施設のMrs Honeyとともに一同はGreen Islandという小さな島へ向かう。
そこで見たものは不法投棄されたドラム缶。有毒物質が入っているようだ。

感想
今回はマジックキーでの冒険ではなく、まじめな野外学習。まさに今、不法投棄をしている現場を目撃する子供たち。違法な行為で自然を破壊する大人を目の当たりにしたのは思わぬ学習!?考えさせられるいいテーマです。

使えそうな表現
So far, so good.
今までのところはうまくいっている、という決まり文句。

The Empty Envelope（A to Z Mysteries)

 

	A to Z Mysteries: The Empty Envelope (A Stepping Stone Book(TM))
	情報 作者：Ron Roy ジャンル：ミステリー 種類：ペーパーバック、児童書 YL：３．０ ページ数：７９ページ 語数：６６１２語 おすすめ度：
	Random House Books for Young Readers

ストーリー
Dink、Josh、Ruth Roseの仲良し３人組が事件の謎を解いていくシリーズ。AからZまである。
ある日、Dink は青い封筒の手紙を受け取る。しかし中身は空っぽ。不思議な手紙はこれで5通目だ。宛名はすべてD.Duncanになっているが、中の手紙はDear Dorisとなっていて明らかにDink宛てではなかった。間違って配達されたのだ。
するとDoris Duncanと名乗る女性から電話があり、自分宛の手紙だから取りに行くという。しかし、女性の言うことにはいくつかつじつまの合わないことが・・・次第に不審に思う3人。Doris Duncanが遠路はるばる5通の手紙をとりにきた理由とは・・・？

感想
今回かなりのスピードで暗号を解いていく3人。偶然もあるとはいえ、やっぱり3人寄れば・・・かな。3人ってバランスがいいのか、3人組が活躍する話ってけっこうありますね。男の子2人に女の子1人。女の子は結構しっかり者。Ruth Roseも結構強そう。Joshはちゃっかり者？Dinkは冷静な感じ。それぞれ性格の違う3人の絶妙なバランスが物語を面白くしているんだろうなぁ。

使えそうな表現　１
He headed back to the kitchen.

使えそうな表現　２
Let's figure out what these letters mean.

YLゼロをばかにするべからず

今はどちらかと言うと児童書にハマっていますが、10年以上前、初めて読んだペーパーバックはPenguin Readersのレベル3の本だったと思います。大人の学習者向け。だいたいは理解できたと記憶していますが、その時は子供向けの本を読むなんてことは全く頭にありませんでした。だって大人なんだから。かといって、大人向けのペーパーバックは読めない。→GR（学習者向けでレベル別、語彙制限があるもの）オンリーでした。

途中、何年も本を読んでない時期がありましたが、児童書は大人向けではないという間違った考え方は、つい数年前まで続いていました。それが、何かで読んだ児童書がとても笑えて、面白かったのをきっかけに、児童書を読み始めました。大人でも楽しめるんだーという発見と、よくよく考えてみればネイティブ向けの本が読めたことに調子付いていたのかも。しかし、知らなかったとはいえ、YL3～YL7くらいの本（SSS英語学習法を知ってから分かった・・・）ばかりで、初期に読む児童書のレベルとしてはかなり高めでした。かなり無理して読んでるところもありました。（YLとは本の読みやすさを示す、読みやすさレベルのこと。SSS英語学習法研究会の分類）

あまりやさしい本は勉強にもならなければ楽しめないのでは？、というとんでもない偏見を持っていたからです。YLゼロからはじめるのが良いとわかってもはじめのうちは、半信半疑。そこまでレベルを落とす必要もないのでは？と思ったし、文字の少ない絵本を買うのはもったいないような気がして・・・

しかーし！読んでびっくりYLゼロ～YL2の児童書の面白さ！夢中になって読んでいました。英語的にも本当に勉強になります。レベルが高い本より発見が多いし、身になっているような気がします。そこそこ読めるからと言って児童書やYLゼロをバカにしていた自分こそがバカだなーとしみじみ思うのでした。

