あんず☆のペーパーバックはお宝箱

英語多読始めました&英語多読始めましょ♪
~めざせ!1000万語!~

あんず☆からのお知らせ

★現在の登録洋書数600冊以上(9/4)★語数1200万語(2011で終了)★お断り・当ブログや英語学習に関係のないコメントやトラックバックなどは削除させていただきます。なにとぞご了承ください。

There's A Boy in the Girl's Bathroom

2011年11月06日 | ★YL4
There's A Boy in the Girl's Bathroom

情報
作者:Louis Sachar
ジャンル:ヒューマン
種類:ペーパーバック 児童書
YL:4.0
ページ数:195ページ
語数:35483

お気に入り度:☆☆☆☆☆
 
Yearling

ストーリー
Bradly Chalkersは小学5年生。でも留年しているのでクラスのみんなより一つ年上。そしてクラスの問題児。ひねくれ者で嫌われ者なのだ。
ある日、クラスに転校生がやってきた。ワシントンDCからやって来たJeff FishkinBradlyに気さくに話しかけてくるJeffに対し、Bradlyは"Give me a dollar or I'll spit on you"と暴言を吐く始末。
問題行動が多いBradlyに担任のMrs Ebbelももてあまし気味だ。そんな彼に今度新しくやってきたスクールカウンセラーCarla Davisのもとにか通ってみては、と提案する。

感想
乱暴な言動が多く嘘つきなBradly。でも実はとても繊細で臆病、誰にも心を開くことなく部屋で密かに人形たちと話をするところはなんだか痛々しいような気がしました。強がりなので言うことは乱暴なんですけど気持ちは正反対だったりして、"Give me a dollar or I'll spit on you"なんていうのも過剰防衛に近いのでは。内心はほめられたい、いい子になりたいと思っています。そういう複雑で鬱屈したBradlyの心理や、些細なことがきっかけで急変する微妙な友達関係などがかなり上手く描写されていると思います。面白くて感動的です。

スクールカウンセラーCarlaとの二人の会話が興味深いです。彼女との交流がBradlyに心の変化をもたらします。こうしてみたら?というアドバイスがあるわけではないのですが、徐々にBradlyの心が癒されていくのが感じられます。自己肯定感が満たされていくみたいな感じかな。行きつ戻りつな感じだけどいつの間にか変化しています。子供に何かあると、大人はなんでそうなったの?そういう時はこうしなさいよ、みたいなことを言いがちです。でも子供はそういうことを求めてないのかもしれません。寄り添って話を聞いてくれることが一番大事なのかも。

Jeffの言葉も印象に残っています。Helloと言われたらHelloと、Hiと言われたらHiと返してしまう。・・・こだまでしょうか?いいえ(笑)。いつでもちょっとした心がけが良い方向へと向かわせてくれるものですね。なんでもない出来事がきっかけで事態が大きく変化しいきます。そんなことあるあると思いつつ、人間の気持ちって不思議です。
英語もとても簡単で、語数は多少多いですが、Marvin Redpostシリーズくらいかそれより読みやすいのではと思うくらいです。


Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

The Worst Witch to the Rescue(The Worst Witch#6)

2011年06月23日 | ★YL4
The Worst Witch to the Rescue
情報
作者: Jill Murphy
ジャンル:ファンタジー
種類:ペーパーバック、児童書
YL:4.5
ページ数:172ページ
語数:14300
お気に入り度:☆☆☆
Jill Murphy
Puffin

ストーリー
休暇中に素晴らしい発見をしたMildred。動物に言葉を話させる魔法をあみ出したのだ。新学期、Mildredは学校でこのことを発表するのを楽しみにしていた
通学途中、その魔法の事をいつもとは違い、とても親切なEthelに得意げに話して聞かせたMildred
さらに今学期からの新任の先生はとてもいい先生で、みんなの前で褒められるし、最高のスタートを切った様子のMildredだったのだが・・・。

