Who Was William Shakespeare? (Who Was...?) | |
情報 作者:Celeste Davidson Mannis ジャンル:伝記 種類:ペーパーバック、児童書 YL:3.5 ページ数:100ページ 語数:8707語 お気に入り度:☆☆☆☆ |
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Grosset & Dunlap |
ストーリー
偉大な劇作家William Shakespeareの生涯。
William Shakespeareは1564年、Stradford-upon Avonに生まれた。彼はは小さなころから演劇や詩、民話などに親しんでいた。18歳で結婚し3人の子供をもうけるが、ほどなくして妻と子供を残してStradfordを離れる。
その後何年も記録から姿を消したWilliamが再び姿を現すのは1592年のロンドン。時の女王エリザベス1世の影響もあって民衆の娯楽の場として大盛況であった劇場。Williamは俳優兼劇作家として次第に才能を発揮していく。
感想
これだけの人物なのにそれほど記録が残っておらず、どんな人物であったのかいまいち不明っていうのは残念ですね。Shakespeareが生きていた当時の人々の生活の様子や文化などの言及もかなりあってそのあたりはとても勉強になります。Shakespeareが書いた話はほとんど既存の話から拝借したものだというのは聞いたことがありますが、当時としてはそれが普通だったようです。今だったらパクリって言われそうですけど。でもそれをいかに魅力的に、民衆が求める作品にしていくかというのも才能でしょうね。言葉の使い方もすごいし・・・って何か読んだことがあるのか、と言われれば大概はあらすじを読んだことがある程度なんですが・・・
でも現在普通に使われている言葉にShakespeareが作った言葉がたくさんあるのには驚きです。核心を突く名台詞もたくさん残っていますし。これほど英語という言語の後世に影響を及ぼした人はいないでしょうし、今後も出ないでしょう。
それにしても20年もロンドンに単身赴任とは・・・。生活費のため?仕事の鬼だったのでしょうか?晩年は家族のもとにもどったみたいですけどね。
Oxford Bookworm Level 2のHamlet(CDつき)を持っているのですが、未だ読めていません。読みます、読みます。
Roscoe Riley Rules #1: Never Glue Your Friends to Chairs
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Brian Biggs | |||
HarperCollins |
ストーリー
小学校一年生のRoscoe Rileyは学校のopen house(参観日?)の当日、家から絶対に触っちゃダメと言われているSuper-Mega-Gonzo Glueという強力接着剤を持ち出してしまう。
午後のopen houseではハチの恰好をして歌を両親に披露することになっていた。そのリハーサル。クラスのみんなは落ち着きがなく先生の言うことを全く聞かない。このままみんなが先生の言うことを聞かないままでは担任のMs.Dizがクビになってしまうかも・・・。そう思ったRoscoeはある行動にでる。
感想
open houseって両親が学校にやって来て子どもたちの活動を見学するって言うんだから参観日みたいなものなのかな?その両親が集まった中でとんでもない事態が・・・。何をしたかはタイトルからお分かりでしょう。すべてはRoscoe Rileyのしわざ。でもいたずらしようとしたわけじゃなく悪気はないの。そこがなんだか憎めない。どうしてそうなったか、Roscoeが軽妙な語り口で説明してくれます。個性的で子どもらしくて、思わず笑っちゃう。とても読みやすい。Roscoeみたいな子にルールを教えようと思ったら大変です。Never glue your friends to chairsなんてルールがあるの知らなかったなんて言うんだから。あんた、そりゃルールじゃなくて常識だよ。イスだけじゃなくて机も壁も床も・・・・・・って際限なく言っておかねば。
今回の抜粋 冒頭部分
Hey! Over here!
It's me. Roscoe.
Welcome to the Official Roscoe Riley Time-out Corner.
Want to hang out with me?
I have to warn you, though. We're going to be here for a while.