2 Journey to the Volcano Palace

 2 Journey to the Volcano Palace(THE SRCRETS OF DROON)

情報
作者：Tony Abbott
ジャンル：ファンタジー
種類：ペーパーバック、児童書
YL：３．５
ページ数：８５ページ
語数：７９００語
おすすめ度：

ストーリー
仲良し3人組、EricとJulie とNealが地下室で見つけた階段下に広がる世界。その不思議な世界Droonで繰り広げられるファンタジー。第2話目。
3人は再びDroonへと戻ります。Princess Keeahが3人に助けを求めていたのだ。Lord Sparrが彼女から奪った宝石Red Eye of Dawnを使って村々を破壊していると言うのだ。Lord Sparrは秘密のpalaceへ逃げ込んでしまった。
宝石を奪還しに行こうとする一行だが、秘密のpalaceは火山の中にあるのだ！Red Eye of Dawnを取り戻すことはできるのか？

感想
第1話の最後、3人がKeeahから受け取った、“Your dreams will tell you return.”というメッセージの通り、3人はそれぞれ不思議な夢を見ます。
そして再びDroonへと戻るわけですが、夢の内容はなんだか意味ありげ。今回はいくつかの事実が明らかになります。Lord Sparrの正体、Keeahの母の消息など、しかし謎はさらに深まります。

使えそうな表現　１
Maps will be of no help !
be of help=be helpful

つかえそうな表現　２
Droon itself is at stake.=being risked
Lord Sparrに再びRed Eye of Dawnを使われたらDroonの運命は・・・
           

A Kiss Before Dying

A Kiss Before Dying(MACMILLAN REDERS)

情報
作家：Ira Levin　　
ジャンル：サスペンス
種類：ペーパーバック、GR
YL：３．５
ページ数：８６ページ
語数：２１０００語
語彙制限：１６００words
おすすめ度：

ストーリー
Stoddard大学の学生、handsome young manは自分の計画が大きく狂ったことに怒りをを覚えていた。

しかし、それは表には出さず、平静を装いながら彼女と話していた。同じ大学に通う、彼女Dorothyが妊娠したと言うのだ。こんなことが彼女の厳格な父親が許すわけがないし、結婚したとしても金銭的援助は期待できない。

彼は財産目当てでDorothyに近づいていた。彼女の父親の会社を手に入れるためには、この時点での彼女の妊娠など絶対にあってはならない。そう考えたhandsome young manはある行動にでる。

感想
資産家の娘3人が次々と冷酷な男の毒牙にかかっていきます。久しぶりにハラハラドキドキの大人のGRを読みました。
前半はhandsome young manの名前は出てきません。一体誰がhandsome young manなのか、というのもあって一気に中盤を読み終えたら、後はラストまで止まりません。
こんな簡単な文章でこういう話が面白く読めちゃうの？という感じです。児童書に物足りなさを感じたらこういう大人向けGRもいいもんです。映画もありますが、まだ見ていません。機会があれば、ぜひ見てみよう。
CDが付いています。50分程度のCDが3枚です。男性の朗読で、ゆっくりとしたスピードなので聞き取りやすいです。

使えそうな表現
Everything will be OK.