感想
Mildredの周囲でそんなに物事がうまく運ぶわけがなく・・・。あれ、Ethel心を入れ替えた?と一瞬思ったけど・・・Ethelが優しいはずがない。それじゃ、面白くないもんね~。いつものパターンで軽くだまされてしまうMildred。前半が絶好調だっただけにその反動でか、後半さんざんな目に・・・。
でもMildredが考え付いたという魔法は事実。本当は優秀なのかMildred・・・。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

The Worst Witch Saves the Day(The Worst Witch #5)

2011年01月21日 | ★YL4
The Worst Witch Saves the Day
情報
作者: Jill Murphy
ジャンル:ファンタジー
種類:ペーパーバック、児童書
YL:4.5
ページ数:156ページ
語数:14300
お気に入り度:☆☆☆☆
Puffin

ストーリー
魔女学校Miss Cackle's Academy for Witchesに通うMildred Hubbleも3年生になった。そして今年から新しい先生が赴任することに。紹介されたMiss Graniteというその先生はもじゃもじゃの髪と服の襟を高く上げているせいで顔がよく見えず、妙に高い声でしゃべる。とても変な先生だった。
一方、部屋にもどったMildredは髪をとかそうと親友のMaudのmagic brushを借りたのだが、長い髪が絡まってどうにもほつれなくなってしまったのだ。そこへやってきた意地悪学級委員長のEthel HallowMildredの髪をばっさり。大切な髪を切られてショックを受けたMildredは魔法の薬で髪を戻せるのではと考えたが、そんな薬は難しくて作れるはずもない。
そこへ、またまた口を出してくるEthel。作るのを手伝ってくれるというのだが、できた薬でMildredの髪は大変なことに・・・。

感想
シリーズ5作目。
時折難しい単語が出てくるシリーズだなって思っていたのですが、大人向けの本をずいぶん読んだせいか、そういう単語も児童書ではやや難しめかもしれないけれども、一般書では普通に出てくる単語なんだな、というのが分かってきました。#2~#4までは結構読みにくいなって思ったのですが、ここへきてそうでもなくなってきました。文章の長さも気にならないし。よい傾向です。
なんだかお人よしなMildred。Ethelの助けを借りちゃあいかんでしょう。#1のエピソードのことが出て来たのですが、すっかり話の内容を忘れてしまっていました。一部
、そうだったっけ状態でしたね。判断やチョイスがちょっとおかしいMildredですが、ダメなりに結構活しています。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

A Study in Scarlet(Black Cat Reading and Training 4)

2010年08月04日 | ★YL4
情報
作者:Sir Arthur Conan Doyle
ジャンル:ミステリー 古典
種類:ペーパーバック、GR
YL:4.5
ページ数:106ページ
語数:9000語
お気に入り度:☆☆☆☆

ストーリー
アフガニスタンで軍医を務め、負傷してロンドンに帰ってきたDr Watson。知人の紹介でSherlock Holmesという男と同居することになった。一緒に住むうち、Holmesは恐ろしく観察眼の鋭い、優秀な探偵だということが判明。
そんな彼のもとに、刑事のGregsonから一通の手紙が届く。空き家でアメリカ人のEnoch Drebberという男が殺されているのが見つかったというのだ。外傷はなく、彼の死には謎があるという。
早速現場を訪れたHolmesとWatson。現場で見つかったのは、女性の結婚指輪と、壁に赤で書かれたRACHE(ドイツ語で復讐)という文字・・・。

感想
おなじみの名コンビSherlock HolemsDr Watsonの出会いと最初の事件。簡約版。
驚くべき分析能力の持ち主、Sherlock Homes。Dr Watsonに会うなり、彼がアフガニスタン帰りであることをさらりと言い当ててしまいます。かっこいいね。捜査も抜かりない。自分の足で手掛かりを探しまわるタイプじゃないのかも。自分の推理から、あの辺りがあやしいと思ったところを人に調べさせる、といった感じ。それが当たってる。Dr Watsonは医者として、何か知識を役立てるのかと思いきや、意外とそうでもなく。だた、Holemsの活躍を語る、という感じ。他のシリーズを読めばもうちょっと活躍しているのかしら?