Time-outって?スポーツでのタイムアウトとは違うようですが・・・。調べてみました。
timeout・・・(米)(子どもが罰として)一人でで静かに反省する時間、謹慎。
-Take a timeout in your room! お部屋で反省しなさい。(『アンカーコズミカ英和辞典』)
Eoin Colfer's Legend of the Worst Boy in the World
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Glenn McCoy | |||
Hyperion Book CH |
ストーリー
Martyは両親がなかなか自分の話を聞いてくれないのに困っていた。かわりに毎週末訪れる灯台守をしている祖父に日ごろ起こる問題を聞いてもらうことにした。
ところが、Martyがいくら自分の身の上に起こった最悪なエピソードを話しても、祖父はそれ以上に何倍も最悪な話を持ち出してくる。やはり70歳の老人にはかなわないのか・・・。
感想
おじいちゃんよりもさらに不幸で不運な話をしようとするのですが、70歳の老人の経験の引き出しに9歳の子供がかないっこありません。いつの間にか不幸自慢のような感じになって・・・。でもただそれだけじゃなく、最初におじいちゃんが話してくれた灯台にまつわる昔話が最後にそんな風に生きてくるとはね。Martyと同じようにハッとしました。おじいちゃんがMartyよりもさらに最悪な話をしてたのには理由があって、単に自慢したり競ったりしてたわけではなかったのです。なるほどです。
それにしてもどうして自分の不運話ほうが最悪だと思ったとたん、勝ち誇ったような気分になって、私なんかねぇ~もっとひどいよ~なんて得意げに話しちゃうんでしょうね
Eoin Colfer's Legend of Captain Crow's Teeth
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Glenn McCoy | |||
Disney-Hyperion |
ストーリー
夏の間、海辺に滞在しているWoodman一家。この夏、Willは9歳から11歳までが参加できるSprat's Jigというディスコに参加できるのを楽しみにしていた。
しかし、兄のMartyが、彼の好きな怪談、"The Legend of Captain Crow's Teeth"の話を毎晩聞かされ、それが頭から離れない。その話とは、9歳のcabin boyによって頭に斧を打ち込まれた海賊Captain Crowの幽霊がその9歳のcabin boyを未だ探し続けているというのだ。
感想
かわいそうなWill、兄にしてやられてしまいました。せっかく楽しみにしていたディスコも幽霊話のせいでWillにとってはシャレにならない事態に。思わぬ洗礼。頭の中は海賊の幽霊に支配されて、何もかもそんな風に見えてきてしまう・・・でも怖いと思ったら木の影を見ても幽霊に見えちゃうっていうのはありそうですね。
#1のEoin Colfer's The Legend of Spud Murphyの過去記事(11/06/3)はこちら
Eoin Colfer's The Legend of Spud Murphy (Eoin Colfer's Legend of)
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Glenn Mccoy | |||
Disney-Hyperion |
ストーリー
4人兄弟の2番目のWill Woodmanは長男のMartyとともに夏の間、図書館に通わされることになった。友達と家で大騒ぎをすることに困り果てた両親が下した決定だ。
しかし、Will とMartyにとって図書館はこの上なく危険な場所だった。机の下にspud gunを隠し持っているといわれる恐怖の図書館司書、Mrs Murphyがいるからだ。ちょっとでもおかしなことをしでかしたら、どんな恐ろしい目に遭うか・・・。
そんなMrs Murphyに子供コーナーのカーペットから出てはいけないと言われた二人だが・・・。
感想
Spud Murphyのイラスト、見るからにコワイ。頭の上の髪のお団子に鉛筆を指しているのはなんだかお茶目だけど。
騒ぎたい盛りの男の子二人。弟のWillは小心者だけど、兄のMartyはダメと言われたら余計に逆らいたくなっちゃうタイプ。カーペットから出たら何が起こるか確かめたくなっちゃうわけです。超人的な図書館のおばちゃんとのドタバタの闘いかと思いきや、図書館に通ううちに二人に思わぬ変化が現れます。親の狙い通り?最後はちょといいお話です。
Revenge of the Dragon Lady #2 (Dragon Slayers' Academy) |
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Bill Basso | |
Grosset & Dunlap |
ストーリー
たまたま偶然Gorzilというドラゴンを退治してしまったWiglaf。Gorzilの金銀財宝を持ち帰らなかったWiglafに校長のMordredはかなりご立腹の様子。
さらに最悪なことに、Gorzilをこよなく愛していた母親ドラゴンのSeethaがWiglafに仕返しにやってくるというのだ。それも二日後には到着するという。
ドラゴンには必ずあるというsecret weakness。Seethaの弱点を本で調べてみるが、汚れていてba-という文字しか判別できないのだった。
感想
前回退治したドラゴンの母親と対決することになったWiglaf。復習に燃える母親ドラゴンは趣味が殺しという・・・。なにせ度胸のないWiglaf、どうやって太刀打ちするのでしょうか?まぁ・・・正直行き当たりばったりです。さらに適当でいいかげんで超個性的な先生、頼りない魔法使い、いい感じの面白キャラクターがそろっていて楽しめます。baがつく単語をつい考えながら読んじゃいましたけど、結局ドラゴンの弱点としては思い浮かばない単語なんですよね。
気になる表現
Heroes were brave and bold.