# 1 The Slumber Party Secret

# 1 The Slumber Party Secret(THE NANCY DREW NOTEBOOKS)

情報
作家：Carolyn Keene　　
ジャンル：ミステリー
種類：ペーパーバック、児童書
YL：３．０
ページ数：７６ページ
語数：９８００語
おすすめ度：

ストーリー
8歳のNancy Drewが親友のBessとGeorgeとともに、さまざまな事件を解決していくシリーズ。
隣のクラスのRebecca Ramirezが誕生日にお泊りパーティーを開くと言う。母親に言われたのは、招待するのは8人だけ。他の生徒には秘密に・・・ところが、手作りした招待状が出す前に消えてしまったのだ！Rebeccaは盗まれたと言うが、一体誰が何のために？脅迫状まで届いて深刻に・・・このケースNancyはどうやって解決する？

感想
このくらいの子供にありがちな簡単なようで、難しい問題だ。子供の世界がよく描かれていると思う。最後は大人が入って、さわやか解決。
slumberというタイトルにもなっている単語、実はよく知らない単語でした。話を読んでいくとなんとなく分かってきますが、Nancyの父親が“You want to go to a party to sleep ?”と言っています。大人は全くそのとおり、と思うかもしれないけど、子供にとっては楽しいんだろうなぁ。
　
Nancy Drewのシリーズは何種類かあってややこしい。このNOTEBOOKSシリーズ以外にも、一番最初に出たのがおそらく
Nancy Drew Mysteryシリーズ(YL4.5-5.2)175巻でてる！18歳の設定。
4月5日に紹介したNancy Drew and the Clue Crewシリーズ(YL3.0-3.5)、
Nancy Drew on Campusシリーズ(YL5.8-6.5)これは大学生のNancy Drew。
あとNancy Drew （All New)Girl Detectiveシリーズ(YL4.0-4.5) もあってクールな表紙。

どれがいいかは2冊しか読んでないので、私には判断しかねますが、Nancy Drew の年齢とかそれによって難易度も違うし、表紙や挿絵の印象ででも選ぶしかないな、と思う。特に1巻から読まなくては、ということもないようなので。

使えそうな表現
You'll be sorry.=You'll regret it.
脅迫だ。

英語を読む速さ

英語を読むスピードは今まで全く気にしていませんでした。気にしていると楽しめなくなりそうで。SSS英語学習法によると、読んで楽しめる速さと言うのは分速100～150語だそう。そこで計ってみました。

YL0.6  The Tresure Chest 135語/分
YL3.0　The Bald Bandit  120語/分

まあまあな結果です。標準的。もっと遅いと思っていたのでホッとしました。分速120語くらいで読んでいれば、単純計算で１時間に7200語くらい読めるはずなんですが。まあ、実際、一日平均5000～6000語くらいかな、今のところ。

あんずは専業主婦なので、家にいるから結構読めるだろうと思いきや、娘に邪魔されるので昼間は落ち着かず。メインの読書タイムは、娘を寝かしつけてから。ところが、他の趣味に熱中してしまって本を読む時間などほとんどなく、It's time for bed.ということも、しばしば。

THE LION KING

THE LION KING

情報
ジャンル：動物
ページ数：２４ページ
レベル：１．５～１．８
語数：約１２００語
おすすめ度：

ストーリー
ライオンの王Mufasaの子供Simbaは未来の王として期待される存在だ。
そんなSimbaをおじのScarは疎ましく思っていた。王の座をねらっていたからだ。ある日Scarの謀略によってMufasaは命を落としてしまう。Scarはまんまと王位につき、Simbaは王国を追い出されてしまった・・・

感想
子どもライオンのの成長物語。
昔、主人に買ってもらった８cmCD付きの絵本です。話が短すぎるので、せめてこれの３倍くらいの長さがあれば映画を見ていない私でも分かりやすかったかな。でもいい教えがたくさんあるような気がする。

心に残る表現
Put your past behind you.
過ぎ去った過去は忘れよう。というとてもいい言葉。

『続・イギリスの小学校教科書で楽しく英語を学ぶ』[理科・社会編]

『イギリスの小学校教科書で楽しく英語を学ぶ』（小学館）はOxford Reading Tree (物語）でしたが、『続・イギリスの～』はノンフィクションです。同じ教科書でもInfo Trailを掲載。6冊分収録、CD付き。