Part1とPart2に分かれています。Part1は事件の捜査、Part2は20年前のアメリカに舞台が変わります。犯人の動機がそこにあるからなんですが。意外なところに通じていましたね。
audio DCがとてもよくできています。単なる朗読じゃなく、複数の人が分担して読んでるようです。女性のセリフはちゃんと女性が担当しているようです。Holmesの声はそれっぽくて、特に良かったです。カラーの挿絵も豊富でチャプターごとにActivityがあります。

Amazonなどでは取り扱っていないシリーズです。Nellie's English Booksで購入しました。ちょっとお値段張るけど、音源の質がいいので何度も繰り返して聞く人には特にいいかも。Black Catシリーズは多聴多読ステーションで立ち読み・試聴できます。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

David Copperfield(Oxford Bookworms Library 5)

2010年07月07日 | ★YL4
David Copperfield (Oxford Bookworms Library Classics)
情報
作者:Charles Dickens
ジャンル:古典 ヒューマン
種類:ペーパーバック、GR
YL:4.5
ページ数:88ページ
語数:24770語
お気に入り度:☆☆☆☆☆
Tricia Hedge
Oxford Univ Pr (Sd)

ストーリー
生まれる前に父親を亡くしていたDavid Copperfieldだが美しく若い母親と、心やさしい使用人のPeggottyに育てられ、幸せに暮らしていた。ところが、Davidが8歳のとき、母親がMr.Edward Murdstoneという意地悪な男と結婚、おまけに彼の姉までもが一緒に住むことになった。母親は彼らのいいなりで、勉強ができないとDavidMr.Murdstoneに棒でたたかれ、何日も部屋に閉じ込められた
しかし、寄宿学校に通わされることになり、継父からは解放された。学校には恐ろしい校長がいたものの、楽しい友達もできた。
が、またもやDavidを不幸が襲った。母親が亡くなったのだ。10歳で孤児となってしまったDavid。邪魔者扱いされ、働きに出ることになってしまった

感想
Dickensの自伝的小説と言われている作品の簡約版。どのあたりが自伝的なのかは、最後のほうのAbout the Aurtherに説明があります。
あまり恵まれなかった子供時代から、青年になってからのさまざまな出来事。結構事件がいろいろと起こるので飽きないと思います。注目しどころがいいっぱいある話だと思いました。中心はDavidの波乱万丈の人生ですが、周囲の個性的な人物たちが思わぬ動きをしてくれるのが面白かったです。人とのつながりとか、因縁とか、摩訶不思議。周囲の人々の悲喜こもごもにも注目です。

後半、りっぱな青年になり、恋をしたDavidの天にも昇るような気持ちとか情熱が簡単な英語ながら、うまく表現されていると思いました。悲しいシーンはちょとあっさりな感じがしてしまいましたけど。

登場人物が20人以上と多いです。登場人物リストがあるし、みんな個性派なので混同することはないと思いますが、最初のほうに出てきた人物が後で再登場したり、多くの人物が、最後のほうまで話に絡んでくるので注意。登場人物リストにない名前はその場だけで忘れてもいいと思います。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Mates, Dates and Inflatable Bras

2010年06月28日 | ★YL4
Mates, Dates and Inflatable Bras: Bk. 1 (Mates Dates)
情報
作者:Cathy Hopkins
ジャンル:恋愛 友情
種類:ペーパーバック、児童書
YL:4.5
ページ数:143ページ
語数:27361語
お気に入り度:☆☆☆☆
Piccadilly Press Ltd

