Billy Elliot(PENGUIN READERS LEVEL 3)
情報
作家:Melvin Burgess
ジャンル:ヒューマン
種類:ペーパーバック、GR
YL:3.4
ページ数:49ページ
語数:12931語
語彙制限:1200words
おすすめ度:
ストーリー
11歳のBilly Elliotは父のJackieと兄のTony,祖母のNanとイングランド北部の小さな炭鉱の町で暮らしている。父と兄は炭鉱労働者だが、ストライキ中で収入がない。
Billyはボクシングジムに通わされていたが、全くやる気がない。逆に隣のバレエ教室に興味を持ち、ひょんなことからバレエのレッスンに参加すると、どんどんバレエにのめり込んでいく。
しかし、男はボクシングかサッカーだ!バレエは女のもの。と思っている父や兄にはバレエを習っているなどとは言えるわけがない。Billyの才能を認めたバレエ教室の先生Mrs Wilkinsonはロンドンの名門バレエスクールを受験するようすすめるのだが・・・
感想
映画『リトルダンサー』(邦題)の簡約版です。簡約版だと映画のほうがやっぱり面白いなと思うことが多いのですが、この『Billy Elliot』に関しては映画に負けていないと思います。一つ一つの短い文章が心に響きます。chapterによってし主人公変わるのでちょっとややこしいときもあるのですが、それが逆に映画よりもそれぞれの胸のうちが伝わってきてきます。特に父のJackieがBillyの受験のため、亡き妻の結婚指輪を売りに行くシーンは胸が痛いです。
CD付です。いつも特に音源を気にすることはなかったのですが、今回は映画とCDと本という贅沢フルコースそろっているので、少し時間をかけてリスニングをしてみました。イングランド北部独特の訛りがあります。映画ほどではないにしろ、comeはコム、moneyはモニ、busはボスのように聞こえてきます。しかしそれもいい雰囲気です。
映画もおすすめ、Billy役のJamie Bellの独創性豊かなダンスをご覧あれ。
心に残る表現 1
When I dance, my body is full of fire. I forgot everything.
心に残る表現 2
We're selling the most important things that we own.
Billyの家族だけでなく、他の人たちも苦しい、切ない現実。
★現在の登録洋書数600冊以上(9/4)★語数1200万語(2011で終了)★お断り・当ブログや英語学習に関係のないコメントやトラックバックなどは削除させていただきます。なにとぞご了承ください。