この文章で思い出したんですが、去年くらいまでboldをbaldだと思っていたんです・・・。かなりおマヌケ?boldという単語を知らなかっただけなんですけど、
a bold man(大胆な男性)と
a bald man(頭のはげた男性)では印象がちょっと違うね・・・。
彼は大胆だ、という文章を、彼は頭がはげている、と思っていたわけ。彼のはげ頭をそんなに強調するのはなんだかおかしい・・・と思って気がついた次第。文章の中だったら判断できるけど、似ているから単語だけだったらたらどっちがどっちだか分からなくなっちゃう~。
辞書を見たらboldには「太字の」とか「(色や模様が)くっきりした」という意味もあるみたい。そういえば太字のことをボールドっていうのは見聞きしたことある。洗濯洗剤にもこんな名前のものがあるけど、あれってもしかしてboldのこと?
日ごろ目にしている多くの横文字、意味を知らないのに何の疑問も持たないってところが問題だわね。
The New Kid at School #1 (Dragon Slayers' Academy) 情報 作者:Kate Mcmullan ジャンル:ファンタジー 種類:ペーパーバック、児童書 YL:3.8 ページ数:91ページ 語数:10055 お気に入り度:☆☆☆☆ |
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Bill Basso | |
Grosset & Dunlap |
ストーリー
13人兄弟の3番目、11歳のWiglaf of Pinwick。他の兄弟たちと違って気弱なWiglafだったが、彼は日ごろから英雄になりたいと思っていた。そして見つけたのがDragon Slayers' Academyの生徒募集の張り紙。
Dragonを退治できれば英雄になれると思ったWiglafはDragon Slayers' Academyに入学することに。ブタのDaisyを連れて学校へと向かうその途中、おかしな魔法使いに出会う。
感想
何もかもが適当で笑えます。Wigalafの両親も、途中で出会った魔法使いも超適当、Dragon Slayers' Academy自体もかなりあやしい学校で、校長は単にお宝がほしいだけみたい。新入生のWiglafにいきなりDragon退治にいかせるほど。虫も殺せないほど気弱なWiglafなのに英雄になりたいと思っているのは、家にやってきたある吟遊詩人に君は英雄になるために生まれてきた、みたいなことを言われて、それを信じ込んじゃったから。コミカルで肩の力を抜いて読めるところがいいです。
BIG FAT CAT AND THE MAGIC PIE SHOP ビッグ・ファット・キャットとマジック・パイ・ショップ (BFC BOOKS) 情報 作者: Takahiko Mukoyama ジャンル:その他 種類:和書 YL:3.5 ページ数:本文54/94ページ 語数:8316語 お気に入り度:☆☆☆☆☆ |
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向山 貴彦,たかしま てつを,スタジオエトセトラ | |
幻冬舎 |
ストーリー
何ヶ月か経ち、EdはGhost AvenueでMagic Pie Shopを開いていた。捨てられていたトレーラーを改造して作った小さな店。ホームレスの仲間たちに手伝ってもらって、何かと忙しくしていた。その噂を聞きつけたテレビが取材に来るまでになったのだが・・・。
感想
以前にもEdの邪魔をしたZombi Pieを経営しているJeremy Lightfoot Jr.とその父親が登場します。Jeremyの意外な立場も明らかになります。Ghost Avenueで細々とやっているEdをなぜそんなに目の敵にして挑発するのでしょうか?Edに新たな挑戦が待ち受けているようです。
今回は会話が多く、後半の解説はしゃべる時の決まり文句について。「言葉選び」や単語のイメージについての話は、なるほど同感です、という思いで読みました。
Big Fat Cat AND THE GHOST AVENUE (BFC BOOKS) 情報 作者: Takahiko Mukoyama ジャンル:その他 種類:和書 YL:3.0 ページ数:本文47/94ページ 語数:3929語 お気に入り度:☆☆☆☆☆ |
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たかしま てつを | |
幻冬舎 |
ストーリー
またしても不運に見舞われたEd。もう望みはなくなってしまった・・・。
いなくなったcatを探しに出かけたEdだったが、疲れと寒さで倒れこんでしまう。そこはGhost Avenueといわれるところ。ホームレスの老人Willyに助けられたEdはかつて映画館だった建物で他のホームレスたちと一夜を過ごすことになった。
感想