ストーリー
Lucy 14際にはIzzieという親友がいる。ところがIzzieは最近転校してきたNestaと仲良しに。今ではIzzieとの関係もなんだか不確か。IzzieNestaは大人っぽくて16歳くらいに見えるのに、Lucyは背も低くてせいぜい12歳くらいにしか見えないとうのもコンプレックス。
そんな折、担任の先生から課題が出された。
What makes me 'me'?・・・
これには困ったLucy。将来の目標さえはっきりしていない。Izzieは歌手、Nestaはモデルになりたいというはっきりとした希望があるのに・・・。
Izzieとの関係もいよいよぎくしゃくしてきたある日、Lucyは通りでかっこいい男の子を見かけ、一目ぼれ。St Michael'schoolの生徒らしいのだが・・・。

感想
恋と友情に悩む14歳の女の子の話。IzzieとNestaが仲良くなり、なんだか疎外感を感じてしまうLucy。友人たちと比べて自分は・・・という悩み。確かにそうだよねぇ、とLucyに共感できるところも結構ありました。気心が知れているならともかく、私も3人は苦手なので、Two's company,three's crowd.には確かにそうかも、と思いました。でも果たして本当にそうなのか?
街で見かけたかっこいい男の子の正体がわかって、これで終わりか・・・と思いきやというところも面白かったです。その後どうなるのかな。

今回の抜粋
Help.I'm usually good at essays and stuff.But this time I haven't a clue. I don't know who I am.Or what makes me 'me'.
 Or what I'm going to do when I grow up.
 Or where I fit.

What makes me 'me'?普段から自分の事をよく考えてないと、急に言われても言葉に詰まります。私も14歳ぐらいのころは将来のことなど何も考えてなかったような・・・。目標も低かったし。今は目標だけは高い。毎日のろのろだけど・・・
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

The School Story

2010年06月07日 | ★YL4
The School Story

作者:Andrew Clements
ジャンル:ヒューマン
種類:ペーパーバック 児童書
YL:4.5
ページ数:196ページ
語数:31095語
お気に入り度:☆☆☆☆☆
Atheneum

ストーリー
出版社に勤める母親の影響で小説を書こうと思い立ったNatalie、12歳。書いた小説を親友のZoeに読んでもらったところ、素晴らしい出来だから絶対に出版すべきだという。
でもどうやって?
Natalieの母親の出版社では毎日送られてくる原稿が出版されないまま山のように積み重なっているのだ。無名の作家で、ましてや子供が書いたものなど取り合ってくれるはずもない。しかし、読んでもらえれば絶対に出版できると確信しているZoeは考えた。・・・ペンネームを使うのだZoeNatalieエージェントになり、正体を隠して、出版社に原稿を送って読んでもらうのだ。果たして・・・。

感想
知恵と情熱と友情の話です。
The School Storyというタイトルから、学校内で本を作るような規模かと思いきや、本気で本を出版しようというもの。どうせ出版するなら母親が働いているShipley Junior Booksでと考えるのですが、書いたのはNatalieだということは絶対に秘密です。やはり私情が入ったら公平で正しい判断ができないから。
それはそれはいろいろな困難がありますが、Zoeがすごいんですかなりのやり手。ずば抜けた行動力とアイディア、自分の役割をちゃんと理解している様子。たとえ相手が大人でも関係なし、堂々たるものです。度々弱気になるNatalieを叱咤激励。自分の信じる道を突き進みます。将来が楽しみな小学生。
Natalieも天才。Natalieが書いたというストーリーが途中、少しだけ載っているのですが、確かに、ほほーっという感じです。読んだ人、誰もが絶賛するだけのことはあります。1、2ページだけなのに話に引き込まれる!それはこのストーリーにNatalieのある思いが込められているからなんですね。
親と子供、先生と生徒という関係にも注目です。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

The Invention of Hugo Cabret

2010年06月02日 | ★YL4
The Invention of Hugo Cabret: A Novel in Words and Pictures

作者:Brain Selznick
ジャンル:その他  ミステリー
種類:ハードカバー 絵本 
YL:4.0
ページ数:525ページ
語数:24820語
お気に入り度:☆☆☆☆
 