私、あんず☆もたまに気分を変えてノンフィクションを読むことがあります。物語とは違った面白さがあります。自分の興味のある分野を選べば楽しく読めます。知識も得られ、英語も勉強でき、一石二鳥。

各話の後に、Reading Guideがあって、文章を書くとき、自分の意見を言うとき、本を読むときなどのポイントがまとめてあって役に立ちます。
例えばP147「意味する」のmeanが出てきたら、その前後の文に注意して読む。なぜならmeanは大切なことを言い換えたり主旨をまとめたりするから。
なるほど、meanに注意すれば、たとえmeanの前の文や単語がわからなくてもmeanの後ろを読めば何を言おうとしているのか分かるというわけ。

収録されているストーリーの語数とYL（読みやすさレベル）表示してみました。参考までに。
Beginner Stage
 『How to Read the Sky』 138words YL0.5-1.5　天気、空の話。

Emergent Stage 1
 『Don't Throw it Away !』 163words YL1.0-1.5　リサイクルしよう。

Emergent Stage  2
 『London's Burning !』 266words YL1.0-1.5　ロンドン大火の話。

Emergent Stage  3
 『Is Simba Happy in the Zoo ?』 317words YL1.0-1.5　タイトルについて議論してます

Competent Stage
 『Why do Cats Purr ?』 1091words YL1.5-2.0　猫はなぜゴロゴロいう？など。

Fluent　Stage
 『How to Prepare a Mummy』 1236words YL2.5-3.0　ミイラの作り方。

どれもやさしめのストーリーですが、最後の『How to Prepare a Mummy』は結構難しいように感じました。Info Trailは、基本的にセット販売のようで、8冊パックのCD付き、入門、初級だと3885円というから、本書の2000円はお得？

Billy Elliot

Billy Elliot(PENGUIN READERS LEVEL 3)

情報　　　　
作家：Melvin Burgess　　
ジャンル：ヒューマン
種類：ペーパーバック、GR
YL：３．4
ページ数：４９ページ
語数：１２９３１語
語彙制限：１２００words
おすすめ度：

ストーリー
11歳のBilly Elliotは父のJackieと兄のTony,祖母のNanとイングランド北部の小さな炭鉱の町で暮らしている。父と兄は炭鉱労働者だが、ストライキ中で収入がない。
Billyはボクシングジムに通わされていたが、全くやる気がない。逆に隣のバレエ教室に興味を持ち、ひょんなことからバレエのレッスンに参加すると、どんどんバレエにのめり込んでいく。
しかし、男はボクシングかサッカーだ！バレエは女のもの。と思っている父や兄にはバレエを習っているなどとは言えるわけがない。Billyの才能を認めたバレエ教室の先生Mrs Wilkinsonはロンドンの名門バレエスクールを受験するようすすめるのだが・・・

感想
映画『リトルダンサー』（邦題）の簡約版です。簡約版だと映画のほうがやっぱり面白いなと思うことが多いのですが、この『Billy Elliot』に関しては映画に負けていないと思います。一つ一つの短い文章が心に響きます。chapterによってし主人公変わるのでちょっとややこしいときもあるのですが、それが逆に映画よりもそれぞれの胸のうちが伝わってきてきます。特に父のJackieがBillyの受験のため、亡き妻の結婚指輪を売りに行くシーンは胸が痛いです。
CD付です。いつも特に音源を気にすることはなかったのですが、今回は映画とCDと本という贅沢フルコースそろっているので、少し時間をかけてリスニングをしてみました。イングランド北部独特の訛りがあります。映画ほどではないにしろ、comeはコム、moneyはモニ、busはボスのように聞こえてきます。しかしそれもいい雰囲気です。
映画もおすすめ、Billy役のJamie Bellの独創性豊かなダンスをご覧あれ。

心に残る表現　１
When I dance, my body is full of fire. I forgot everything.

心に残る表現　２
We're selling the most important things that we own.
Billyの家族だけでなく、他の人たちも苦しい、切ない現実。