図書館本です。前の2作よりちょっとレベルが上がっている感じです。この先また何か起こりそうな気配。一度すべてを失っているEdなのにまたしても・・・かわいそうなEd。前回にもまして相当まいっている様子。でも大切な出会いがあったようです。希望の光だといいのですが。そんなEdに対し、何も考えてなさそうな、デブネコのキャラクターがかなり効いてます。
後半の解説は前回まで読む時間がないまま返却していたのですが、今回は読んでみました。結構面白い。多読の基本でもある「飛ばして読む」ということを中心に書かれてありました。
前回までと文章の印象が違うなと思ったのは、本格的な小説になっているからということのようです。本格的な小説になると文に飾りが多くなるので、そういう本筋に関係のない飾りは飛ばして読んでも十分に話を楽しめる。物語の「動力源」になっている文章は意外と少ないのだよ、ということでした。
なるほど、飾りがあるなしでは、こんなに違うものかと思いました。雰囲気や味わいが全然違います。物語の味わいというのは、こういう飾り部分の言葉の使い方や表現方法にあるのかもと思いました。確かに飾りがなくても話は十分に分かります。でも最近「話を理解できればよし」から「表現や物語を味わいたい」(←今のレベルじゃおこがましい。目標ね。)という欲が出て来てるので、そうなるには飾り部分の感覚に訴えてくるような表現を理解できるようになることが必要なのだなと思いました。もちろん楽しむために適度に「飛ばして読む」ことも忘れてはいませんけどね。
Badger's Parting Gifts 情報 作者:Susan Varley ジャンル:動物 種類:ペーパーバック、絵本 YL:3.0 ページ数:23ページ 語数:835語 お気に入り度:☆☆☆☆ |
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Picture Lions |
物知りで頼りになり、他の動物からも信頼されてるBadger。でもかなりのお年寄りで、Badgerは自分がもうそんなに長く生きられないことを知っていました。
そしてある朝、Badgerは短い手紙を残して亡くなっていたのです。悲しみを隠しきれない動物たち。冬が来て、春が近づいたころ、未だ悲しみが癒えない動物たちはお互いにBadgerが生きていたころの話をし・・・。
感想
大切な人をの死を受け入れ、それを乗り越えていく動物たちのお話。動物たちは長いこと悲しみを隠しきれず、どうしたらいいのか分かりません。短い手紙だけというのも悲しいのかも。しかし、思い出してみるとBadgerとの思い出はそれぞれにとってかけがえのないものでした。Badgerの残してくれたものは手紙だけではなかったのですね。大人が読んでもいい絵本です。
Sleepovers 情報 作者:Jacqueline Wilson ジャンル: 種類:ペーパーバック、児童書 YL:3.4 ページ数:ページ 語数:14000語 お気に入り度:☆☆☆☆ |
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Nick Sharratt | |
Corgi |
新しい学校に転校してきたDaisy。友達になったAmy、Bella、Chloe、Emily、そしてDaisyの頭文字がそろっているのでAlphabet Girlsと呼ぶことにした。でもひとつ問題は、なぜかChloeだけはDaisyにつらく当たるのだ。
それぞれの誕生日に友達を招いてお泊まり会をするAlphabet Girls。ところがDaisyはみんなを家に呼びたくなかった。Daisyの姉のLillyが障害を持っていて、歩くことも話すこともできないのだ。みんながどう思うか不安。特に意地悪なChloeは招きたくないDaisyだが・・・。
感想
姉のLillyを紹介した時の友達の反応が気になってしまうDaisy。Lillyは重度の障害を持っているため、買い物に行ってもレジャーに行ってもゆっくり楽しむところではありません。大変そうです。Daisyもいらいらがたまるのでしょう。時折、Lillyに対して自分が意地悪になってしまうこととChloeに意地悪されたこととを重ね合わせるDaisy。Lillyが自分の事を嫌いなのでは・・・と不安になったり。でもLillyを守りたいという愛情もある。Lillyと一緒に寝て話をするところが印象的。とても素直な子です。
ChloeはなんでそんなにDaisyに意地悪をするのか、何か理由があるのかと思ってたのですが、結局ただ単に性格が悪いだけ?そういう子とは無理につき合わなくてもいいんだよ、ということでしょう。きれいごとばかり並べ立てないところがよかったですね。
You Wouldn't Want to Be a Pyramid Builder: A Hazardous Job You'd Rather Not Have (You Wouldn't Want to...) 情報 作者:Jacqueline Morley 絵:David Antram ジャンル:歴史 種類:ペーパーバック、絵本 YL:3.5 ページ数:29ページ 語数:2114語 お気に入り度:☆☆☆☆ |