Scholastic

ストーリー
1931年パリのとある駅
父親を亡くしたHugo Cabret、12歳。おじに引き取られて駅の時計の点検、管理をする仕事を手伝いながら生活することになった。しかし、ある日突然おじが失踪。ほとんどのところは盗みで生活していたが、不審がられるのを嫌い時計の点検の仕事は続けていた。
そんなHugoの宝物は彼の父親が書いた一冊のノート。時計技師だった父親が、働いていた博物館で見つけたペンを持ったからくり人形。その人形の仕組みなどが詳細に書かれてあるノートだ。すでに動かなくなったからくり人形を父親の遺志をついでなんとしても修理をして人形の謎を解きたい。それに父親のメッセージが込められているかもしれないのだ。
修理するためには、ノートのほかに部品が必要だ。駅のおもちゃ屋で部品を失敬したいHugo。店の主人のすきを見て近づくものの、捕まってしまい、大事なノートを取られてしまう

感想
Caldecott Medal Book。Brain SelznickAndrew Clementsの本のイラストを描いている人です。たまたまThe School Story(まだ記事は書いてません)というClementsの本を同時に読んでいたので気がついたのですが、じゃなかったら気がつかなかったかも。他に読んだClementsの本はFrindle(10/3/29)
この本どういうジャンルにしたらいいのかちょっと迷いました。推理物やなぞ解きではないと思うのですが、が多いです。徐々に謎が明らかになっていきますが、新しい謎もどんどん出てくる感じです。Hugoはおもちゃなどすぐ修理しちゃうくらい器用なんですが、いかんせん手くせが悪くて・・・。ほしいものはとりあえず盗んじゃう。そっちのほうで器用さを発揮するしかないのはかわいそうだけど・・・。このままだとスリのプロにでもなってしまいそうです。からくり人形の謎もさることながら、ほったらかしのHugoのことも何とかなればと気にしながら読んでいました。更生の道は・・・どうでしょう。
読み出だしたときは全く知りませんでしたが、事実に基づいている所もあるんですねぇ

全ページのうち284ページほどがBrain Selznickが描いたイラストです。いったい全部描くのにどれくらい時間がかかったのだろうか、という分量です。鉛筆描き?すごいです
絵のみで語るシーンが数ページ、文章で語るシーンが数ページ、を繰り返します。一見イラストが多いように感じますが、語数も2万語以上あるので、結構読み応えあります。イラストだけのページをめくっていくのは楽しかったです。こういう形式の本を書こうと思ったら、これだけの枚数のイラストはやはり絶対に必要だなと感じました。めくるたびに、徐々に手元のアップになっていくようなところとか、同じように人の顔や瞳に近づいていくようなところは、映画のワンシーンを切り取ったようです。って映画化されるようです。映画もこのイラストに忠実だったらいいなって思いました。

心に残る表現
If you lose your purpose...it's like your broken. 

表紙はカラフルですが、背表紙と裏表紙はこんな感じのHugoの顔のイラストです。中身もほとんどこういう白黒のイラストです。裏返して置いておくとドキッとしますよ。500ページ以上あるからぶ厚い。
Comments (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Evenig Class(Penguin Readers 4)

2010年04月14日 | ★YL4
情報
作者:Maeve Binchy
ジャンル:ヒューマン
種類:ペーパーバック、GR
YL:4.0
ページ数:69ページ
語数:18000語
お気に入り度:☆☆☆☆

Penguin
このアイテムの詳細を見る

ストーリー
Ireland、Dublin。家庭では家族との間に距離を感じている教師のAidan Dunne。仕事では真面目にやってきた彼、時期校長に就任できるかもという淡い期待を抱いていた。
ところが次の校長に選出されたのは彼ではなく人気者Tony O'Brien。落胆したAidanだったが、代わりにevening classを開くことになった。内容は一般向けのイタリア語講座だ。
一方、結婚してしまった愛する人Marioを追ってイタリアへ行き、Sicilyに26年もとどまり続けたNora O'Donaghue(Signora)。Marioの死をきっかけに再びIrelandへ戻った彼女だったが何の当てもない。そこへイタリア語の講師をしてみないかというAidan Dunneの依頼を受け、二人はイタリア語講座を開講する。

感想
同名小説の簡約版。
メインは7人といった感じですが、全体として、総勢20人以上の登場人物が織りなす群像劇です。イタリア語講座に集まるワケありな人々。それぞれのストーリーがバラバラのようで実はあちらこちらでつながっていて、不思議な縁があります。世の中って狭いねーという意外なつながりが特に面白かったです。
いろいろな理由でイタリア語を学ぶ人々。Signoraの力量もあって真面目に学び、力をつけていく生徒たち、目標や自信を得て、少しずつ変化していきます。
それにしてもSignoraはもったいない、特に何も書かれてはいませんが、Marioの愛人なの?一緒になれる見込みもなかっただろうに、Marioの奥さんとその子供たちの成長を見守る26年ってなんだったのでしょうか?生徒を引き付けて、やる気にさせるような能力があるだけにもったいない気がしました。
人生の負け組といった感じの人たちや、長年我慢に我慢を重ねてきた人たち、この人たちの問題は解決するのだろうか?果たして幸せは訪れるのだろうか?といったところですね。

彼らの問題がすべてすっきり解決していくわけではありませんが、読んでいくと、この話がどこへ収束していくのかすごく気になります。やや物足りないところもあって、ちゃんと原作を読んでみたい気がしました。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Frindle

2010年03月29日 | ★YL4
情報
作者:Andrew Clements
ジャンル:ヒューマン
種類:ペーパーバック、児童書
YL:4.8
ページ数:105ページ
語数:15596語
お気に入り度:☆☆☆☆☆

Aladdin
このアイテムの詳細を見る

ストーリー
辞書大好き、とても厳格なMrs. Grangerの授業で余計な質問をしたため、レポートの発表をさせられることになってしまったNick Allen
その過程で疑問に思ったのは、どうしてイヌのことをイヌというのか、ということだった。誰がイヌをイヌと言うことにしたのだろうか?
このことがきっかけでNickpenのことをfrindleと呼ぶことに決め、友人に広めだした。当然Mrs. Grangerは反対した。frindle使用禁止令。しかし新しい言葉frindleはどんどん広まっていき・・・。

感想
こんなに心打たれれる話だとは思いませんでした。ラストはなんだかうるうるでした
penをfrindleということに決めてから、Nickは絶対にpenをpenとは言わないんです。一度でもfrindleと言ったら罰を科せられるのですが、それでも絶対に屈せず、静かに抵抗、熾烈な戦いです。でもNickは特に悪いことはしていないんですよね。Nick、将来大物になりそう。対してMrs. Grangerも折れません。こんな先生いましたよねぇ。
frindleという言葉はやがて作り手のNickを離れて、どんどん広まっていき、大きな問題になってしまいます。frindleの運命は?NickとMrs. Grangerの対決の行方は・・・。

今回の抜粋
I still don't really get the idea of why words all mean different things. Like, who says that d-o-g means the thing that goes 'woof' and wags its tail? Who says so?

確かに。

Comments (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Baby

2009年11月01日 | ★YL4
Baby

Yearling

このアイテムの詳細を見る

情報
作者: Patricia MacLachlan
ジャンル:ヒューマン    
種類:ペーパーバック 児童書
YL:4.5

ページ数:132ページ
語数:17441語
おすすめ度:

ストーリー
夏の終わり。観光客が去り、静まり返った島に、手紙とともに置き去りにされていたSophie
“This is Sophie. She is almost a year old and she is good.I cannot take care of her now, but I know she will be safe with you.~(中略)I  will come back for her one day. I love her.”
彼女を見つけたLarkin一家は、くしくも、半年前に生まれたばかりの子供を亡くしていた。しかし、家族はSophieを引き取り育てることにした。
いつしか歩き出し、言葉を覚えていくSophie父、母、祖母、そしてLarkinは日々成長し続けるSophieを温かく見守り、愛情を注いだ。Sophieの母親がいつか引き取りに来るとわかっていながら・・・。