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Franklin Watts |
内容
あなたがもし、古代エジプトの住民で、ピラミッドの建設に携わることになったら・・・。という設定で古代エジプト住民の生活、ピラミッド建設についてコミカルに解説。
感想
You Wouldn't Want to...というシリーズ。
もし古代エジプトの庶民だったら、だいたいは貧しい生活で、まず8ヶ月間ぐらい畑仕事に駆り出されます。年貢のようなものもあったようです。お金はまだなかったんですね。物納でなければ、またしても労働・・・。ピラミッド建設という一大プロジェクト。4000人もの人々が20年もかけて作ったそうな。車輪がまだ発明されていなかったから大変。ソリに大きなブロックを乗せて大勢で引っ張って運び上げるのだ。どこをとってもトホホな重労働。でもこれだけの人々を長年自分の墓をつくることに従事させららるファラオってすごい。よほど力があったんでしょうね。ピラミッドはファラオのお墓。ミイラを作る仕事についての記述もありました。イラストがすごく面白くて分かりやすいです。
エジプトに関する話というより、ミイラが出てくる話はいくつか読みました。思い出しただけ下に挙げました。How to Prepare a Mummyはミイラの作り方の説明。興味深いけど、具合悪い。
How to Prepare a Mummy(続・イギリスの教科書で楽しく英語を学ぶ[理科・社会編](08/4/7)の中でで読みました。)
Mummies in the Morning(MTH#3) (08/2/1)
The Missing Mummy(A to Z Mysteries)(10/5/17)
このYou Wouldn't Want to...のシリーズにもミイラに関する本があるみたいです。
You Wouldn't Want to Be an Egyptian Mummy!: Disgusting Things You'd Rather Not Know (You Wouldn't Want to...) | |
David Antram | |
Franklin Watts |
The Picture of Dorian Gray: Elementary Level (Macmillan Readers) 情報 作者:Oscar Wilde ジャンル:古典 ヒューマン 種類:ペーパーバック GR YL:3.0 ページ数:60ページ 語数:12953語 お気に入り度:☆☆☆☆☆ |
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Macmillan Education | |
ストーリー
ブロンドの髪、青い瞳をもった美しい青年Dorian Gray。パーティーでDorianに出会った芸術家のBasil Hallwardは彼の肖像画を描いていた。その肖像画は人には見せたくないほど素晴らしい出来に仕上がり、Basiは作品をDorianに譲ることにした。
しかし、問題はBasilの友人Lord Henry Watton(Harry)にDorianを会わせてしまったことだ。Harryの存在は、若く純粋なDorianに悪い影響を与えることは分かっていた。
案の定、Harryは若く美しいうちに、悪いこともいいことも、やりたいことはなんでもやって、人生を楽しむべきだ、などと会うたびにDorianに説いた。若いDorianはHarryの考えに影響され、Londonの街中を遊びまわるようになり、いつしか冷徹な心を持つようになってしまった。
そんなある夜、自分の肖像画が変化していることに気が付き、Dorianは驚いた。若く美しいDorianの肖像画ではなくなっていたのだ。
Basilから肖像画を譲り受けたとき、肖像画が自分の代わりに年をとってくれたら、と願ったことが現実となったのだ。
感想
オスカー・ワイルドの「ドリアン・グレイの肖像」の簡約版。Dorianの行く末が気になって、思わず一気読みするくらい面白かったです。肖像画がこういう役割で使われているのは意外で面白かったです。
とにかく同性から見ても魅力的でかなりの美貌を持ったDorian Gray。Harryの話に影響されて、その美貌と若さに執着し、恋愛で思い通りにならないとなると、冷酷で、自分勝手で、醜い心を持った人間になっていきます。どこまで堕ちていくのかDorian Gray・・・ああ、奈落の底まで・・・というくらいひどい。
Harryは何がしたかったのでしょうか?Dorianの美貌や境遇に惹かれるのはわかりますが・・・。この本ではthe evil thingという言葉以外に特に悪いことを言っている風には思えず。若いうちにやりたいことは何でもやれ、というのは、良いほうにも悪いほうにも聞こえますし。悪意があったのかなかったのか、単に面白がっているだけなのか、いまいち掴めませんでした。実際、どんな言葉でDorianをそそのかしたのか、何を教えたのか、原作を読んでみないことには分かりませんね。Dorianにとっては悪魔のささやきだった?