感想
もしSophieが来なかったら、Larkinと彼女の家族は半年前に亡くなった子供のことに触れぬままだったのでは?と思いました。Sophieが来たからこそ、Larkinは一度も顔を見ることができなかった弟に思いを馳せ、なぜ彼に名前がないのか、考えたのでは?後半を読むと、結果、Sophieの存在は一家にいい影響を与えたことに気付きます。
邦題「潮風のおくりもの」というように、Sophieは一家にとって一生のおくりものだったようです。ラストの心温まるシーンがそう思わせてくれます

先日、図書館で「潮風のおくりもの」を見つけました。英語では理解できていない部分もあったので、今度は日本語で読むのもいいかなと思いました。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

The Ink Drinker

2009年10月12日 | ★YL4
The Ink Drinker (A Stepping Stone Book(TM))

Random House Books for Young Readers

このアイテムの詳細を見る
情報
作者:Eric Sanvoisin 絵:Martin Matje
ジャンル:ファンタジー
種類:ペーパーバック、児童書
YL:4.0
ページ数:35ページ
語数:2340語
おすすめ度:


ストーリー
本屋を営んでいる父親をもつ本嫌いの少年。ある日、父親の店で隠れて店番をしていた少年は、不審な客を目撃する。幽霊のようにふわふわと宙を浮いてきたその男は、本の間にストローをさすとアイスクリームソーダを飲むかのように吸い出したのだ。少年の気配に気づいて逃げ出した男。男が手に取っていた本を調べて見ると、中が真っ白。男はストローでインクを飲んでいたのだ!
男の後を追いかけた少年がたどり着いたのはお・・・。そこでインク瓶の形をしたモニュメントを見つけた少年は・・・。

感想
シリーズものの第一巻。不思議で不気味で思いがけず面白い。
語数は少なめなんですが、ちょっと読みにくい印象。でも、不思議な魅力で一気に読み終えたら、少年のその後が気になって、二巻目を読みたくなりました。自分だったらどんな本を飲みたいか?ということも考えてしまいました。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

The Twits

2009年10月09日 | ★YL4
The Twits

Puffin

このアイテムの詳細を見る
情報
作者:Roald Dahl
ジャンル:コメディ

種類:ペーパーバック 児童書
YL:4.0
ページ数:76ページ
語数:8107語
おすすめ度:


ストーリー
Mr.and Mrs.Twitは不潔で醜いうえ、お互い低レベルな意地悪をし合っているどうしようもない夫婦。動物に対しても容赦なく、木に接着剤を塗りつけてを捕まえては、パイに入れて食べていた。
そんな夫婦に檻の中で飼われているサルのMuggle-Wumpと彼の家族の計4匹。毎日何時間も厳しい逆立ちの訓練をさせられていた。こんな生活にうんざりしていたサルたちはある仕返しを実行することに。

感想
図書館本です。はじめはMr.TwitsとMrs.Twitsのおバカ対立だったのが、後半Twits夫婦と動物たちの対立になります。この動物たちはTwits夫婦とは対極の賢さ。愚かな夫婦は動物たちの作戦に見事に引っ掛かります。邦題が「いじわる夫婦が消えちゃった」というのだからそういうことになるんだろうな、と思いながら読んでいたのですが、そんな消え方なのね・・・頭の固い私のような大人にはところどころ理解不能なのでした・・・。そしてところどころ読みにくいかな。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Angela's Ashes(Scholastic Readers Level 3)

2009年08月12日 | ★YL4

         

情報
作者: Frank McCourt
ジャンル:ヒューマン
種類:ペーパーバック、GR
YL:4.7
ページ数:79ページ
語数:20318語
ISBN:9781905775330(CD付)
おすすめ度:5