肖像画については自分の代わりに年をとっているというより、彼の内面の醜さを表しているのは明らか。彼もそのことはおそらく分かっていたはずですが・・・救いようがないですね。状況もDorianに都合のいいほうに転がり、誰も彼を止める人がいなかったのはDorianにとっては不幸だったかも。問題作って感じです。
同じように主人公が悪事を働く話、Crime and Punishment(PGR6)(09/10/23)よりは面白かったかな。Crime and Punishmentは、じめっとした雰囲気で悲壮感漂うのですが、Dorianは裕福な貴族でいまいち同情の余地がないし、肖像画の不思議さも手伝って、とことん堕ちて痛い目にあえばいいのさ、というスパッとした気分で読めました。
情報 作者:Roald Dahl ジャンル:コメディ 種類:ペーパーバック、児童書 YL:3.5 ページ数:81ページ 語数:9145語 お気に入り度:☆☆☆ Puffin このアイテムの詳細を見る |
ストーリー
ニワトリやアヒル、七面鳥などを育てている金持ちで意地悪な3人の農夫がいた。妻と4人の子供を持つMr. Foxは暗くなると彼らも農場へ出かけていき、鶏などの家畜を盗んで生活していた。
いつも盗まれてばかりでMr. Foxをなかなか捕まえることができないでいた3人はある作戦を立てた。巣穴のそばで銃を持って待ち伏せ・・・。しかしそれをしくじると、今度は巣穴をショベルで掘り始めた。しかしFoxたちは穴掘り名人、追いつかないと思った3人はショベルカーを持ち出し、丘を削り出したのだ。徐々にムキになってエスカレート。そのころ土の下では・・・。
感想
家畜を盗むキツネが悪者じゃなく、意地悪な人間が悪者です。キツネと人間の知恵比べという感じ。かなりムキになって穴を掘りまくる人間3人。やはり知恵がないかも・・・。それに対し初めこそは外に出られず、飢えていたキツネたちですが、妻と子供たちを守らなければと思ったMr. Foxはある行動に出ます。キツネって本当に穴を掘るのがうまいのかなぁ、知らないけど。キツネだけじゃなく、他にもいろんな動物が出てきます。人間と動物が対照的なのが面白い。
情報 作者:Roald Dahl ジャンル:コメディ 種類:ペーパバック、児童書 YL:3.5 ページ数:89ページ 語数:11610語 お気に入り度:☆☆☆☆ Puffin このアイテムの詳細を見る |
Georgeにはおばあちゃんがいた。でも両親が出かけ、Georgeと二人きりになると、とたんに気難しく、人使いも荒く、口うるさいおばあちゃんになってしまう。
そこでGeorgeは考えた。それを治す強力な薬を作ろう!とりあえず、家にある物なんでも、シャンプー、洗剤、ワックス、犬の蚤取り薬、馬や牛や豚用の薬、エンジンオイル・・・などなど目につくありとあらゆるものを鍋に入れ、ぐつぐつと煮て・・・。George's Marvelous Medicineの出来上がり!さっそくおばあちゃんに飲ませてみると・・・。
感想
なんだかおかしくて仕方がない。おなじみのQuentin Blakeのイラストも面白いし。
とりあえず何か理由をつけては妙なものを鍋にぶち込み続けるGeorge。
Half a pint of ENGINE OIL-to keep Grandma's engine going smoothly.といった具合に。鍋に入れているものが、時折何なのか分からないことがあるのですが・・・とにかく口に入れるようなものではないことは確か。
でもGeorgeに特に悪気があるわけではなく、おばあちゃんの機嫌(性格)を治すため、良かれと思ってまじめにやっています。さらに、父親が出てきて、状況をひっかきまわし・・・。薬を飲まされたおばあちゃんの運命は・・・。
Charlie and the Chocolate Factoryのようなちょっと無茶でおバカな感じの展開が面白いです。