ストーリー
1930年代、アメリカNYで生まれたFrankと弟Malachyだったが、貧困のため母親の故郷、アイルランドLimerickに家族で戻ってきた。

しかし、極貧の生活はさらに続いた。父親は子供たちにはやさしい男だったが、北アイルランド出身のため、差別されてろくに就職できずにいた。職についてもすぐにクビ。少しのお金が入ればすぐに酒代に消えた。

最悪な生活環境は幼い弟たちと妹の3人の命を次々に奪っていった。子どもたちを食べさせるため必死な母親Frankも健康を害しながらも11歳で学校に通いながら働いたりもした。

過酷な生活に耐え、悪さをしつつも、必死に生きようとするFrankと家族の記録。

感想
ピュリッツァー賞を受賞した自伝的小説の簡約版。同名映画ありです。見てないんですが。やや難しいところもあるので、映画を見てからのほうがいいかなと思います。

決して暗くない語り口、そして本人は父親のことを恨んでなさそうなのに救われます。
しかし、子供を7人も作っておきながら、たいして働きもせず、酒びたりの父親はちょっとなー、と思いました。子どもが死んでからも、相変わらずなのは理解しがたいです。

出身で差別されていたのを考慮しても、妻の立場だったら到底許せるものではないなと思いました。子供の立場だったらいつしか許せても。

プライドを重視する父親に対してなりふり構わぬ母親の必死な言動が印象的でした。

語彙も多少難しく、語数も多めなので、同じ
Scholastic Readers レベル3のものより難しく感じました。ワンランク上です。

CDの朗読はFrank McCourt氏本人によるものです。おそらく、150~/wpm。ゆっくりめではないと思いますが、それほど訛りがあるわけではなく、力強い朗読です。

そんなFrank McCourt氏ですが、先月、(2009年7月19日)に亡くなられています。ご冥福をお祈り申し上げます。

心に残る表現(48ページ)
I'm ten years old and ready for my Confirmation.The priests tell us that Confirmation means you can fight and die for the Church.More dying. I want to tell them  I've already promised to die for Ireland.
Does anyone in the  world want us to live?

うんざりげなFrank。皮肉まじりの鋭いツッコミ?
父親からもたびたび
"Stands up and promise to die for Ireland"(11ページ)
"You'll die for Ireland, won't you boys?"(13ページ)
などと言われています。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Who Moved My Cheese?

2009年07月14日 | ★YL4

情報
作者: Spencer Johnson
ジャンル:フィクション   
種類:ペーパーバック、一般書
YL:4.0~5.0
ページ数:94ページ
語数:11112語
ISBN:9780091816971
おすすめ度:

ストーリー
迷路の中に住んでいる二匹のネズミ二人の小人
彼らの食料は唯一チーズ!毎日チーズを探し求めて迷路の中を移動する彼ら。ある時、チーズを難なくゲットできる場所を見つけた。なぜだか毎日毎日そこへ行けば必ずチーズが置いてある
楽チンだ!!
しかし、ある日突然チーズがなくなったこのあと、性質性格の異なる二匹のネズミと二人の小人がとった行動は・・・

感想
こういうタイプの本は初めてです。児童書やGRばかり読んでいたので、大丈夫かなと思いましたが、何とか理解することができました。
変化を恐れず、変化にどう対応していくべきか?いろいろ書いてあるけど、言いたいことはこれに尽きると思います。
自分の目の前の変化って意外と怖いもの。読みながら、確かにそうだよねー。
分かっちゃいるんだけどねー。とずっと思っていました。
頭でっかちを思い知らされた気がしました。
前後の旧友との話が難しければ、寓話部分の「Who Moved My Cheese?:The Story」の章だけ読んでもいいと思います。

心に残る表現 1
If You Do Not Change,
You Can Became Extinct.

チーズの絵の中に書かれてある名言のなかでも
ドッキッとしたのがこれ。

心に残る表現 2
The  fear you let build up in your mind is
worse than the situation that actually exists.

チーズの中に書かれてある言葉以外になるほどと思ったのがこの言葉。変化を嫌がっている自分がいるとすれば一番の原因ははやり恐れかも。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする